ちはやふる3 第21話「ひともをし」【アニメ感想】
ちはやふるアニメ3期21話の感想・レビューです。ネタバレありです。
名人戦・クイーン戦の翌日、高松宮杯でいきなり新vs太一の戦いが実現しました。
その頃、別の大会では千早vs須藤さんの試合。
まさに因縁の戦い。
新章突入にふさわしい面白い回でした。
【今回のちはやふる】
太一が抜け駆けをして高松宮杯に出ることを知った千早。しかし以前のように騒ぐことはせず、「言えないのが太一」となんとか納得。
千早だけは太一の事を考え続けてあげてとお願いするかなちゃん。
ホテルに帰った太一。考えるのは、新とどう戦うか。
高松宮杯。
周防名人への宣戦布告で一躍有名人になり注目される新も参戦。
そんな新に太一は「よろしく」とだけ一言。
同じ日、東京に戻った千早たちは新春かるた大会に参加。
出場者の中には田丸兄妹というクセ者が。B級の妹はヒョロ君と、A級の兄は千早と対戦。兄妹そろって対戦相手にウザイ絡み。
しかし千早は一切動じずいつも通りの強さ。
高松宮杯4回戦。ついに新と太一の対戦が決定。
ちょうどそのとき勧学館を訪れていた周防名人も観戦。
試合前は緊張気味の太一と新。しかし、原田先生の練習相手として新になりきっていたことを思い出し笑う太一。
いざ試合が始まると、新は珍しく揉めたりしながらもいつも通りの落ち着いたかるた。
一進一退の試合を繰り広げる2人。
千早に何か言ったかと太一が尋ね、それを真っ赤になりながら肯定する新。
そのとき太一が送ってきた札は「ちは」。
千早の「手に入れたいものほど手放す」という言葉を思い出す新。
新春かるた大会。
B級優勝は田丸妹。ヒョロ君は無事負けた模様。
そしてA級決勝戦は千早vs須藤さん。高校選手権東京予選決勝以来の因縁の戦い。
勝ったのは千早。悔しそうな須藤さん。
その頃。京都からの新幹線で眠る太一の目には涙。ちゃっかり周防名人は太一の前の座席。
新春かるた大会
優勝:千早
優勝:村尾さん、準優勝:新、四位入賞:太一
今回はここまで。
【感想】
今回のメインは2つの因縁の戦い。
まずは新と太一。ついに公式戦でぶつかることになった恋敵同士。
最初こそ若干ピリピリしていましたが、いざ試合が始まったら互いに全力を出せていた感じです。
とはいえ、新が太一への負の感情をすでに乗り越えて試合を楽しんでいたように見えるのに対し、太一はダークサイドに踏み込みかけている感があるのが面白い。
しかも、太一による「ちは」の送り札という事実上の宣戦布告。
今回は新が順当に勝ちましたが、これはまだ前哨戦に過ぎないと思わせてくれる戦いでした。
そして、千早と須藤さん。
新春かるた大会の方も試合描写こそ少なかったですが面白い展開になっていましたね。
須藤さんといえば肉まんくんや太一との公式戦の印象が強くなっていますが、もとはといえば千早に団体戦で負けたのが因縁の始まりでした。
これまで須藤さんがなんだかんだ一番気にしてきたのも千早って感じがします。ことあるごとに千早の試合を注目して見ていましたから。
思えば、須藤さんってかなり対戦経験が豊富ですね。
詩暢には負け、原田先生には負け、坪口さんには勝ち、理音にも勝ち、肉まんくんには2連勝、太一とは勝ったり負けたり、そして千早には2連敗。
新や村尾さんとの戦いも見てみたいですね。
そしてこの中で千早には2連敗しているというのがなかなか面白いところです。須藤さんが活躍すればするほど、そんな須藤さんも千早には勝てないということで千早の主人公感が際立ちます。
前回までの名人戦・クイーン戦で一区切りだとするならば、今回から新章。ある意味原点回帰とも言える因縁の戦いでスタートしました。
次回以降も楽しみです。
以上、ちはやふるアニメ3期21話の感想でした。