因果交流電燈

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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅡ・10話「英雄切望(アルゴノゥト)」【アニメ感想】

ダンまち二期10話の感想・レビューです。ネタバレありです。

 

春姫編のクライマックスでした。

春姫が一番心配であることに変わりはありませんが、今回はとにかくベル君よりもフレイヤ・ファミリアの方が印象に残りました。

その意味で若干変則的ではありましたが、見所も多くとても面白い回だったと思います。

 

【今回のダンまち2】

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© 大森藤ノSBクリエイティブ/ダンまち2製作委員会

 

開幕早々、フレイヤ・ファミリアの強襲を受けるイシュタル。

 

一方、殺生石を破壊したベル君。

春姫をあくまで救おうとするベル君は彼女を説得します。自分たちが憧れた英雄は、娼婦云々を理由に救うことをやめないと。

 

ベル君の前に立ちふさがるフリュネ。

フリュネは春姫にレベルブーストを自分に使う様に指示します。

呪文を唱える春姫。

ニヤけるフリュネ。

しかしその呪文の対象はベル君でした。

覚悟を決めた春姫。ベル君に救いを求めます。

 

始まるベル対フリュネ。

勝負は拮抗しましたが、フリュネを一時戦線から離脱させることにベル君は成功。

しかし今度はアイシャがベルの前に立ち塞がりました。

 

そしてフリュネはフレイヤ・ファミリアのオッタルと遭遇。あっさり力の差を見せつけられ、何を血迷ったのか色仕掛けを選択しましたが、その際の言葉のチョイスでオッタルが激昂。制裁。

 

ヘスティア・ファミリアの面々も侵入しており、フレイヤ・ファミリアのメンバーと遭遇したりもしました。

 

逃亡するイシュタルと、その前に現れたフレイヤ

ビビるイシュタル。

やはり、ベル君にちょっかいを出そうとしたことにかなりお怒りのフレイヤ

 

少しばかり噛んでいたヘルメスも、どうやらこれほどの事態になるとは思っていなかった様子。

しかしいずれにせよ、ヘルメスが期待しているのもやはりベル君らしい。

 

アイシャと戦う際、わざわざ春姫のレベルブーストが解けるのを待ったベル君。

2人の戦いも拮抗しましたが、最後はベル君お得意のファイアボルトでドカン。

 

再び、フレイヤから逃げるイシュタルの場面へ。

まあいろいろと揉めてはいましたが、要するにフレイヤの方が「品性」で勝っていたようです。イシュタルは落ちました。

神々の世界のシステムはよくわかりませんが、とりあえずイシュタルは天界に送還されたらしいです。事実上の退場ですね。

 

フレイヤの存在にちょっと気付いたベル君と、何かをささやいたフレイヤ

 

ベル君は抱える春姫に「あなたを助けに来た」と告げます。

感謝の言葉とともに、涙を流す春姫。

そしてそこに合流してくるヘスティアたち。

 

今回はここまで。

 

【感想】

今回で春姫編のメインパートが終わったようです。

 

ベル君も春姫も英雄と娼婦の関係に悩んでいたので、どのような説得に至るのか少し興味がありましたが、何のこともないド直球のメッセージに収まりましたね。

どこかの英雄譚を持ち出して、そこにベル君なりの解釈を加えて春姫に伝えるのかなとも思いましたが、さすがにそれはなかったようです。というかそれを戦場で披露できるわけもないか。

 

あるいは、次回はきっとエピローグ的な話になると思うので、そこで何か春姫に対して伝えるのかもしれませんね。

流れから言ってほぼ間違いなく春姫はヘスティア・ファミリアに加入するでしょうし。というか、それ以外の方法がありますかね。

 

そして、今回はとにかくフレイヤ・ファミリアのヤバさが印象的でした。

新たなメンバーもちらほら目につきましたが、やはり一番はフレイヤですね。

彼女のベル君への偏愛っぷりがあらためて明らかになったわけです。

 

もちろんフレイヤのベル君への執着は一期の頃から明々白々なことでした。

ただ今回の件を見ると、なぜかフレイヤの味方にもなりたい気持ちになります。何か深い意図があるんじゃないか、と。一期の時点では単なる好色魔の行動にしか思えませんでしたが。

 

それとまあ今回の件では少なからずベル君たちの助けになっていますからね、フレイヤ・ファミリアは。

そもそも春姫編では、イシュタルがフレイヤを目の敵にしていると分かった時点で、「あ、こいつもう終わりだな」と全員が思ったでしょう。

 

まあとにかく修羅場も過ぎ、次回は今回の後始末と若干の息抜きが入るでしょう。

果たして春姫はどうなるのでしょうか。

 

次回も楽しみです。

 

以上、ダンまち二期10話の感想でした。