Dr. STONE・17話「百の夜と千の空」【アニメ感想】
ドクターストーン17話の感想・レビューです。ネタバレありです。
千空の父・白夜の物語の全容が明らかになりました。
白夜たちの過酷なサバイバル生活。その遺産が現在の千空を取り巻く仲間たちだったわけです。
千空と白夜の独特な親子関係と強い信頼関係が素敵でした。
そして今回最後には、新展開が予告されました。
とうとう司帝国とぶつかりそうです。
【今回のドクターストーン】
石化現象を宇宙から目撃した白夜たち。
SNSの最終書き込み時間の分布から、現象の発生源を南米と特定した白夜。
この調査方法はもともと千空のアイデアだったらしい。
地球に向かうことにした白夜。しかし、特攻隊に必要な人員は3人。
息子がいる白夜を強引に特攻隊から外したシャミール。そしてコニーとリリアンを加えた3人が先遣隊として出発。
地上に到達しても石化することはなかったものの、着陸に失敗。海に背面着陸したシャミール達。
その後、白夜たち後発組が地上に到着。近くの島からイカダを漕いで白夜がシャミール達を救出。
その後、島を調査。
石化光線の広がり方から、日本に近いこの島が最も発生源から遠い地点だったため、人類の生き残りがいることが期待されたものの、石化した人間を発見し、その希望も打ち砕かれる結果に。
そこからはサバイバル生活。
3年が経過。ヤコフ・ダリヤ夫婦には子供が生まれており、そしてシャミールとコニーが結婚。
これまで歴史を通じて積み上げられてきた音楽が消えてしまうことを悔しがるリリアン。消えないと言い切る白夜。少なくとも千空は必ず生きていて、まだ決してあきらめていない、と。
そして、千空が目覚めたときには仲間が必要になる。だからそのためのバトンを自分たちがつなぐという白夜。
そして現在。
話のスケールのでかさについていけない面々。
石神村の住人はみな千空の親戚なのかと尋ねるコハク。白夜と自分に血縁関係はないし、しかも何百世代も離れているから親戚もクソもないと笑う千空。
新しい長の誕生を祝う宴。
全員が盛り上がるなか、千空はルリとふたりきりに。
物語の最後は、白夜から千空へのメッセージになっていて、千空だけに伝えた方が良いと思ったルリ。
再び、白夜たちの時代。
肺炎に倒れたコニー。ヤコフとダリヤは、本土までイカダで抗生物質をとりにいくことを決意。しかし、戻ってくることはできなかった2人。
コニーが亡くなり、直後同じく肺炎にかかったシャミール。
悲し気な表情の白夜に笑って語るシャミール。宇宙に旅立ったあのときから、ずっと楽しかった。そして、石化現象直前に白夜に強引に食べさせられたラーメン、本当にうまかった、と。
涙を流す白夜。
残ったのは、白夜とリリアン、そして子供たち。
白夜は後世の人たちの生きる知恵になる小説を書くことに。リリアンの勧めもあって日本語で書かれたその物語こそ、百物語。
その後リリアンも亡くなり、子どもたちと過ごす白夜。
そして百物語最後の、千空へのメッセージ。
約束通り科学土産として、百物語がつなぐ仲間たちをのこした。仲間たちの力に千空の科学が合わされば必ず、ゼロからでも文明を作り直し人類を救える、と。
その後、白夜の墓標の前に一人残り、静かに涙を流す千空。
そして白夜からの科学土産への感謝の言葉。
その後。
ゲンに司帝国で何があったか尋ねる千空。司たちが来る、と伝えるゲン。それを聞いた千空は迎え撃つ気満々の様子。
今回はここまで。
【今回の感想】
安定の面白さ。
地球に戻ってからの白夜たちの生活は、過酷なものではありましたが、幸せなものだったようです。
しかしそこでも一番の障害だったのが病気。
白夜たちを苦しめた肺炎。その治療法を現代に千空が復活させたというのは、良いですね。
それと、白夜と千空に血のつながりがないことが判明しました。
白夜と千空の強力な親子関係は血縁など超えたものだったわけです。
そして、石神村の人々が千空の子孫であるという可能性はなくなりました。そのことを千空に尋ねたときのコハクの表情はいろいろ勘繰りたくなりますね。
とりあえずこれで、石神村編とでも言うべきストーリーに一区切りでしょうか。
次回から、ようやく司帝国編に入るようです。
このまま一気に戦争みたいになったりするのでしょうか。その前にまずは司帝国の内情についていろいろ明らかになるのでしょうが。
今後も楽しみです。
以上、ドクターストーン17話の感想でした。