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慎重勇者9話「死神がとにかく無敵すぎる」【アニメ感想】

慎重勇者9話の感想・レビューです。ネタバレありです。

 

これまでにない展開でした。聖哉が苦戦し、特に活躍もせず。

しかしだからこそ逆に面白かったとも言えます。かつてない強敵を前に逃げるしかない聖哉の姿や、最強の女神ヴァルキュレの戦闘などが見れましたし。

 

こうなると、次回の聖哉の活躍が俄然楽しみです。あと、今回もアリアドアが登場してくれました。

 

 

 

【今回の慎重勇者】

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(C)土日月・とよた瑣織/KADOKAWA/慎重勇者製作委員会

 

聖哉と対峙する魔王軍四天王のキルカプル

キルカプルは妻と息子、イザレの村人全員、そして自身の命を生贄にして召喚術を発動。超概念の死神クロスド=タナトゥスが出現。 

その死神のステータスが常軌を逸したものであることも判明。そして初めて聖哉がダメージを負うことに。しかしゲートによってひとまず神界に避難した聖哉たち。

 

聖哉の負ったダメージは単なるかすり傷程度だったものの、あの死神をどう倒せばいいか見当がつかないと言う聖哉。すると、問題の死神が次元を超えて神界まで侵入。逃げる聖哉たち。

その間、神々たちが死神の撃退に動いたものの、ことごとく敗北。途中、アデネラも聖哉の口車に乗って死神に挑み、あっけなく撃沈。それも予想通りとつぶやく鬼畜の聖哉。

絶体絶命。しかし、どうすれば勝てるかわからない敵への対処法については想定済みだと言う聖哉。

 

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(C)土日月・とよた瑣織/KADOKAWA/慎重勇者製作委員会

 

聖哉が逃げた先は、絵を描くのが趣味というヴァルキュレのところ。直接お願いするのではなく、死神の攻撃がヴァルキュレに向かうように仕向ける聖哉。

結果、描いていた絵が破壊されて激怒したヴァルキュレが死神と戦闘に。破壊術式によって死神タナトゥスを攻撃。しかし通用せず。

すると神界特別措置法によって抑制された力を解放したヴァルキュレ。すべてのステータスが限界値を突破。そして、最終破壊術式・ヴァルハラ・ゲートというトンデモ技を発動。死神タナトゥスがとうとう消滅。

直後、大量の血を流すヴァルキュレ。曰く、ヴァルハラ・ゲートは術者の生命力を犠牲にするとのこと。ただ、そのダメージに快感を覚えているヴァルキュレ。

 

聖哉はあらためてヴァルキュレに修行相手になるよう要求。意味深な会話を経て、ヴァルハラ・ゲートだけは教えないという条件で修行相手になることを承諾したヴァルキュレ。

そしてマッシュとエルルはアリアドアのもとへ向かうことに。

また、破壊された伝説の鎧の破片を密かに持ち帰っていた聖哉は、それとリスタの髪の毛を使って剣を合成。現状最強の剣を入手。

 

その後、聖哉に指摘された体臭を気にするリスタ。イシスターに呼び出され、最後の四天王が帝都に侵攻しているためゲアブランデに戻るようにとの指示。

 

翌日。

アリアドアのもとで、マッシュは完全な竜化を習得。エルルはヘイストの上位魔法クイックを習得。

次に聖哉のところへ向かったリスタが目撃したのは、ヴァルキュレが聖哉の上に跨る姿。しかも2人とも裸。それを見ていろいろ動揺したリスタは、聖哉の役に立つようにと自分の髪の毛で作った人形を披露。ドン引きのヴァルキュレ、マッシュ、エルル。

そんなリスタに対して、あくまで破壊術式の修行だと誤解を解きつつ、問題の人形をとりあえずマッシュに預けた聖哉。

 

聖哉たちはゲアブランデに戻ることに。しかしそのとき聖哉が「レディ・パーフェクトリー」といういつもの決め台詞を言わなかったことに気づけなかったリスタ。

 

帝都前の戦場についたリスタたち。

目前の魔王軍を率いているのは四天王イレイザ=カイゼル。ステータスを見る限り、死神タナトゥスを除きこれまで最強の敵。

そのとき前に出たのが、帝都最強の戦帝。見た目はおじいちゃん。不安そうなリスタに対し、助ける必要はないと答える聖哉。

結果、イレイザ=カイゼルを瞬殺する戦帝。さらに残った魔王軍も一瞬で殲滅。

 

こんな強いのになぜ魔王軍討伐に参加しないのかとリスタが尋ねると、その直後、幼児化した戦帝。

 

今回はここまで。

 

 

 

【今回の感想】

初めての展開でした。強敵を前に逃げることしかできない聖哉。しかも次々に倒される神々。

その逃走の流れでアデネラも再登場しました。相変わらずチョロかったですが、戦闘では活躍できず。

修行で聖哉が神を圧倒するというシーンはこれまでもありましたが、敵にまで神が倒されることで危機感がグッと増しました。ついには最強の女神ヴァルキュレが出張ってきたわけですし。さすがに彼女は負けませんでしたが。

 

やはり気になったのは、ヴァルキュレと聖哉の会話。ヴァルキュレが「お前はもう…」と言いかけていたところ。

大雑把に言えば、2つの意味のどちらかに取れますね。つまり、もう十分とか大丈夫とかのプラスの意味か、もう無理だとかのマイナスの意味か、どちらか。ヴァルキュレの言葉の意図をすでに察していた聖哉が「だからこそ」修行が必要と答えたことに鑑みると、後者の可能性の方が高そうです。

だとしたら、聖哉らしくない状況です。何か特殊な事情があったりするのか。 

 

あと、突如登場した人間の強いおじいちゃんによって最後の四天王が倒されちゃいました。聖哉の出る幕なし。

そのおじいちゃん戦帝がどんなヤツかも気になりますが、それ以上に聖哉が決め台詞を言わなかったことが気がかりです。これもまた良い意味か悪い意味か。

 

敵で残っているのは魔王だけでしょうか。今回でいろいろ不穏な感じにもなりましたし、ここでいきなり聖哉たちが全滅とかになったら面白そう。

 

次回も期待です。

 

以上、慎重勇者9話の感想でした。