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ランウェイで笑って 6話「優越感と劣等感」【アニメ感想】

ランウェイで笑ってアニメ第6話の感想・レビューです。ネタバレありです。

 

千雪のおかげで思いついたアイデアを引っ提げ、芸華祭一次予選に挑む育人。

 

その一方で、モデルの仕事を得るために奔走する千雪。

そんな中、あるモデルと邂逅。

 

育人の芸華祭予選は少々盛り上がりに欠けていました。

それよりも後半の千雪のエピソードの方が面白かった。

 

 

 

【今回のランウェイで笑って】

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©猪ノ谷言葉・講談社/ランウェイで笑って製作委員会

 

千雪のおかげでアイデアが思いついた育人。そのデザイン画を褒める千雪。

 

そしてむかえた芸華祭一次予選の審査。

講師と学園長、参加者の中から2名、そして綾野遠が審査員。

 

まずは育人をライバル視していた木崎から。審査員に選ばれた育人。

審査員に選ばれたもう一人の参加者は木崎の作品を酷評。しかし育人は純粋に木崎の服をべた褒め。

 

育人の審査。木崎と江田龍之介が審査員に立候補。

育人が作ったのは、パジャマ。

いつでもオシャレをしたいというセイラの発言や、SNSに部屋着がひとつものっていないことから発想。

 

その服を見て育人の成長を見て取る遠。

しかしコメントでは、「ガッカリした」「ダサい」と徹底的に酷評。育人はかなりショック。

 

そして全員の審査が終了。

ただしそこで、2時間の手直しの時間が与えられることに。手直しが必要ないと判断した者は別教室に移動。

育人は少し悩んだものの、千雪が言ってくれた「欲しい」との言葉を思い出し、手直しをせず。

 

同じく手直しをしなかった木崎や龍之介、そして心。

そこで学園長から発表。手直しをせずここに来た参加者が合格。

一次審査の基準は、他人の声に左右されず自分の中の「オシャレ」を貫き通すことだったらしい。

 

続いて、上位3名を選出。その3人は二次予選が免除され本戦参加が決定するとのこと。

そこで見事3位に入った育人。

特に推していたのが学園長。セイラが好きなストライプを育人が取り入れていたことから、着る人の嗜好を読み取る力がスゴイと高評価。

 

その帰り、遠と話す育人。

育人が生地代を渋り服を最高のものにすることを後回しにしたことが今回の敗因だと指摘する遠。

そして、もっとお金が必要になる本戦のために、柳田のアトリエでの稼ぎだけで賄えないなら、自分が立ち上げるブランドでも働かないかと勧誘。

育人はその誘いを受けることに。

 

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©猪ノ谷言葉・講談社/ランウェイで笑って製作委員会

 

一方その頃、身長のせいでモデルの仕事がなかなか見つからない千雪。

 

それでも千雪は前向き。後輩の面倒を見たり、コンポジットやポートフォリオを作り直したり、電話で直接アポを取ろうとしたり。

 

千雪からの営業電話を受けた新沼。柳田のコレクションで千雪を見て感動していた女性。

相手があの千雪だとわかり、直接会うことに。

 

しかし、当日別件が入り来れなくなった新沼。代わりに来た編集・赤坂は千雪の身長を知った途端冷たい対応。

それでも千雪はめげず必死に売り込むものの、途中で邪魔が入り、話がまとまることなく終了。

 

しかしその夜、欠員が出た撮影に参加しないかと赤坂から連絡。

現場についた千雪が出会ったのが、心。

一目で今日の撮影のメインが彼女だと理解した千雪。

 

今回はここまで。 

 

 

 

【感想】

今回も原作からのカットが多めでした。特に前半。

良くも悪くも、服に関する技術や歴史とかを細かく説明している部分がカットされがちという印象です。

 

まず、芸華祭予選。

こう言っちゃなんですが、ずいぶんヌルかったですよね。どれだけ批判されても自分を貫くことができれば合格とか。就職面接じゃないんだから。

しかも育人の服が3位で二次予選免除。そこまで評価された理由も結構適当でしたし。

 

とりあえずは、千雪の服のときもそうだったように育人は着る人に似合う服をつくることが得意ということなんでしょう。

ずっと家族のために服を作ってきたからこそ、なのかな?

 

ただ、そのモデルに似合う服づくりという長所ばかりが前面に出て、育人の技術やデザイン能力が実際どれほどのものか、いまいちわかりませんよね。

原作では育人の作品に関して遠が内心もうちょっと細かいところも褒めていたりもしていましたが、アニメでは省略されちゃっていましたからなおさら。

 

あと、一次予選突破の基準は「自分を貫くこと」だったらしいですが、育人は自分を信じたのではなく千雪を信じていたような。。。それでいいのか。

 

それよりも今回は千雪の苦労話の方が面白かったですね。

 

どんどん周りから評価されていってる育人と、身長だけを理由に評価すらしてもらえない千雪。

わかりやすく対照的。

あと、育人は順調なくせにウジウジしているのに対し、千雪は苦労しまくってるのに前向きというところも。

 

あれ、育人に良いところなくね?千雪はいろいろ褒めてたけど。

遠の超正論の説教に発狂していたところとかも情けなかった。

まあ遠にとってあれは育人を引き抜くための策略でもあったんですが。

 

とにかく今回一番の注目どころは、千雪が心と出会ったことですよね。

モデルに関することだけでなく、色恋的にも興味深い。

 

次回は千雪の話がメインになると思います。楽しみ。

 

以上、ランウェイで笑ってアニメ第6話の感想でした。