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ランウェイで笑って 10話「負けられない」【アニメ感想】

『ランウェイで笑って』アニメ第10話の感想・レビューです。ネタバレありです。

 

芸華祭本番。今回は育人のショーのお披露目。

会場の評判は上々。育人の家族も感動。

でも心&千雪や遠の出番はまだこれから。

 

久しぶりに育人が活躍していました。ここまでいろいろありましたが、なんとか主人公の面目躍如という感じでしょうか。

 

 

 

【今回の『ランウェイで笑って』】

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©猪ノ谷言葉・講談社/ランウェイで笑って製作委員会

 

芸華祭本番。

遠には敵愾心を丸出しにして、心&千雪には優しく微笑む育人。

 

そして始まるショー。

育人の直前に出番なのは木崎。

 

木崎が育人の事を目の敵にしていたのは、育人が柳田のショーを台無しにしたからではなく、「負けた」と思ってしまったから。

そんな彼女のショーは、かなり攻めた和服のコレクション。審査員の評価もなかなか。

ただ綾野麻衣だけは、柳田の影響を受け過ぎと考えている様子。

 

続いて、育人のショー。

初っ端から思い出をくすぐる演出に涙を流す妹たち。

そして一着目が披露された時点から、これから世界中のファッションの調和が見せられると予想できる育人のショー。良い意味で。

審査員たちも次にどこの国の服が出てくるのかと予想して楽しむことに。

しかし最後の一着で多くの予想を外して、どこの国にも属さずどこの国にも属するミニマリズムの服が登場。

ただし綾野麻衣だけは予想通り。「私でもそうする」と。

 

会場からは大きな拍手。

大声で育人を褒め、涙を流す育人ママ。

 

その頃、育人のショーの大歓声を聞き、あらためて奮起する千雪と心。

 

今回はここまで。

 

 

 

【感想】

 一応これまでの総決算と言える育人のショーの回でした。

でも、なんか漫画で読んでいたときほどの盛り上がりは感じませんでした。

 

思い浮かぶ最大の理由はテンポですかね。

アニメではショーの進行と審査員の感想や家族の感動がリアルタイムで描かれていたからかもしれません。

家族が感動するシーンとかはもっと漫画っぽくというか、実時間から切り離された無音の中での独白みたいな感じで強調してくれた方が良かった気がします。だってそういう演出って普通にありますよね?

それに審査員たちの感想も、今回こそじっくり見せてほしかったところです。結局そこを丁寧に説明してくれないと、育人は名ばかりの主人公になっちゃいます。

 

あとは、やはりここまで育人の家族との絆がアニメではあまり感じられなかったからでしょうか。

だってそういうシーンがアニメでは全然印象に残らなかったから。たしかに節目となる大事なシーンは描かれていましたが、日常的なところはかなり省かれてきた印象です。

やっぱり感動のためには、一見不要に思える日常が大事ということですかね。 

 

とはいえ、こういったどこか物足りないという感想は原作漫画を読んでいるからのものかもしれませんね。

アニメから入った人も十分楽しめていればそれで問題なし。

 

今回で育人のショーは終わりましたが、まだ心&千雪や遠の出番が残っています。

この順番から言って、盛り上がりはまだこれからです。

 

次回が楽しみです。

 

ちなみにですが、育人のショーでモデルをやっていた子。

聞いた感じ声優は新人かゲストかなと思っていたら、案の定アナウンサーの方でした。

 

以上、『ランウェイで笑って』10話の感想でした。