因果交流電燈

本とアニメを題材にしていろいろ語るブログです。

ちはやふる3 第15話「ながれもあへぬ もみぢなりけり」【アニメ感想】

ちはやふるアニメ3期15話の感想・レビューです。ネタバレありです。

 

新による告白ショックに揺れる千早たち。

 

恋愛面でもいろいろ不穏ですが、かるたの方でも動きがありました。

今回の目玉は、周防名人のかるたスタイルが明らかになったこと。

 

今回は挑戦者決定戦と名人・クイーン戦の間の繋ぎにあたると思いますが、重要な回でした。

 

 

 

 【今回のちはやふる

f:id:otokitakun:20200211123551j:plain

©末次由紀講談社・アニメ「ちはやふる」プロジェクト2019

 

新からの告白以降、ずっと抜け殻のようになっている千早。

告白の件を知っているかなちゃんと花野もいろいろと動揺。特に悩みの種は太一にこのことを伝えるべきかどうか。

太一は千早と新太の間に何かがあったことには感づいている様子。。

 

そんなとき千早に突然須藤さんからの電話。

その通話に割って入ってきたのが周防名人。

この前の挑戦者決定戦のとき、周防名人に今度試合してくださいと言っていた千早。それを受けた周防名人からの誘い。

すぐに「やります」と返事する千早と、太一。

 

須藤さんと周防名人が所属する東大かるた部の練習場に来た千早と太一。

そこには、周防名人との練習目当てのK大の小石川さんの姿も。

 

練習開始。

千早は周防名人と、太一は須藤さんと。

 

開始早々、正確な位置把握と一字での押さえ手を見せつける周防名人。ただし決まり字が長い札は取ろうともせず。

とはいえ千早の「感じ」も十分通用する様子。

 

しかしその後、周防名人の動きにつられて千早がお手つきを連発。

名人が相手のお手つきを意図的に誘っていることに気づく千早。

 

端から25枚とるつもりはなく、かるたをコントロールして枚数調整する。そのために相手のお手つきも誘ったり、わざと取れる札を取らなかったりする。

そんな周防名人のかるたに衝撃を受ける千早。

 

しかし、目を瞑る気持ちで音にだけ集中すれば誘いにつられないと判断し、あきらめずなんとか食らいつく千早。

 

それでも結果は14枚差で千早の負け。

 

諦めず頑張る千早を見て、大きな声で笑う周防名人。

千早をいろいろ褒めたかと思いきや最後に、クイーンにはなれないよと一言。

 

今回はここまで。

 

 

 

【感想】

新の告白を受けた千早の今回の反応を見る限り、結構な手ごたえがありそうです。

新vs太一の恋愛レースは今のところ新が優勢という感じでしょうか。

 

千早の様子がいろいろおかしい原因が新にあると感づいていた太一の心中は穏やかじゃないでしょうね。

 

でもまあ今回一番大事だったのは、周防名人との練習。

 

今まで周防名人のかるたについては、異常な程の感じのよさと押さえ手が多いことくらいしかわかっていませんでしたが、今回もっと興味深いことが判明しました。

 

相手のミスを誘いながら試合をコントロールするというかるたスタイル。

名人が枚数調整をしているっぽい描写は以前もありましたが、その具体的な方法がなかなかエグい。

 

取れる札を取らないとか相手のミスを意図的に誘うなんて嫌らしいやり方をするヤツはこれまでいませんでしたね。

普通バトルものではそういった嫌なキャラが登場するものですが、ちはやふるは基本的にみんなかるた大好きですからそんなキャラの余地はないと思っていたところで、まさかの名人が一番嫌なキャラという。性格や言動とかはともかくかるたのスタイルまでも。

 

周防名人のそういう嫌らしいところがわかったことで、さらに原田先生との対決が楽しみになります。

 

また、今回最後の周防名人からの千早への衝撃の発言。

これまでの周防名人の言葉はいちいち予言めいていましたから、なおのこと意味深に思えます。

 

次回も楽しみです。

 

以上、ちはやふる3期15話の感想でした。