因果交流電燈

本とアニメを題材にしていろいろ語るブログです。

ランウェイで笑って 8話「デザイナーの器」【アニメ感想】

ランウェイで笑って第8話の感想・レビューです。ネタバレありです。

 

入院している母が危険な状態になったことをきっかけに育人がウジウジ悩んだり自分勝手にキレたりする回でした。

 

原作漫画を読んだ時も思いましたが、今回のエピソードは最後のくだり以外あまり好きではありません。

とにかく育人がウザい。というか、いろいろ意味不明。気弱主人公の悪いところが凝縮されていた感じ。

 

やっぱり千雪メインの方がいい。

 

 

 

【今回のランウェイで笑って】

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©猪ノ谷言葉・講談社/ランウェイで笑って製作委員会


容態が悪化した育人ママ。でも手術には成功してなんとか無事。

 

育人ママは育人が自分のために生きることを望み、芸華祭も楽しみにしていたらしい。しかし、滞納していた入院費の支払いという現実的な問題が発生。

 

母の入院費を稼ぐ必要があるため、バイトを辞めさせてほしいと遠に伝える育人。

すると事情を聞いた遠は、バイトではなく正式に育人を雇いたいと提案。ただしデザイナーとしてではなくパタンナーとして。まずは芸華祭のトップを目指すチームとして。

その提案に対し、自分も芸華祭に出るから無理だと言いかけた育人。それを言葉でフルボッコにする遠。バイトばっかしてまともな服つくれないだろ舐めんな、そもそも育人にデザイナーの才能はないから、と。

パタンナーとしてチームに入れば育人の母親の入院費は全部支払うことを約束するという遠。

 

その帰り、キレる育人。才能なんて関係ないとか遠は恵まれているとか。

そこに現れた五十嵐。心のマネージャー。育人が金に困っていることは調査済み。育人から心にデザイナーを諦めるように説得してくれたら、そのかわり金を払うという取引を提案。

育人は激昂。それでも返事を待つと帰っていく五十嵐。

 

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©猪ノ谷言葉・講談社/ランウェイで笑って製作委員会

 

育人がやめるという話を柳田から聞きショックを受ける心。そして、育人には何か事情があるはずだからやめさせないでほしいと柳田にお願い。

 

その後、バイトに励む育人。芸華祭まで3週間。でもデザインがまったく思い浮かばず。励ましてくれた次女の葵にもキレちゃう始末。

 

そんなとき育人に藤戸社長からの突然の呼び出し。

藤戸社長からの話は2つ。

まず、今日パリから落ち込んで帰ってくる千雪のことをよろしく、ということ。

そして、以前千雪のためにつくった服のデザインを買い取らせてほしいとのこと。その額200万円。

心と柳田のおかげで、育人が金に困っていることを知っていた藤戸社長。

 

藤戸社長に、自分はデザイナーになれると思うかと泣きながら尋ねる育人。

ならない方が驚きだ、と答える藤戸社長。

 

その後、ショーにモデルとして出てくれないかと千雪にお願いする育人。

「しょうがないなぁ」と答える千雪。

 

今回はここまで。

 

 

 

【感想】

とりあえず、今回のエピソードは好きじゃない。

 

唯一の見所は、デザイナーとして才能がないと言われて落ち込んでいた育人のデザインを藤戸社長が買い取ってくれたことくらいでしょう。

ただそれだけで十分だったのに、そこにいろいろ余分なものを付け加えたせいで、育人がただの被害者面したウザイ馬鹿にしか見えませんでした。

 

とにかく育人の行動がいろいろと不快。というか不可解。

 

まず、なんで育人が柳田のアトリエをやめたのか意味が分からない。

バイトを掛け持ちするつもりなら、そのひとつとして柳田のところで働いたままでよかったのでは?

ちなみに仕事をやめさせてほしいと育人が柳田に電話したシーンがアニメではカットされていましたが、そのシーンによれば柳田アトリエでの育人の仕事は週に2日。

でも給料をあげてとか仕事を増やしてなんて言えないな~とか勝手に悩んでいました。しかも柳田にはやめる理由も告げることもなく。ここらへんがあまりにもアレだからアニメではカットしたのかもしれませんね。

服の仕事で給料ももらえて、それほど時間の負担がかかっていない。なのになぜ辞めるのか。

遠のアトリエをやめる件に関しても同じ疑問。そもそも芸華祭の材料費が足りないからその補填として働き始めたはずなのに、なぜそこをやめるのか。どうせバイトを掛け持ちするならその2つの仕事も続ければいい。

 

その2つの仕事じゃコスパが悪すぎるから、あくまで母の入院費のために短期集中で割りの良いバイトに完全に切り替える、というならまだ納得できますが、だとしたらまた他の疑問が出てきます。

だって芸華祭に出るとか当たり前のように言っちゃってるし。家族のために仕事はやめるくせに芸華祭は諦めない?いやいや、おまえ妹の金に手をつけたくないって理由で予選の材料費ケチってたやんけ。それなのにこのド級の非常事態の中でも芸華祭が大事なんか。もう優先順位がわけわからん。

 

さらに、遠の言葉にキレた意味が分からない。

遠に正論でフルボッコにされた後、育人は才能とか関係なく服が作りたいだけだとかなんとか言ってましたが、本当に才能とか関係ないと思っているなら遠の言葉にキレるはずがないでしょう。

それに、今回はあくまで母や家族のためと割り切り、芸華祭を諦めて遠のところでパタンナーとして働くという選択肢も魅力的だったはず。そうすればまず母の入院費はなんとかなりますし、パタンナーとして働く中で腕を磨きながら最終的にはデザイナーを目指すこともできるかもしれない。これって十分恵まれてますよね。

「環境が~」とか「高校生にどうしろって言うんだ~」とか育人はわめいていましたけど、今回の件に関しては、遠から「デザイナーとしての才能がない」って言われてただムカついたってだけの話。

 

あと、育人は勝手に遠からの提案と五十嵐の取引を同列に語っていましたが全然違うでしょう。自分の夢を一旦は諦めて金を稼ぐことと、友人の夢を意図的にぶち壊して自分が金をもらうこと。

五十嵐の提案に対しては、利己的に他者を利用できないと断るだけで済む。それと自分の才能や夢の妥協の話は全く別物。

 

要するに、今回の育人はすべてにおいて中途半端。ただ勝手に被害者ぶっているだけ。

 

まあとにかく今回で嫌なエピソードが終わりました。

次回からまた気分を入れ替えて楽しみにしたいです。

 

以上、ランウェイで笑って第8話の感想でした。

 

 

 

虚構推理 8話「虚構を紡ぐ者」【アニメ感想】

アニメ虚構推理8話の感想・レビューです。ネタバレありです。

 

今回は、鋼人七瀬事件の黒幕であり九郎の従姉である桜川六花さんについての話でした。

妖艶でありつつ茶目っ気もある六花さん。かわいい。

 

次回から本格的に解決篇。「鋼人七瀬攻略議会」がはじまります。

 

 

 

【今回の虚構推理】

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©城平京・片瀬茶柴・講談社/虚構推理製作委員会

 

六花さんとの出会いを回想する紗季。

六花さんの姿を見てすぐ、この人が九郎の初恋の人だと直観。同時に六花さんの言いしれぬ怪しさに不安な気持ち。

その後紗季は、六花さんが自殺未遂を繰り返していることや、その後亡くなったということを周囲から聞くことに。

 

九郎は六花さんに縛られていると言う紗季。

六花さんへの好意を認めながらも彼女がいなくなることをたまに願うことがあると言う九郎。

疑問を感じる紗季。六花さんは亡くなったはずだから。そこで九郎が一言。「六花さんは僕の従姉なんですよ」。

その言葉で察した紗季。

 

その後。

九郎と紗季の微妙な空気感を見て、2人きりの時間をつくってしまったことを後悔する琴子。あんなことやこんなことをしたんじゃないか、と。

しかし九郎が席を外しているときに紗季が持ち出してきたのは六花さんのこと。

六花さんもくだんと人魚の肉を食べ、九郎と同じ能力を持っていることを認める琴子。

しかも六花さんはつい1ヶ月前まで琴子の屋敷で一緒に暮らしていたらしい。

 

詳しくは不明だが、六花さんがずっと入院していたのはその体や能力を調べるため。

その後病院から半ば追い出されるかたちになってしまい、九郎を介して琴子のところで面倒を見ることに。ちなみにそのときの交渉で琴子は九郎の部屋の合鍵をゲット。

 

出会った頃から六花さんは琴子に何か思うところがあった様子。ただ琴子曰くその後和解したらしい。

 

しかしひと月前に六花さんは突然琴子の屋敷を去り行方不明に。

実は九郎が真倉坂市を訪れたのは、琴子が呼んだからではなく六花さんの行方を追う中で鋼人七瀬事件に辿りついたから。

六花さんが鋼人七瀬事件に関与していると九郎と琴子が気づいたきっかけは、鋼人七瀬まとめサイトトップページにあるイラスト。その絵が六花さんのタッチだったらしい。

 

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©城平京・片瀬茶柴・講談社/虚構推理製作委員会

 

短い期間に鋼人七瀬が亡霊として実体化できたのは、六花さんの未来決定能力のせい。もちろんその過程で何度も死にながら。

ではなぜ六花さんは鋼人七瀬を生み出したのかと疑問に思う紗季。

琴子曰く、六花さんは未来決定能力でどこまで行けるのかを試しているらしい。

 

そのとき、あやかしから鋼人七瀬出現の知らせが入り、九郎たち3人は現場へ。

現場に着き、九郎は車を降りて鋼人七瀬と相対。

琴子は紗季と一緒に車に残り、鋼人七瀬まとめサイトにアクセス。

 

まとめサイトを舞台としてこれから行われるのは「鋼人七瀬という亡霊は本当にいるのか」という議題をめぐる琴子と六花さんの争いであり、匿名で無責任なサイト閲覧者たちが議決権をもつ議会。

琴子と六花さん、どちらがよりもっともらしく面白い物語を提示し、サイト閲覧者の支持を得ることができるのか

 

今回はここまで。

 

 

 

【感想】

とりあえず六花さんが可愛かったのでオッケー。アニメで見れて良かった。

 

九郎は六花さんのことが好きで、六花さんも九郎を可愛がっている様子。

一方、六花さんと琴子の関係性には、曰く言い難いところがあるようです。

 

紗季については「いい人ね」と言ったのに対し、琴子に関しては「この娘は良くないと思う」と言い放った六花さんの真意は不明です。

少なくとも今わかっているのは、六花さんと紗季は見た目や雰囲気に関しては同系統であり、九郎の好みということ。琴子はまるで真逆。

 

ただ琴子と六花さんは一見真逆に思えますが、どちらもミステリアスという点では共通しているように思えます。

天真爛漫美少女に見えるけどどこか達観している感がある琴子と、妖しく不穏な雰囲気を纏っているけどちょっと天然なところがある六花さん。

表面的には陰と陽で分かれたダブルヒロインに見えますが、そうとも言い切れないところがあります。

いずれにせよ2人とも腹の底が読めません。

 

琴子と六花さん、アニメ視聴者の間ではどっちが人気になるんでしょうね。

ちなみに僕は六花さん推し。もちろん琴子も好きですが。

 

次回から「鋼人七瀬攻略議会」が始まります。本格的に推理ものらしくなっていきます。ただし謎の解き合いではなく嘘のつき合い。

 

次回も楽しみです。

 

以上、虚構推理8話の感想でした。

 

 

 

ちはやふる3 第20話「なにしおはば」【アニメ感想】

ちはやふるアニメ3期20話の感想・レビューです。ネタバレありです。

 

今回で名人戦も決着。

原田先生も周防名人も好きになる回でした。そして千早・新・太一にも大きな動きが。

 

長かった名人戦・クイーン戦の終わりに相応しい良い締めくくり。しかも今後への期待を煽りつつ、少し不穏な雰囲気も匂わせてくれました。

 

 

 

【今回のちはやふる

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©末次由紀講談社・アニメ「ちはやふる」プロジェクト2019

 

運命戦にまでもつれ込んだ名人戦第四試合。

 

「読まれない札」をなんとなく把握できる原田先生の準備は万端。それでも決して油断はせず。一方、落ち着いた様子の周防名人。

 数枚の空札を挟んだ後、自陣の札を取った原田先生。

しかしそれはお手つき。この土壇場で相手のミスを誘った周防名人。

名人戦第四試合の勝者は周防名人。これで2勝2敗。

 

周防名人への負の感情が爆発しそうな千早。自分が倒したい、と。

そのとき詩暢のインタビュー。猪熊さんの強さを素直に賞賛した後、今回は周りの人に助けられた、来年のクイーン戦が楽しみだと発言。

それを見て、自分が戦うのは「一番強いもう一人」でいいと思った千早。

 

そのとき会場に現れた新。千早と太一も偶然遭遇。

新の告白の件もあって何か波乱があるかと思いきや、3人の今の関心は原田先生。

第五試合はどうなるか考える3人。原田先生の体力と気力が心配。また周防名人が油断してくれればもしかして、と思ったり。

 

しかし、周防名人はヒゲを剃り髪を縛った姿で第五試合に登場。しかも試合開始前には原田先生に深々とお辞儀。

礼儀正しく一切の油断もしない。周防名人を「名人」にしてしまった原田先生。

それでも全力で正面からぶつかる原田先生。その姿を見て、周防名人に暗い思いをずっと抱いていたことを恥じる千早。

 

「だれか若い者が今日のことを役立ててくれるだろう」との思いを抱きながら、原田先生は敗北。12枚差。

3勝2敗で周防名人が防衛成功。5連覇達成。

 

周防名人のインタビュー。

「疲れました」と素っ気ない言葉を発しながら、原田先生との試合で「かるたが楽しかった」と密かに感じている名人。

そして話題は引退宣言へ。周防名人があらためて引退を表明しそうになったところで、乱入してきた新。

おれが倒しにくるからやめないでくれ、と新。

その言葉を聞いて微笑み、もう1年おまけで続けると宣言した周防名人。

 

その一部始終を見て大声で笑う原田先生。

一方、原田先生の執念をもってしても倒せなかった周防名人が引退することにホッとしていた太一は、新の乱入を見て暗い気持ちに。

 

その後、急いで新幹線で帰る瑞沢かるた部のみんな。

しかしなぜか太一の姿が見えず。明日の高松宮杯に出場するために残ったらしい。

 

またしてもぬけがけした太一に驚く千早。

 

今回はここまで。

 

 

 

【感想】

名人戦・クイーン戦がとうとう終わりました。

 

新も周防名人も敬意を抱いてしまう原田先生、さすがです。

そのせいで相手を強敵にしてしまってもいるわけですが。 

 

周防名人のイメージは前回と今回で大きく変わりましたね。

これまでは千早の視点に引っ張られて嫌なヤツに思えてきましたが、今回でその負のイメージが払拭されたような気がします。原田先生のおかげでもあります。

 

第四試合の運命戦で敵のミスを誘った周防名人。そのやり口は悪役のものにも思えましたが、ひとつの立派な戦い方でしょうし。

事実、周防名人ほど確立したものではないとしても、これまでも運命戦ではいろんな戦い方がありましたから。

それこそ、運命戦でも敵陣を狙いに行くという瑞沢かるた部名物のセオリー外の戦い方は、見方を変えれば相手のお手つきを誘発するものでもある気がします。

 

それにかるたのスタイルに関して言えば、盤外戦術なども含めれば他にも面倒な人がたくさんいます。原田先生、須藤さん、ユーミン、etc.。

 

だから結局、周防さんに対する悪感情の主な原因は千早だったんでしょう。そして千早が周防さんを嫌っていた最大の理由は、ひどいことを言われたから。

そこらへんの怨恨が今回解消され、打倒周防名人は新や太一に託されることになりました。

 

千早の感情は最近ずっと騒がしい。

 

一方、静かに感情がドロドロになっているのが太一。

強すぎる周防名人が引退することに安堵していた直後、ライバルである新が正面から周防名人に挑戦状をたたきつけるというまさかの事態。

太一のいわゆる「卑怯なところ」がまたちょっとだけ顔を見せちゃった感じですね。しかもその嫌な部分を自覚するきっかけが、またもや新。

それに周防名人のインタビューに乱入する前のやり取りから、千早も新と同じく周防名人の引退を止めようとしていたことが伺えます。

もう太一の心のHPはゼロです。

 

とにかくこれでわかりやすく、来年の舞台が早くも整えられた感じになりました。

周防名人に挑む新と、詩暢に挑む千早。誰もが期待するのがこれでしょう。

しかしそこに立ち塞がる太一。他にも原田先生、須藤さん、理音などなど。

盛り上がります。

 

しかも千早・新・太一の三角関係の波乱も続いたまま。

 

今後も期待です。

 

以上、ちはやふる3期20話の感想でした。

 

 

 

防振り 8話「防御特化と第三回イベント。」【アニメ感想】

痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。第8話の感想・レビューです。ネタバレありです。

 

メイプル、人間やめたってよ。

 

悪魔に変身してボスを蹂躙したり、スタイリッシュなハイテク装備を身に纏いレーザービームを撃ったりしてました。

 

あれ、作品変わった?まあ面白いし可愛いからいいか!

 

 

 

【今回の防振り】

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©2020 夕蜜柑・狐印/KADOKAWA/防振り製作委員会

 

イズがつくったモコモコ装備に身を包み、ひたすら牛を倒しまくる第三回イベントに挑むメイプルたち。

ただ今回のイベントはAGIが高い方がやりやすく、メイプルは苦戦。

サリーたちのアドバイスを聞き、人の少ない山で牛討伐に励むメイプル。しかし足を踏み外し、悪食を発動しながら落下。落下地点では謎のアイテムを発見。

 

その後、博愛の騎士クエストで訪れた教会を発見。

そこで鎧姿のモンスターと戦闘に。モコモコスキルやシロップの新スキルを活用してダメージを与えると、敵は正体を現し悪魔の姿に。あっけなく食べられたメイプル。

しかしいつも通り、胃の中で悪魔の体を食べることで討伐成功。

結果、「捕食者」「滲み出る混沌」「暴虐」の3つのスキルを内包する「滲み出る混沌」というスキルをゲット。

 

第三回イベント終了。集う聖剣、炎帝ノ国が順当に1位と2位。

楓の木は上位にランクインしなかったもののギルド報酬は獲得。ギルドメンバーのSTRを3%上昇。

 

新しく解放された第三層に進むことにした楓の木。

第三回イベント中にゲットした新スキルをお披露目するべく、第二層ボスと単独で戦うメイプル。

まずは「滲み出る混沌」と「捕食者」。悪魔みたいなモンスターを出現させ攻撃。

そして「暴虐」。メイプルが悪魔そのものの姿に変身。そのままボスを蹂躙し勝利。

 

ドン引きするサリーたち。

 

「暴虐」は、装備効果を無効化する代わりにHP最大値が1000になりSTRとAGIが50上昇するというスキル。

HPが0になるとスキルが解除されもとのステータスに戻るだけ。ただし1日に一度しか発動できないらしい。

 

これでもっと役に立てると嬉しそうなメイプル。羨望のまなざしのマイ&ユイ。

もはや呆れるしかないサリーたち。 

 

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©2020 夕蜜柑・狐印/KADOKAWA/防振り製作委員会

 

第三層についたメイプルたち楓の木。機械の街。

まずは手分けしていろいろ調査へ。

 

メイプルは謎の老人から情報収集。

この街の機械をつくっている機械神という存在や、機械神には一代目と二代目がいたが街の人々は一代目の記憶を失っているということ。

 

シロップに乗って街を探索していたメイプルは、またもや落下。落ちた先は「夢の墓場」という場所。

そこにいたのは機械のモンスター。メイプルが持っていた謎のアイテムが勝手にその機械に反応し、戦闘開始。

どうやら機械神の一代目と二代目の意識が内部でせめぎ合っているらしい。一代目の意識がある時に、さっきの歯車型の謎のアイテムが返され、その力を与えられることになったメイプル。

 

そしてふたたび二代目との戦闘。

メイプルは新スキル「機械神」を発動。装備が変形し、メカニカルな武装形態に。

二代目機械神との高火力ビームの撃ち合いにメイプルは見事勝利。

 

戦闘後、自分の姿に驚き叫ぶメイプル。

 

今回はここまで。

 

 

 

【感想】

もはやいつも通り、一人で行動させると必ず何かしらのヤバイ能力を手にして帰ってくるメイプルのお話でした。

 

前回ペインは第三回イベントで楓の木の様子を見ると言っていましたが、彼の目にはどう映ったのでしょう。

表面上、楓の木はたいして活躍しなかったわけですし。その裏でメイプルは悪魔になったりしていましたが。

第四回イベントではちょっと油断しているペインたちがメイプルに仕掛けてくるとかになるんでしょうか。

 

今回最初の衝撃は、やはり悪魔になっちゃったメイプル。

可愛らしい悪魔型のコスチュームとかではなく、まさかの悪魔そのものの見た目。ボスを仕留めている姿とか、ただの暴走状態のエヴァ初号機でした。

能力だけでなく見た目もモンスター寄りになるとは。あの姿で出歩いたら討伐目的で他のプレイヤーに普通に攻撃されますよね。まあメイプルは負けないでしょうが。

 

とはいえ、「暴虐」のスキル内容がどれほど強力なのかまだよくわかりませんね。

ただ、スキル発動中は装備の効果が無効化されるらしいですが、メイプル自身のステータスが変わるわけではないっぽいので、超高防御力自体はそのままなのかな。

ということは、普通に強力な攻撃手段が増えただけっぽい。

 

ちなみに悪魔と戦闘したのは博愛の騎士クエストで訪れた教会でしたが、そのクエスト攻略が今回のスキル獲得の条件だったりしたんでしょうかね。

なんという幸運と偶然。

 

そして二つ目の衝撃。

新スキル「機械神」によって、『IS』とか『最弱無敗』みたいなハイテク武装モードになったメイプル。

新しく解放された第三層の世界観の影響でもあるんでしょうが、これまでとは異質の見た目と戦闘。

この機械神モードでメイプルが今後どう活躍するのか楽しみです。

 

あと、機械神に反応してた歯車型のアイテム、第三回イベント時に拾ったやつですよね。

崖から落ちながら悪食で特定のモンスターを倒しちゃったりしていたんでしょうか。

なんという幸運と偶然。

 

もはやメイプルをラスボスにしていくために仕掛けられているかのようです。運営の思いはまったくの逆みたいですが。

 

今回で第三回イベントが終わり、第三層での目玉も消化したっぽいですから、次回はすぐに第四回イベントに入るのか、あるいは第三層での軽い日常回を挟んだりするのか。

 

いずれにせよ楽しみです。

 

というか、炎帝ノ国のキャラ、声優が豪華すぎやしませんかね。びっくりしました。

 

以上、防振り8話の感想でした。

 

 

 

ブラッククローバー123話「ネロ、追懐そして…前編」【アニメ感想】

ラクロアニメ123話の感想・レビューです。ネタバレありです。

 

予想通りではありましたが、セクレを語り部とした総集編でした。

今回はセクレとルミエルの出会いから、魔神と化したリヒトの討伐まで。

ここらへんのシーンは比較的最近のものだったので、特に新しい感想などはありません。

 

ただ、今回OPの映像が変わったのでそこだけをちょっと書いておこうかなと思います。タイミングを逃さないために。

あと、次回の後編がどう描かれるかもわかりませんし。

 

 

 

【感想】

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© 田畠裕基集英社テレビ東京ブラッククローバー製作委員会

 

というわけで、新OP映像に関する感想のみ。

 

OPやEDが変わって楽しめる作品は最近少ないです。

昔は結構楽しみだったんですが。単純に長期継続作品が少なくなったのも理由かな。

 

その点、今回のOP映像変化はかなりワクワクしました。

まず最初にセクレが黒の暴牛の団員服を着て落下するシーンを見た瞬間、「おっ?」と思いました。あやうく飛ばしそうだった…。

 

そのあとすぐ、アスタが登場。

横に並ぶのは、ミモザ、ノエル、そしてフィンラル。奇妙な組み合わせな気もしますが、なんだかんだ安心感があるメンバー。キャラ的にも戦力的にも。

悪魔の調査に関する新しい任務でこの4人が組むことになるんでしょうかね?アスタにヒロインを2人つけるというご褒美がありつつ、最近ずっと陰ながら大活躍し続けたけど蚊帳の外感が強かったフィンラルが前線に。

なんかこの4人組は面白そうです。

 

その後、なんかゴードンの家族らしき人たちがチラッと見えました。

もうただの『アダムスファミリー』にしか見えません。

 

そして個人的に一番うれしかったところ。

ドロシー団長!

エルフ化騒動のときからかなり気になっていた、というか心を奪われていましたが、まさかこんな早く再登場の気配があるとは。

転生したエルフの方は残念ながらもう登場しないんでしょうね、たぶん…。ということは、キャピキャピ版の方ですね。

まあ、どっちも可愛いからいいか!

 

そしてサビ部分の映像では新キャラ目白押しでした。ツンツン頭とメガネ女子、そしてスペードの紋章を背負ったイケメン。

最後のイケメンはたぶんスペード王国の誰かなんでしょう。雰囲気的にはクローバー王国の魔法帝クラス。

あとの2人はどこの国なんでしょうね。メガネ女子の方が特に気になりましたが。 なんかいろいろヤバそう。

 

演出からいってスペードイケメン野郎と絡むのはまだ後になりそうですね。当面はツンツン頭とメガネ女子かな。

あと、スペードイケメン野郎登場直前にユノが描かれていましたが、何か関係があるのか、それとも単なる偶然なのか。

 

ちなみにOP最後の決めポーズシーンでアスタの次に前に出ていたのはセクレ。ノエル涙目。

 

とりあえず新OPに関してはこんな感じでしょうか。

これまで長かった白夜の魔眼やエルフとの戦いが終わり、これからどんな新キャラが出てくるのか楽しみになるこのタイミングで、新たなOP映像。そしてスペードイケメン野郎みたいな、明らかに強そうなヤツもチラ見せ。

いやぁ、ワクワクしますね。

 

それとこのOP曲、聞けば聞くほどなんかクセになってきます。

 

 以上、ブラクロアニメ123話の感想でした。

 

 

 

虚構推理 7話「鋼人攻略戦準備」【アニメ感想】

虚構推理アニメ7話の感想・レビューです。ネタバレありです。

 

寺田刑事が鋼人七瀬に殺害されたことで解決のハードルが急激に上がり、頭を悩ませる琴子たち。

 

七瀬かりんの胸の大きさをめぐり興奮する琴子や、琴子となんだかんだうまくやっている九郎の姿も。

 

最終的にはついに解決の見通しを得た琴子。

そして、鋼人七瀬事件の黒幕も明らかに。

 

今回で出題篇は終わり。これから解決篇に入っていきます。

 

 

 

【今回の虚構推理】

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©城平京・片瀬茶柴・講談社/虚構推理製作委員会

 

顔を潰され殺害された寺田刑事。

鋼人七瀬事件における初めての死者。

 

犯人が鋼人七瀬だと確信した紗季。もっときちんと寺田を説得すべきだったと後悔。

 

しかもこの寺田刑事殺害事件は、事件解決を目論む琴子たちに大きな課題を突き付けることに。

 

柔道でオリンピック候補にまでなった寺田刑事が無抵抗で正面から殺害されたという状況から、犯人は亡霊である鋼人七瀬に違いないという意見が一気に優勢に。

 

ただそれにしても鋼人七瀬支持派の勢いが強すぎることから、或る確信を九郎に告げる琴子。

この事件の中心には六花さんがいる、と。

死人が出てしまった以上、擁護するつもりはないと答える九郎。

 

その後紗季も合流し、3人での話し合い。

 

まずは、寺田刑事を殺害したのは本当に鋼人七瀬なのかの確認。その点はすでに事件を目撃していたあやかしからの証言によって裏を取っている琴子。

 

しかし、鋼人七瀬が犯人というのが真実であるせいで厄介な事態に。

 

第一に、現在捜査している警察の情報との整合性がより厳しくなったこと。

 

第二に、鋼人七瀬が凶暴化していること。今回の事件を経て、噂の中での鋼人七瀬のイメージがより凶暴なものとなり、その結果として亡霊も過激になってしまう。

さらなる被害者を出さないためにも、今夜ケリをつける必要があるという琴子。 

 

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©城平京・片瀬茶柴・講談社/虚構推理製作委員会

 

情報を整理し鋼人七瀬を消滅させることができる合理的な虚構を考え続ける琴子。

しかしそのために解決すべき問題は多い。

 

1.鋼人七瀬による傷害未遂事件がなぜ起きたか

2.その傷害未遂事件の犯人は誰か

3.寺田刑事はなぜ鋼人七瀬による犯行に見せかけて殺害されたのか

4.寺田刑事が無抵抗で殺害されたのはなぜか

5.寺田刑事殺害事件の犯人は誰か

 

さらに、あくまで虚構をでっちあげることになる以上、次の条件も加わる。

・犯人が警察に逮捕されない

・冤罪などの被害を生まない

・人々が賛同する

 

このすべてをクリアするのは極めて困難。

 

そこで琴子にアドバイスをする九郎。

ひとつの解決策ですべての条件をクリアするのではなく、いくつもの積み重ねによってクリアするのはどうか。困難を分割すること。

鋼人七瀬という亡霊の誕生も試行錯誤によるものだっただろうから。

 

そのアドバイスを聞き、一気に思考を加速させる琴子。

そしてついに道筋が見えた琴子。組み上げた4つの解決策で丸め込めると豪語。

 

頑張った琴子を労う九郎。勝負の時まで琴子は休息。

その間、九郎と紗季は鋼人七瀬出現に備えることに。

 

2人きりの九郎と紗季。話題は九郎の好みの女性について。

九郎の好みはそのまま六花さんだと指摘する紗季。

 

桜川六花。九郎の3歳上の従姉。

 

六花さんとの出会いを思い出す紗季。

 

今回はここまで。

 

 

 

【感想】

寺田刑事ショックに揺れる琴子たちの回でした。

 

これまでの鋼人七瀬事件は傷害未遂で収まっていたのでまだいろいろ打つ手がありましたが、実際に死人が出てしまったことで嘘で丸め込むのが極めて難しい状況になりました。

 

紗季が「とんち」と表現していたように、琴子がやろうとしているのは一般的な事件を解決するための推理とはまるで別物です。

それでもやはり琴子が行っているのは紛れもなく「推理」であるように思えます。

少なくとも、いわゆる多重解決ものが好きな人にとっては大好物でしょう。

 

物語面だけでなく、キャラ的にも今回は楽しめました。

おそらく初めて、わかりやすく九郎が琴子に優しくしていました。

九郎もなんだかんだ琴子のことを大事に思っていることが伺える良い場面。

関係が具体的にどこまで進んでいるのかはいまだ不明ですが。

 

そして、お待ちかねの六花さんがついに登場!

六花さんは個人的にかなり好き。やっぱり影がある感じの女性は良きですね。

彼女についてのいろいろは次回明かされることになるでしょう。

アニメでの六花さんはどんな感じになるのか楽しみです。ここまでのアニメのクオリティから考えると心配はなさそう。

ちなみに六花さんの声優は佐古真弓さん。吹き替えでめちゃくちゃ活躍しているベテランの方ですね。このキャスティングからも六花さんの特別感が伺えます。

 

次回はおそらく六花さんの話がメインで、次々回から本格的に解決篇になると思います。

期待です。

 

以上、虚構推理アニメ7話の感想でした。

 

 

 

ランウェイで笑って 7話「存在感(オーラ)」【アニメ感想】

アニメ『ランウェイで笑って』第7話の感想・レビューです。ネタバレありです。

 

今回のメインは千雪と心。2人ともいろいろあって泣いていました。

育人もいろいろ頑張ってはいましたが、今回最後に問題が発生。

次回は育人メインに戻るでしょう。

 

やっぱり千雪の方が主人公らしい。

 

 

 

 

【今回のランウェイで笑って】

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©猪ノ谷言葉・講談社/ランウェイで笑って製作委員会

 

心がメインのモデル仕事の現場に来た千雪。

低身長の千雪はやはりスタッフから良い顔をされず。特に心のマネージャー五十嵐から。

 

千雪たちサブのモデルは顔を隠して撮影。つまり、誰でもいいい仕事。 

その中、メインの心がやる気なさそうに見えるため、陰口をたたくモデルたち。 

 

しかし、いざ撮影になった途端、とんでもないオーラを放つ心。

圧倒される千雪たち。

 

しかも千雪は、並んでみるとやっぱりバランスが悪いから、という理由で結局外されることに。

そして、心のモデルとしての意識の低さに密かに怒りを覚える千雪。

 

それでも前向きに各所に挨拶をしてから帰ることにした千雪が遭遇したのは、五十嵐にモデルをやめたいとお願いする心の姿。

千雪は自分が同情されていると思い、本気でやっている自分の覚悟を馬鹿にするな、とついに激昂。そして涙。

 

千雪の「本気」という言葉を聞き、自分は本気でデザイナーになりたいからモデルを辞めたいとあらためて頭を下げる心。

それでも五十嵐は首を縦に振ることはなく。

 

その後。

千雪のマネージャー雫と飲むことになった五十嵐。2人はモデル時代の後輩・先輩。

モデルに向いていない千雪に引導を渡すよう雫に忠告する五十嵐。千雪のことを黙って見ててあげてほしい、たまにすごいオーラ出すから、と笑う雫。

 

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©猪ノ谷言葉・講談社/ランウェイで笑って製作委員会

 

どこか元気がない千雪のことが気になる育人。

 

そして心は芸華祭二次予選のことで頭がいっぱい。そのせいで仕事で大きなミス。「帰れ」と柳田。

泣いて帰ろうとする心を引き止め、心を許してあげるように柳田に食って掛かる育人。柳田はしぶしぶ折れ、心に二次予選を勝ち抜くように命令。

 

遠のアトリエを訪れた育人。

芸華祭本戦で、祖母の記録である52件の買い付けを越えることが目標だと明かす遠。

さらに育人に、もし心が本戦に進んだら戦えるのか、と問いかけ。

 

その後、心から二次予選通過を知らされた育人は、遠の言葉を踏まえて何かを思った様子。

 

芸華祭本戦についての説明。

テーマは「わ」。そこから連想するなら何でもあり。

そしてショーモデルは自分で選ぶことができると聞き、だったら千雪に頼みたいと思う育人。

 

その頃。育人ママの容態が悪化。

 

今回はここまで。

 

 

 

【感想】

とにかく今回も千雪がかわいかったので、とても良き。

 

心がモデルとしての圧倒的なオーラを見せつけたところは良かったですね。

このシーンは漫画ではちょっとクセがありすぎました。アニメの方がスタイリッシュ。

 

千雪と心の出会いは今のところ最悪。

2人の関係がどう変わっていくのかが今後の注目どころでしょう。

 

あと、千雪のことを親身になって見守ることに決めた雫さんが素敵でした。

千雪が挫折したら慰める、と言い切ったところは雫さんなりのいろんな覚悟が詰まっていて、とても良き。

 

ちなみに、心がミスをして柳田に怒られるというシーンが今回ありましたが、これって原作では心が柳田アトリエに来たばかりに起きました。

だからアニメ5話の感想記事でこのシーンがカットされたことにちょっと触れたんですが、まさかここに差し込んでくるとは。でもやっぱりなんかインパクトは弱くなってしまっている気がします。

期せずして軽くネタバレしちゃったことになりますね。スミマセン。

 

今回も原作からのカットはかなり多かったです。あるいは順番が変わっていたり。

例えば、原作で心は一回二次予選で落ちました。その後、繰り上がりで本戦出場が決定。そのあたりのなんやかんやがアニメではショートカットされた感じですね。

 

今回最後、これから芸華祭本戦というところで育人にとって重大な問題が発生しました。

次回は苦悩する育人が見れそうです。

 

以上、ランウェイで笑って第7話の感想でした。