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虚構推理 3話「鋼人の噂」【アニメ感想】

虚構推理3話の感想・レビューです。ネタバレありです。

 

まずは前回の続き。大蛇を相手にした推理披露。

琴子のとった方法が本作のひとつの特徴をよく示してくれています。

 

そして本編となる「鋼人七瀬」編が始まりました。

しかも九郎の元カノであるサキも登場。

 

これからは琴子とサキのやりとりもひとつの見所となっていきます。

 

とはいえ、まだ前哨戦。盛り上がりはまだこれからです。

 

 

 

【今回のあらすじ】

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©城平京・片瀬茶柴・講談社/虚構推理製作委員会

 

引き続き、大蛇のヌシ様に推理を披露する琴子。

 

谷尾葵が沼に遺体を捨てた理由。

凶器や被害者の所持品などを警察に捜索させることで、或る物を探させること。

 

それは恋人だった町井義和との間にできた赤ん坊の遺体。

当時は裏切られたと思っていたが実はすべて吉原紘男のせいだったとわかり、赤ん坊の遺体を遺棄したことを後悔したゆえの行動。

 

その推理を聞いて納得したヌシ様。

 

しかし実はこの推理は琴子の嘘。

谷尾は本当に遺体をヌシ様に食べてもらおうとしていた、というのがおそらく真相。

琴子の推理は、谷尾の言葉にひっかかったヌシ様を納得させるためにつくりだされたもの。

人間は必ずしも合理的に行動するわけではないし、ヌシ様も聞き間違いしていたかもしれない。

 

琴子が行ったのは、納得できる合理的な虚構をつくりだしたこと。

 

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©城平京・片瀬茶柴・講談社/虚構推理製作委員会

 

2年半後。

真倉坂市で発生している「鋼人七瀬」の噂。

 

鉄骨を持ち、フリルのドレスとリボンを身に纏う顔のない女。

人気アイドルだったがスキャンダルによってメディアに追われ、今年真倉坂市で亡くなった七瀬かりんの亡霊。

 

警察にも被害が報告される事態となっており、その捜査に少し関わることになった弓原紗季。九郎の元カノ。

 

サキの先輩である寺田は亡霊など信じず、この鋼人七瀬の裏に犯罪の気配があると推測し、独自に捜査を開始。

一方、九郎や河童の件を経験したサキは鋼人七瀬が本物の亡霊だと確信。寺田に忠告をしたものの、寺田はほとんど聞く耳を持たず。

 

その夜、ひとりで帰宅していたサキの前に現れた琴子。

そして、鋼人七瀬。

 

逃げろとの琴子の忠告を無視して鋼人七瀬に殴りかかったサキ。しかしその手はすり抜け、ピンチ。

助けに入った琴子。そして琴子に一発お見舞いされ、姿を消した鋼人七瀬。

 

その後、ようやく目の前にいる女性が九郎の元カノであるサキだと気づいた琴子は、九郎の現在の彼女だと堂々と自己紹介。

 

琴子を殴るサキ。

 

今回はここまで。

 

 

 

【感想】

 面白かったです。

 

まず、アニメ3話まできたわけですが構成や作画など一切問題がないですね。

ただの原作漫画ファンの目から見た意見として。

 

もちろん漫画からカットされている箇所もいくつかありますが、どれも枝葉の部分です。

それにアニメ化された際によくありがちな少し不自然な流れや場面転換なども全くありません。

作画も文句なし。

 

そして内容ですが、前回から続いていた大蛇との推理が終わりました。

原作を知らずにこのエピソードをこの段階で見た人は、これからの鋼人七瀬編をどのように見ていくのか興味深いところですね。

原作では鋼人七瀬編の後に発表された短編ですから。(そもそも当初は鋼人七瀬に関する物語だけの予定だったでしょうし)

 

そして、九郎の元カノであるサキさんが登場しました。

個人的な意見を言わせてもらえば、今回最後に琴子が九郎の現在の彼女として自己紹介したところは、もっと琴子を生意気で挑発的な感じで描いてほしかったですね。

その方が、サキさんに殴られたのももっとわかりやすかったでしょうし。

 

次回は琴子とサキさんのバトルが少しあるでしょう。

 

引き続き期待です。

 

以上、虚構推理3話の感想でした。