Dr. STONE 22話「THE TREASURE」【アニメ感想】
ドクターストーン22話の感想・レビューです。ネタバレありです。
今回の主役はマグマとゲン。
ようやくマグマの活躍が見れるかなと思っていましたが、結局最後はゲンが持っていきました。
各キャラの様々な思惑が錯綜しつつ、最終的にはなんかほっこりしました。なかなか良い回だったと思います。
【今回のドクターストーン】
真空管づくりのために必要な耐熱素材タングステン探索に出ることになった千空・クロム・マグマの3人。
しかし何か企んでいそうなマグマ。すると、マグマに何かをつぶやいたゲン。
千空たちが出発すると、ゲス顔になったゲン。ようやく千空が石神村を離れてくれた、と。
やはりマグマのことを心配するクロム。それに対して心配するだけ無駄だと考える千空。いずれにせよマグマの力がどうしても必要だから。
3人は地面のいたるところが雲母になっている地帯に突入。自然の落とし穴。そのとき、千空に後ろから殴りかかったマグマ。地面が崩れ、落ちていくマグマと、その手を掴む千空。
今千空を落とそうとしたとマグマを責めるクロム。それをマグマは肯定し、御前試合の件からの千空への恨みを爆発させます。そのとき地面が崩れ、マグマと千空はともに落下。
2人は無事だったものの、壁を上って脱出することは困難。そこでクロムの助けもあり、水を穴に流し込むことで浮上する作戦に。
マグマの恨み節に答える千空。千空のようなヒョロガリとマグマのような脳筋、どちらも必要で分業が大事だということ。そして、マグマが見ることができないはずだったことを自分が見せてやる、と。
それを聞き、少なくとも司を倒すまでは協力するが、その代わりつまらないものを見せるなと言うマグマ。
マグマの助力もあってなんとか千空たちは落とし穴から脱出成功。
その後、千空たちはスカルン鉱床を発見。貴重な鉱石が満載の天然の宝石箱らしい。
そのとき、このお宝を掘り出す時点で千空たちの命を奪うつもりだったと暴露するマグマ。だろうな、と千空。だから雲母の落とし穴の時には咄嗟に千空を助けてしまった、とも。
それを聞いて、あのときマグマを侮辱したことを謝罪するクロム。いまさらどうでもいいとマグマ。
そしてマグマの剛腕によって、とうとうタングステン発掘に成功。
その後もスカルン鉱床のお宝に夢中になっている千空とクロム。
そのとき、出発前のゲンの言葉を思い出したマグマ。3日後の夜までに千空を返すように、とのこと。
千空とクロムをマグマが強引に連れ出し、村へ帰還。
すると、到着した途端ゲンによって目隠しされた千空。
異様な雰囲気の中、自分ひとりを司たちに差し出せば村は安全だということにようやく気付いたのか、と零す千空。しかし内心は動揺している様子。
と思いきや、目隠しを外された千空が見たのは、天体望遠鏡。千空が連れてこられたのは天文台。
千空の誕生日が1月4日だと把握していたゲンが仕掛けたサプライズ。村全体も協力し、天文台と天体望遠鏡が完成。
しかし、なぜ自分の誕生日を知っているのかが気になった千空。材料の一つが、ゲンが千空から聞き出した生きた日数。しかしそれでも千空が目覚めた日がわからないはず。
実は千空が目覚めたとき日にちを掘っていた木を見たことがあったゲン。その時から千空のヤバさを知り、出会う前から千空のことを気に入っていたと言うゲン。
いろいろあって、なんだかんだ嬉しそうな千空。
今回はここまで。
【今回の感想】
面白かったですね。
まず冒頭にマグマとゲン2人の裏切りの気配。たしかに一応は、マグマとゲンが結託して司帝国に寝返るという可能性も思い浮かべました。なくもないな、と。
しかしふたを開けてみれば、上手いこと平和にまとまりました。
実際マグマは裏切るつもりだったようですが、千空に説得される流れというのは想定内でした。
そしてゲンのサプライズ。これもまあ想定内。 それよりも千空の誕生日をゲンが知ったエピソードが良かったですね。千空すら驚いていました。ある意味では貴重な会心の一撃。
誕生日のサプライズと判明する直前、珍しく焦る千空の姿も見れました。コハクやゲンたちを信用していないわけではないのでしょうが、それでもなお最悪の事態を合理的に想定していたわけですね。
というか、それこそ今回のエピソードで気づきましたが、たしかに千空ひとりを犠牲にすれば石神村は安全なんですよね、たぶん。まさに最大の弱点であり最悪の事態。しかし今回のやり取りを経て、その弱点をついた裏切りが起こる可能性は限りなくゼロになった気がします。
発明ばかりが続きますが、前回のスイカの活躍もそうだったように、上手い感じにキャラの良さも見せてくれます。特に今回はゲンが良かったですね。
次回も楽しみです。
以上、ドクターストーン22話の感想でした。