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慎重勇者10話「老人なのに強すぎる」【アニメ感想】

慎重勇者10話の感想・レビューです、ネタバレありです。

 

聖哉が「レディ・パーフェクトリー」と言わなかったせいで総集編となってしまった前回。

 

通常回に戻り、今回聖哉は超強敵と戦いました。

相手は戦帝ウォルクス。

9話の死神も反則的な強さでしたが、今回も聖哉はかなり苦戦しました。

 

 

 

【今回の慎重勇者】

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(C)土日月・とよた瑣織/KADOKAWA/慎重勇者製作委員会

 

最後の四天王を倒した後、幼児化した戦帝ウォルクス。

すぐに娘のロザリーが駆けつけ、ひとまず解散することに。

 

聖哉たちは街の見物へ。

途中で上薬草の効果とリスタの回復魔法の勝負もあったり。ちなみにリスタの負け。

 

その後城に戻り、ロザリーから話を聞くことに。

戦帝ウォルクスは以前魔王征伐に向かったところ、魔王城前で幼児化した姿で発見されたとのこと。

そして、ウォルクスの命はもう長くないらしい。ロザリーは父にやすらかに余生を送ってほしいからと、魔王討伐に一緒に向かいたいなどと言ってきたら諫めてほしいと聖哉にお願い。

あんなジジイについてこられても困るからと聖哉は承諾。

 

元に戻ったウォルクスと面会。

魔王討伐にウォルクスの力は必要ないと断言する聖哉。苦笑しつつそれを受け入れる戦帝。

 

そのとき、魔王軍の残党が帝都に侵攻しているとの報告。

マッシュとエルルを荷物持ちとして連れた聖哉が制圧へ。ウォルクスはリスタに大聖堂を見せることに。

 

大聖堂を案内しながら、突然神と勇者の命についての話を始めるウォルクス。

神も勇者も本来の魂が神界やもとの世界にあるため、この世界で仮の魂が死んでも本当の意味で死ぬことはないということ。

 

さらに、チェイン・ディストラクションという魔道具について話始めるウォルクス。それを使って仮の魂を破壊すれば、本来の魂も連鎖的に破壊できるらしい。

そして魔王はそのチェイン・ディストラクションを完成させ、その応用としてゴッドイーターという武器を生み出したと告げるウォルクス。

その手には、神や勇者を殺すことができるゴッドイーター

 

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(C)土日月・とよた瑣織/KADOKAWA/慎重勇者製作委員会

 

リスタがいる限り聖哉はいつでも神界に戻れるからその退路を断つためにここでリスタを殺すというウォルクス。

 

ウォルクス曰く、老体に終止符を打つために魔王討伐に向かった際に魔王と出会い、勇者への羨望と嫉妬という自身の思いを見抜かれ、その絶大な力を前に魔王を崇拝するようになったらしい。

 

逃走を試みたもののあっさり拘束され、泣きながら聖哉の助けを呼ぶリスタ。

 

そのとき、大聖堂に聖哉、マッシュ、エルル、ロザリーが登場。

ショックを隠し切れないロザリー。

聖哉はリスタの拘束を解き、ウォルクスとつばぜり合いに。

 

リスタが気になり引き返してきた聖哉。

その根拠は、慎重すぎる聖哉が考えていた、「かもしれない」可能性たち。

 

魔王は神を殺せる武器をもっているかもしれない、戦帝は魔王征伐の際に魔王によって懐柔されているかもしれない、そのとき神を殺せる武器を与えられ女神を狙っているかもしれない、つまり戦帝は敵かもしれない、というように。

 

ウォルクスを止めようとするロザリー。しかしウォルクスは、ずっと憧れてきたものの自分がなることができなかった勇者を殺せることに喜びを感じ、聞く耳を持たず。

 

そして、ゴッドイーターと一緒に魔王から与えられた「魔神の霊玉」を口にするウォルクス。

みるみる容姿が若返り、完全な魔族に。

 

聖哉の二刀流連撃剣をあっさり凌ぎ、反撃するウォルクス。

それを真連撃剣でなんとか防いだもののダメージを受け、血を流す聖哉。

 

腕に付けていた大量の重りを外し、真・連撃剣二刀流のフェニックスなんちゃらモードに入る聖哉。

 

そこから、超高速の剣の撃ち合い。

最初は聖哉が押しているように見えたものの、「もう慣れた」と言うウォルクス。

 

リスタがエルルにクイックの補助魔法をかけてと頼むと、もう使ったという返事。不安そうなエルル。

そのとき、聖哉が「レディ・パーフェクトリー」と言っていなかったことに気づいたリスタ。

 

助けに入ろうとするマッシュとロザリー。

しかしすぐに、「来るな、死ぬぞ!」とすごい剣幕で怒鳴る聖哉。

 

直後、右手を斬り落とされた聖哉。

しかしその痛みに怯むことなく、ウォルクスの追撃を防御。驚くウォルクス。

 

すると今度はウォルクスの右手が突如切断。

聖哉が使ったのは破壊術式その九・カウンターブレイク。

指定した体の部位を触媒にして、受けたダメージをそのまま相手に返すというもの。

 

そしてフェニックス・スラストによってとうとうウォルクスをぶっ飛ばした聖哉。

すぐにリスタの回復魔法で右手を治療。

 

もとの老人の姿に戻りながら、赤子のように泣きじゃくるウォルクス。

すると聖哉はリスタにウォルクスの怪我を治療するように指示。怪我は治ったものの、命はもう長くないことがわかり、ロザリーに父を看取ってやれという聖哉。

 

しかし、魔王に心を売ったこんな奴はもう父じゃないと声を荒げるロザリー。

そんな彼女に往復ビンタをお見舞いする聖哉。そして、「生きているうちに話しておけ」と助言。

 

最後は父として、涙を流すロザリーの頭を撫でながら息を引き取ったウォルクス。

 

その後、ウォルクスは老衰によって亡くなったと公表され、帝国の君主はロザリーが引き継ぐことに。

 

3日も眠り続けた聖哉。

ようやく目覚めると、魔王戦のためにさらに必要な修行に備えて、たまにはゆっくり休もうと提案。

テンションが上がりまくるリスタたち。

 

今回はここまで。

 

 

 

【今回の感想】

実は魔王側に寝返っていた戦帝ウォルクスとの戦いでした。

 

9話の死神との戦いでは、聖哉はすぐに逃げることを選択していましたが、今回は正面からぶつかり合ったのでこれまででおそらく最も苦戦していました。 

 

助太刀に入ろうとしていたマッシュやロザリーに向かって叫んでいたところは良いシーンでした。いつもの聖哉らしくなく、それほどに聖哉が追い詰められているということがよくわかります。

 

さらに、聖哉がダメージを受けること自体珍しいのに、今回に至ってはとうとう右手を失いました。まあ後に回復しましたが。

 

そんな中、戦況を一気に変えたのが破壊術式。ヴァルキュレとの修行の成果ですね。

 

結果としてギリギリ聖哉が勝ちましたが、死神との戦いから急に敵の強さが跳ね上がりましたね。

しかも残っているのは魔王。ウォルクスがあっさり服従しちゃったくらいですから、ほぼ間違いなく今のままの聖哉では勝てないんでしょうね。

 

しかしこれ以上どんな修行があるのか。やっぱりまたヴァルキュレとの特訓でしょうか。

 

残された話数は、11話と12話の2話。

それで魔王討伐までいけるんでしょうかね。無理そう。

 

とりあえず、次回に期待です。

 

以上、慎重勇者10話の感想でした。