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虚構推理 4話「アイドルは鉄骨に死す」【アニメ感想】

虚構推理第4話の感想・レビューです。ネタバレありです。

 

とりあえず、九郎に関して琴子と紗季のバトルが勃発しました。

 

とはいえ肝心なのは鋼人七瀬への対策。そのため七瀬かりんの事件の調査が本格化。

 

そして今回最後には九郎がとうとう登場です。

 

ようやく物語が本筋に入ってきました。

 

 

 

【今回の虚構推理】

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©城平京・片瀬茶柴・講談社/虚構推理製作委員会

 

鋼人七瀬との遭遇の後、成り行きで紗季の家に来ることになった琴子。

 

そこからは九郎をめぐる醜い争い。琴子は九郎の好みじゃないとか、九郎から逃げ出したくせにとか。

 

とはいえ問題は鋼人七瀬。

鋼人七瀬が普通の化け物とは違っていることが話題。

とりあえず琴子はこの件は自分で解決するからと言い残し去ることに。

 

その後、鋼人七瀬という亡霊の原点である七瀬かりんについてあらためて調べることにした紗季。

 

七瀬かりんについての情報は以下の通り。

 

・七瀬かりんは深夜ドラマをきっかけに徐々に人気を獲得

・人気が絶頂の中、父が事故死

・しかし父は事故死ではなく七瀬かりんが殺害したのではないかというスキャンダル

・スキャンダルのほとぼりが冷めるまで活動を休止

・活動休止中、滞在していたホテル付近の建設現場で鉄骨の下敷きになり死亡

 

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©城平京・片瀬茶柴・講談社/虚構推理製作委員会

 

鋼人七瀬について寺田刑事と話す紗季。

やはり鋼人七瀬が本当の亡霊とは信じようとしない寺田。

 

その大きな理由が、鋼人七瀬があまりにも作り物っぽいから。

顔がつぶれているとかドレスを着ているとか、いかにも世間が食いつきそうだということ。

 

その頃、琴子もひとりで七瀬かりんの事件を調査。

紗季も閲覧していた鋼人七瀬のまとめサイト。そこに載っているイラストに違和感を覚えた琴子。先日見た鋼人七瀬そのまま。まるで直視して描いたような。

 

そこで、「むしろ逆か」とひらめいた琴子。

そこから鋼人七瀬の退治方法について考え、そのためにはできるだけ正確な情報が必要だと判断した琴子。

 

しぶしぶ紗季に協力を依頼することに。

怪異を利用して少々嫌がらせしつつ。

 

その後、紗季を待つ琴子のところに鋼人七瀬の目撃情報が。

 

急いで現場に駆け付けると、そこには鋼人七瀬に襲われている九郎の姿。

 

今回はここまで。

 

 

 

【感想】

琴子と紗季の間で、元カノと今カノ(?)の戦いが繰り広げられました。 

 

今回の戦いを見た感じでは五分五分でしょうか。

紗季は九郎の人間性をよく把握している一方で、琴子は九郎の人間的ではないところをよく理解しているといった感じでしょうか。

 

まあ、ここでは九郎本人の意志が置いてけぼりになっていますが。

 

そして鋼人七瀬というちょっと普通ではない怪異と戦うために、七瀬かりんの死亡という実在の事件を具体的に調べる段階に突入。

これでようやく推理ものっぽくなってきたわけです。

 

私見ですが、こういった調査と話し合いの段階が推理ものでは一番面白い気がします。

 

しかも琴子は鋼人七瀬の退治方法について何か思い浮かんだ様子。

今回最後で登場した九郎のちょっとした活躍と合わせて、そのあたりが次回明らかになるでしょう。

 

ちなみにですが、前話の琴子の「破瓜」宣言を中心とした彼女の言動についてネット上ではちょっと賛否がわかれる議論が生じていたようですね。驚きです。

 

少なくとも原作漫画を読んでいた限りの感想を言わせてもらえば、そういった議論や感想は不毛な気がします。

今回の琴子の言動を見てもわかるように、彼女の九郎に関する言葉はいちいち真に受けるものではありません。要するに、かなり厄介なキャラですから。

 

もっと言ってしまえば、彼女の言動のどこまでが本当でどこまでが嘘なのかわからないというところが本作の大きな魅力になっていると思いますし。

 

とりあえず今は「琴子かわいい」と思えれば十分でしょう。私はそうしています。

 

次回にも期待です。

 

以上、虚構推理第4話の感想でした。