因果交流電燈

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魔王様、リトライ!12話「白天使と魔王様」【アニメ感想】

魔王様、リトライ!12話・最終回の感想・レビューです。ネタバレありです。

 

最終回でしたが、ひとまずの締めくくりといった感じでしたね。

もはや戦闘もありません。

安心して観ることは出来ましたが、物足りなかったのも事実です。

 

続編に期待です。

 

【今回の魔王様、リトライ!】

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© 神埼黒音/双葉社・「魔王様、リトライ!」製作委員会

大方の予想通り、ホワイトが入った男湯にいたのは魔王。

 

そこからは、魔王の罠を恐れるホワイトと痴漢冤罪を恐れる魔王の間ですれ違いコントが繰り広げられました。

 

とりあえず、ホワイトは完落ち。

魔王を堕天使ルシファーであると判断し、彼を救おうと完全にヒロイン化。

 

その後、これまでの不足分を回収するかのように、アク、そしてルナ、トロンとのイチャつき。

 

魔王はユキカゼ・ミカンとともに北方へ旅立つことに。

出発前にあらためて、田原と悠に村の運営と病院を任せると命令する魔王。

 

発展してきた村や仲間たちのことを思いながら、強くなることを決意するとともに、田原にもうひとつ指示を出す魔王。

村の敵は消すように、と。

たじろぎながら、承諾する田原。そのとき田原は、魔王と初めて会ったときのことを思い出していたのでした。

 

そしてCパート。

ルーキーの街に着き、監獄迷宮を目指す魔王。

その前に、勇者の姿が。

 

ここでおしまい。

 

【今回の感想】

あれ、魔王が一番苦労したのってマダムの接待じゃね?

と思った1クールでした。

 

おそらく作品的にはまだ序盤だからこそ、少し無理をしてでも、1クールアニメの最後くらいには強敵との戦いがあっても良かった気がします。それこそオバロのシャルティア戦のように。

 

面白かったんですけどね。ただ、あまりにも山場がなさすぎたように思えます。

たとえメインキャラではないとしても、魔王が関わったキャラとの死別などがあったら盛り上がったのでしょうが。

まあ本作はダークファンタジーってわけでもないですし、その展開はないか。

 

しかし現時点では、本当に街づくりゲームの印象しか残りませんでしたね。

 

ちなみに、アニメ最終回の感想ということで一応書きますが、本作の主人公の「キャラクターチェンジ」にどこか違和感を抱くというか、あまり良い気持ちにならないのは僕だけでしょうか?

これはかなり微妙なところですが、変な話、中途半端なNTR気分というか。

例えばオバロのアインズとモモン、ギアスのルルーシュとゼロなどは同一人物として受け入れて見ていられるんですが、本作の九内と零に関しては別キャラとしか思えないんですよね。

今のところ零と関わりが深いのはキラー・クイーンだけですが、この2人の関係にはあまり興味が持てないというのが本音です。なぜなら、魔王をめぐるヒロインレースと認識できないから。

だからこそ、直ちに零と魔王を同一人物として結びつけたトロンは、視聴者的にというか僕的にはひとつの救いではありました。

ここらへんの印象問題は難しいですね。もっと他の作品も巻き込んでいろいろ考えてみたら面白そうです。いつか記事を書くかも。

 

まあ結局、アニメの二期を待ちます。

もし二期に入れば、さすがにいろいろ展開があるでしょうし。

 

以上、魔王様、リトライ!12話・最終回の感想でした。