鬼滅の刃 22話「お館さま」感想【アニメ感想】
鬼滅の刃22話の感想・レビューです。ネタバレを含みます。
前回で那田蜘蛛山の戦いがなんとか無事に終わり、今回とうとう鬼殺隊の精鋭である柱のお披露目。
感動するシーンもありましたが、見ていて気分の良い回ではありませんでした。柱のせい。
【今回の鬼滅の刃】
鬼殺隊本部に連行された炭治郎。
目を覚ました炭治郎の前には、鬼殺隊最強の剣士たち「柱」の姿が。
鬼殺隊でありながら鬼を連れていたという隊律違反を理由として、炭治郎の処刑を主張する柱の面々。
同じく隊律違反をとがめられている冨岡は、無言を貫きます。
炭治郎による説明が求められる中、柱のひとり不死川が禰豆子を勝手に連行。
「禰豆子も鬼殺隊と一緒に戦える」という炭治郎の言葉を信用できるわけがないと一蹴し、箱に入った禰豆子に刃を突き立てる不死川。
それを見た炭治郎は激昂し不死川の方へ突進。
冨岡の制止の言葉に一瞬気を取られた不死川。炭治郎の見事な頭突きが直撃。
そのとき、お館さまが登場。
顔の上半分にやけどのような傷があり、どうも視力が失われているっぽい。
これまでやかましかった柱の面々も、お館さまが現われた途端そろって平伏。まさにカリスマのお館様。
お館さまに対して炭治郎のことを尋ねる不死川。
お館さまも当然炭治郎と禰豆子のことは把握しており、そのうえで容認していたとのこと。そして柱のみんなにも2人のことを認めてほしい、と。
いくらお館さまの言葉でも反対だという声が柱たちの間では多数。
そこでお館様が持ち出したのが鱗滝さんからの手紙。
炭治郎が禰豆子と一緒にいることを認めてほしい、禰豆子は鬼でありながら理性を保ち2年もの間飢餓状態であっても人間を食おうとはしていない、もし禰豆子が人間を襲えば炭治郎、鱗滝、冨岡の3人が腹を切る、という内容。
手紙の内容を聞き、涙を流す炭治郎。
しかしそれでも禰豆子のことを認めようとはしない不死川たち。
そこでお館さまからの言葉。
たしかに禰豆子が人間を襲わないことは証明できないが、襲うことを証明することもできない。少なくとも禰豆子が2年間人間を襲っていないという事実があり、さらに人間を襲わないことに3人もの命が賭けられている。ならば、禰豆子を否定する側もそれと同等以上の対価を示す必要がある、と。
答えに詰まる柱の面々。
それに加えて、炭治郎は鬼舞辻と接触していると明かすお館さま。
それを聞いて驚愕する柱たち。どうやら柱の誰も鬼舞辻と遭遇できていないらしい。
そのことから言っても炭治郎と禰豆子は重要な存在だと指摘するお館さま。
それでも強引に行動に出た不死川。
刀で切った自分の手から滴る血を禰豆子が入った箱に垂らしながら再び箱を刃で刺し、本能のままに襲うよう禰豆子を誘導。
さらに日陰の方に連れ込まれ、とうとう箱の中から現れた禰豆子。
その表情はつらそう。
今回はここまで。
【感想】
とうとう来ました、精鋭集団のお披露目回。
漫画・アニメのまさに王道中の王道の場面です。
しかし、炭治郎がかなり危うい立場であるとはいえ、彼をただ一方的に攻めるだけの柱連中の小物感は否めませんね。
不死川のようなキャラが必ずひとりはいるだろうとは思っていましたが、まさかほとんどがそれに近いとは。
さしずめ、フェイタンばかりの旅団といった感じでしょうか。
同じく当事者の冨岡は黙っていることしかできず、今回は胡蝶がブレーキ役になってくれていましたが。
柱はそれぞれキャラはたっていますが、どうせならリヴァイのような強キャラ感満載の人間がひとりくらいいてほしかったところです。
鬼を上手く利用できるのであれば、それを利用しない理由はない、みたいな。
あるいは、『ソーマ』のりんどう先輩のような「おちゃらけてるけど本気になれば超強そう」的な雰囲気が出ているキャラのひとりくらいいてもよかった気がします。
唯一近そうなのは甘露寺でしょうか。
強キャラ集団としての柱に期待していたような振る舞いは、前回までの冨岡と胡蝶で十分見ることができた、という感じになってしまいましたね。
炭治郎視点から冨岡さんを贔屓したくなっている気持ちは否定しません。
もちろんこれはただ初登場時の印象に限った話です。
まだ柱は登場したばかりですし、これから戦闘面での活躍はあるでしょうから、そこに期待です。
それにしても、鱗滝さんの格好良さをあらためて実感した回でもありました。
次回はとにもかくにも禰豆子の行動に注目です。
以上、鬼滅の刃22話の感想でした。