ちはやふる3 第16話「ぬさもとりあへずたむけやま」【アニメ感想】
ちはやふるアニメ3期16話の感想・レビューです。ネタバレありです。
前回、周防名人や須藤さんたちと練習することになった千早と太一。
今回、名人と太一の間に繋がりが生まれました。
太一に闇堕ちの気配。
そして、ついに名人戦・クイーン戦が始まります。
【今回のちはやふる】
クイーンにはなれないという周防名人の言葉を聞き、ショックで固まる千早。
その直後、名人に試合を挑む太一。
そして、千早を言葉で曲げようとした名人に激昂。
太一と名人の試合結果は、14枚差で太一の負け。
その枚数差は名人による調整。
注目なのは、太一が一回もお手つきをしなかったこと。
練習後、千早と太一を冷たい態度で見送る周防名人。
しかしすぐに太一はひとりで戻り、名人に練習試合の感想戦をお願い。
一方、ひとりで帰った千早は周防名人の言葉を思い出し、涙。
その後、千早は原田先生の家へ。
周防名人の弱点が見つかったとのこと。
千早の話を聞き思案気な原田先生。とりあえずこのことは誰にも言わないようにと口止め。
それ以降、部活の練習でもスランプに陥っている様子の千早。
一方、物思いにふける太一。この前の練習の帰り道での周防名人との会話について。
周防名人曰く、かるたには、自分がとる、相手がとる、自分がミスをする、相手がミスをする、この4通りしかない。
相手のミスを誘うというスタイルに魅力を感じる太一。
クリスマス。
瑞沢かるた部は筑波の弟たちを喜ばせるサンタ計画を実行し、成功。
瑞沢かるた部全員で過ごす楽しいクリスマス。
名人戦・クイーン戦当日。
会場に姿が見えない新を心配し、緊張しながら電話する千早。当日になって風邪をひいたらしい新。
そして、詩暢と猪熊さん、周防名人と原田先生が入場。
今回はここまで。
【感想】
とうとう太一が動きました。
これまで特定のかるたスタイルをもたず臨機応変に何でもこなしてきた太一。
そんな彼が魅力的に思ってしまったのが、相手のミスを誘うという周防名人のかるた。
感じの良さと正確さを磨く千早、感じに頼らず早く取ることを突き詰める新とは異なる太一の道が見つかったことになります。
それだけならば望ましい展開なんでしょうが、気がかりなのは周防名人のかるたスタイルに千早があまり好感を持っていないように見えることでしょう。
まとめれば、太一闇堕ちの気配。
すでに千早と新が良い感じになっていることも合わせると、なおさらそう思えます。
ただ、これが面白い展開であることは間違いない。
あと面白かったのが、お手つきを一度もしなかった太一へ向けた周防名人の「感じ悪いね」というセリフ。
見事なダブルミーニングになっています。
そしてついに始まる名人戦・クイーン戦。
注目は、周防名人からの忠告なども含めて若干不穏な雰囲気の詩暢の調子と、千早が発見したという名人の弱点でしょうかね。
次回も期待です。
以上、ちはやふる三期16話の感想でした。