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アズールレーン11話「【怪物】あまねく海に戦いを」【アニメ感想】

アズレンアニメ11話の感想・レビューです。ネタバレありです。

 

加賀の暴走をきっかけとして、セイレーン&オロチが陣営を越えた脅威だとあらためて認識したアズールレーンとレッドアクシズの両陣営。

 

常に最前線で戦うエンプラとそれを見守るベルファスト、暴走した加賀を連れ戻すことを第一に考える瑞鶴、みんなを助けようとする綾波・ジャベリン・ラフィー・ユニコーン

そして、天城の姿をしたオロチに操られるかたちで暴走を続ける加賀と赤城。

 

セイレーン&オロチvsアズールレーン&レッドアクシズの最終決戦という構図が完全に出来上がりました。

 

3ヶ月も延期された11話。やはりあっという間に来ましたね。面白かったと思います。

 

 

 

【今回のアズレン

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© Manjuu Co.,Ltd., Yongshi Co.,Ltd.&Yostar, Inc./ アニメ「アズールレーン」製作委員会

 

アズールレーン基地から黒のメンタルキューブを奪っていったピュリファイアーと交戦するベルファスト達。

そこにエンプラも駆けつけ攻撃。

ガッツリ攻撃を食らったもののピュリファイアーは無事。でもお楽しみはこれからという感じですぐ撤退。

 

その後、オブザーバーやピュリファイアー、テスターたちセイレーンが、黒のメンタルキューブを発動。

曰く「過去の再演、あるいは未来の演算」。

メンタルキューブから発した光はオロチを包み込み、加賀の前には赤城の姿が。

 

セイレーンやオロチとの戦いはもはやアズールレーン陣営だけの問題ではないと判断するロイヤルとユニオン。

一方、加賀の暴走に揺れる鉄血・重桜のレッドアクシズ

重桜だけでなく各陣営にセイレーンの手が伸びているのではないかと疑うオイゲン。

オロチと共に加賀も討たなければならないかもしれないと戸惑う重桜。その中で、何がなんでも加賀を連れ戻すと決意する瑞鶴。

 

その頃、巨大艦船オロチ。

目の前にいる赤城が偽物だと気づいた加賀。

するとそこに現れたのは、眠る赤城を抱える天城。しかしその天城も本物ではないという加賀。

 

その天城の正体はオロチ。赤城がそう望んだから。

加賀に対して「あなただって偽物じゃない」と言い放つオロチ。空母・加賀が、失われた天城のパーツを使って改装された船であるという事実をあらためて突きつけ、赤城が加賀を愛したのはそこに天城の影を見たからだ、と。

泣き崩れる加賀。

 

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© Manjuu Co.,Ltd., Yongshi Co.,Ltd.&Yostar, Inc./ アニメ「アズールレーン」製作委員会

 

セイレーンとの決戦に向かうアズールレーン

しかしすでに重桜がセイレーンと交戦している様子。

 

テスターたちセイレーンの上位個体の軍勢を相手に苦戦する重桜の雪風達。

そこに加勢する鉄血のオイゲン達。

 

瑞鶴・翔鶴姉妹の前に立ち塞がったのは加賀。その背後には、目を覚ましたもののどこか意識が朦朧としている赤城と、天城の姿をしたオロチ。

 

回想。今とは全然違って仲が悪く喧嘩している赤城と加賀。そして、その2人をゲンコツで仲裁する天城。

 

加賀たちはセイレーンに利用されているだけと瑞鶴たちが説得しても、ただ赤城の願いを叶えるだけだと聞く耳を持たない加賀。

 

そこで現れたアズールレーン

瑞鶴・翔鶴への加賀の攻撃を防いだ綾波・ジャベリン・ラフィー・ユニコーンたち。

加賀に対して、「みんなを助けに来た」という綾波

 

セイレーンを次々に倒した先に、赤城と天城の姿を見て驚くエンプラ。

 

そのとき、妖しい光を放ちながら攻撃の準備を整える巨大艦船オロチ。

朦朧としている赤城には、過去の本物の天城の言葉は届かず。

 

今回はここまで。

 

 

 

【感想】

まず、3ヶ月も延期しただけあって作画などのクオリティは特に問題ありませんでしたね。良かった。

 

ストーリー的には最終決戦前にようやくまとまってきた感じ。

やはり最後まで敵として立ち塞がることになった赤城・加賀姉妹。その背後にいるセイレーンやオロチ。 

そして、赤城や加賀をただの敵として倒すのではなく連れ戻すためにも共闘することになったアズールレーンとレッドアクシズ

 

セイレーンの打倒よりも加賀たちの救出を目的としている瑞鶴や綾波たちの活躍は、これまでの流れをちゃんと汲んでいて、とても良きでした。

セイレーンとの戦闘に特化しているエンプラにはベルファストという保護者がちゃんとついていますし。

 

今回のエピソードの核となっていた天城・赤城・加賀の関係については、アズレン独自の計画艦の実現や史実とかを含めるとちょっとややこしいところですね。

 

とりあえず簡単に言えば、もともとは天城と赤城が姉妹。しかし天城が失われたことで、その代わりとして加賀が赤城と姉妹空母になったという感じです。

 

キャラの関係性の点で大事なのは、赤城にとっては姉として、加賀にとっては尊敬するライバルとして、天城はかなり特別な存在だったということです。

 

この3人をめぐるストーリーは原作ゲームではイベントとして披露されました。

現在とは全く違い血気盛んに喧嘩している赤城と加賀。そしてその2人を笑顔のままゲンコツで黙らせる天城。

この場面は数あるイベントの中でも特に印象的なシーンでした。

アニメ制作側もこのシーンをなんとかアニメ化したかったんだな、というのがよく伝わります。

 

とりあえず今回で、セイレーン&オロチとの戦いと赤城&加賀の救出という流れでまとまり、次回の最終話まで突き進んでいけそうですが、それでもエンプラやセイレーン関係の謎はそのままになりそうですね。あと、今回のオイゲンが見せた不安とかも。

まあ、そこらへんは原作ゲームの方でもまだ明らかになっていないことですから仕方がないです。

 

しかしこうなると気になるのはアニメ2期があるのか、でしょうね。

うーん、難しそう。

 

とにかく次回の最終回を楽しみにしましょう。

 

以上、アズレンアニメ11話の感想でした。