鬼滅の刃24話「機能回復訓練」【アニメ感想】
鬼滅の刃24話の感想・レビューです。ネタバレありです。
訓練回、というか息継ぎ回という感じでした。しかし面白いことに変わりはありません。
そして何よりも、胡蝶しのぶの回でもありました。
【今回の鬼滅の刃】
蝶屋敷で治療を続ける炭治郎たち。
先の那田蜘蛛山での戦いで共闘した村田と再会し柱の怖さを愚痴られたりしながらも、「機能回復訓練」なるものに一足先に参加することになった炭治郎と伊之助。
最も重症だった善逸は、訓練から帰ってくる炭治郎たちのゲッソリした姿に戦々恐々とするも、とうとう訓練に加わることに。
問題の訓練の内容は、栗花落カナヲや神崎アオイなどの女の子たちと触れ合ったり、お茶をかけ合ったりしてイチャつくことでした。ざっくり言えば。
訓練内容に発狂する善逸。もちろん羨ましい的な意味で。
そこから、欲に任せて善逸は訓練を楽しみました。
しかし、炭治郎、伊之助、善逸は全員、カナヲには歯が立ちません。
あきらめ、訓練に参加しなくなった伊之助と善逸。
挑み続ける炭治郎。
カナヲと自分との違いに悩む炭治郎。その際カナヲの目に何かを感じた炭治郎。
そんなとき、蝶屋敷の少女たちがアドバイス。
全集中の呼吸を四六時中行う、とかなんとか。
驚きつつも少女たちに感謝する炭治郎。
しかし全集中の呼吸の自主訓練に苦労する炭治郎。
再び少女たちのアドバイス。瓢箪を吹いて割るらしい。
カナヲはドでかい特注の瓢箪を割るとのこと。
ともかく呼吸を意識しつつ、そして鱗滝さんの教えも思い出し、訓練に取り組む炭治郎。
そこに現れたしのぶ。
炭治郎はしのぶに、なぜ自分たちを引き取ろうと思ったのか問います。
しのぶの答えはこうでした。鬼と仲良くするという夢を炭治郎に託すため。
その答えの背後にあるしのぶの怒りを、炭治郎は匂いから看破します。
一瞬、動揺するしのぶ。
しのぶは自分の気持ちを語りました。
しのぶの姉も炭治郎と同じく鬼への同情を抱いていました。しかしその姉も鬼に惨殺された。
姉の思いを継ごうとしたものの、もう疲れたとしのぶは言います。
鬼への同情と憎しみの狭間でしのぶは苦悩していました。しのぶ曰く、他の柱も似た気持ちだとのこと。
そして、「禰豆子を守り抜くように」と炭治郎にしのぶは伝えます。
姉の願いを自分の代わりに炭治郎が継いでくれていると思うと自分も楽になるから、と。
しのぶの思いを聞き、そして鬼に殺された家族のことを思い、あらためて禰豆子を人間に戻す決意を固める炭治郎。
今回はここまで。
【感想】
戦闘などの派手なシーンこそなかったものの、充実した回でした。
思えば、ここしばらくの炭治郎はひたすら鬼との戦いに明け暮れていました。その息継ぎも兼ねつつ、今回は蟲柱・胡蝶しのぶの思いが明らかになりました。
とりあえず、ここまで男所帯あるいは鬼所帯が続いた鬼滅の刃ですが、蝶屋敷編に入りようやく華やかになりましたね。
しのぶにはとにかく癒されます。主にcv. 早見沙織さんの面で。何この包容力満載のお姉さん。初登場時のサイコっぷりはどこへやら。
と思っていたら、しのぶの背景が今回明らかになりました。
炭治郎を除けば、鬼殺隊員のキャラが掘り下げられたのは、ほぼ初めてに近いのではないでしょうか。
笑顔とサイコな言動が同居していることの意味が少し判明しました。まさにしのぶ自身、自分の振る舞いのアンバランスさに苦悩していたわけですね。
炭治郎に夢を託すとは言ったものの、しのぶはまだどこか吹っ切れてはいない様子でした。
この気持ちが、今後のしのぶの行動に何か大きな影響を与えそうです。
キャラが少し掘り下げられて、しのぶの魅力がさらに強まった気がします。何この魅力的で包容力満載のお姉さん。守りたい。
一方その頃、しのぶに代わってなんかヤバいヤツ感が一任されたカナヲ。
カナヲについては次回以降明らかになっていくようですね。
次回も相変わらず楽しみです。
まあ禰豆子が一番可愛いんですけど。
以上、鬼滅の刃24話の感想でした。
