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ちはやふる3 第3話「よしののさとに」【アニメ感想】

ちはやふる三期3話の感想・レビューです。ネタバレありです。

 

前話から始まった吉野会大会の中盤です。

ただでさえオールスターが集まった大会だったので、気になる試合ばかりでした。

 

そして試合以外にも良いシーンが盛りだくさん。

超面白い。

 

 

 

【今回のちはやふる

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©末次由紀講談社・アニメ「ちはやふる」プロジェクト2019

 

吉野会大会。

高校生組を中心に注目の選手がいる中、特に異彩を放っている女性。

猪熊遥。クイーン戦4連覇というレジェンド。そして桜沢先生のライバル。

 

そんな超強豪が参戦している中、千早や太一たちは勝ち進みます。

しかし、病み上がりの千早の調子を心配する肉まんくん。

 

そして4回戦。主な対戦カードは以下の通り。

 

新vsユーミン

原田先生vs立川梨理華

須藤さんvs理音

太一vs北央の城山

千早vs準名人・武村

 

どれも好カードですが、とりあえず今回注目すべきは、新、理音、千早。

 

まず新vsユーミン

揉めたりしてユーミンが粘り強さを見せたものの、新の勝利。しかし新はかなりの疲労

 

須藤さんvs理音

4回戦ということで、もはやスタミナがない理音。その弱点を知っている須藤さんは嬉々としてドSモード。

ただ理音も必死に食らいつきます。どうやらこの前の合宿での千早を見て密かに燃えている模様。

しかし、結果は須藤さんの勝利。とはいえ、悔しげな表情の理音を見て嬉しそうな桜沢先生。

 

千早vs武村準名人

ここで肉まんくんの心配が杞憂だったと判明。怪我した右手を温存し左手を使っていたおかげで、無駄のない取りが可能に。

結果、千早が勝利。

 

原田先生と太一も勝ち、ベスト8。

そして次戦。千早の相手は元クイーン・猪熊遥。

 

今回はここまで。

 

 

 

【今回の感想】

超面白い。

 

語り切れない名シーンがたくさんありました。

宮内先生の桜沢先生への相談とか、苦戦する太一を鼓舞する原田先生・広史さんとか。

 

しかも、対戦カードも豪華でした。

まず個人的に嬉しかったのは、須藤さんvs理音ですね。2人とも過去に千早に負けていますが、どちらも強豪。千早とほぼ同タイプの理音を須藤さんが倒すというのは、いろいろと興味深かったです。

というか須藤さんはめちゃくちゃ良いキャラですし。個人的には原田先生と須藤さんが本作で一番好きです。とりあえず2人とも無能力者で強いって感じで格好良いですよね。

 

そして今回、久しぶりにというかようやく、千早が覚醒し始めました。

しかも次の対戦相手は元クイーン。そりゃ盛り上がりますよ。

 

それと原作を読んでいる者として今回のアニメを見て少し興味深かったところ。

新が団体戦のメンバー集めについて太一に相談し、太一が嫌味な言葉を吐いたところ。

原作を読んでいて個人的に残った印象としては、名人戦があるのに余裕だな、という太一の劣等感込みの皮肉でした。

しかし、今回のアニメを見てより強く感じたのは太一の焦りですね。有り体に言えば、千早がとられちゃう。

団体戦」というのは太一が現在千早と共有しているものです。個人戦の中では超強い新もこれまで踏み込まなかった領域。その領域にまで新が踏み込もうとしていることに対する太一の焦りです。

もちろん新は別の高校のため千早と同じチームにはなるわけではありません。でも重要なのは、団体戦そのものへの思いです。かつて千早、太一、新はチームを組んでいて、それは3人の最も大事な思い出になっています。或る意味、千早にとってはその思い出の復活・再現こそが瑞沢かるた部であり、そこに参加したのが太一でした。これは太一の新に対する唯一の優越感だったのかもしれません。

 

太一と新の関係はそれこそ本作の肝ですからこれ以上語るのは難しいですが、今回の2人のやり取りは、良かったですね。今後の展開をいろいろ考えさせてくれます。

 

とにかく今回は面白いところばかりでした。

しかし、次回は千早vs猪熊さんをはじめ、もっと面白く盛り上がるところばかりです。

 

楽しみです。

 

以上、ちはやふる三期3話の感想でした。