ちはやふる3 第8話「これやこの」【アニメ感想】
ちはやふる三期8話の感想・レビューです。ネタバレありです。
名人戦・クイーン戦予選が始まりました。
太一や原田先生、新が順調に勝ち上がっていく中、突如会場に現れた周防名人が波紋を呼びました。
今回の見所は、鬼気迫る原田先生、太一と須藤さんの賭けの行方、周防名人と新の会話、そして健気な花野でした。
【今回のちはやふる】
とりあえず修学旅行中の千早は今回、太一ショックで心ここにあらずだったり、迷子だったりしました。
東日本予選。
迫力満点の原田先生と落ち着いた様子の太一。もちろん他にも強い選手が大集合。猪熊さんと桜沢先生も復帰。
そんな中、参加辞退を表明する須藤さん。理由は、この前の吉野会大会での太一との賭け。先に負けた方が予選欠場というアレ。しかし、当の太一が須藤さんに参加するよう要請。最初はそれを須藤さんは断ったものの、じゃあ自分と当たったら譲ってくださいとの太一の言葉を聞き、あらためて予選に参加することに。
しかしひとつ問題が発生。太一の母が会場に。もちろん怒りながら。それに気づいた花野。太一ママに気に入られようとアプローチ。
西日本予選。
腹痛で悩む新。そして、東日本予選参加者名簿に太一の名前があることに気づき驚きます。
そのとき会場に突如現れた周防名人と詩暢。そして周防名人が衝撃発表。次に五連覇して引退する、と。それを聞いて喜ぶ役員たち。五連覇を前提とした発言に怒る選手たち。
新も名人の発言に少し動揺したものの平静を取り戻し試合へ。順当に勝ち上がります。
すると試合後の新のところに来た周防名人。新の強さを褒め「いつか名人になる」と評価したと思ったら、「でもそれは次じゃない」「きみを見てもテンション上がらない」と意味深な言葉。
再び東日本予選会場。
太一、原田先生、須藤さん、理音、猪熊さん、桜沢先生などが勝利。
試合後の太一の姿を見た花野は、試合が終わったら太一ママに連絡する約束をしていたのに連絡せず、次の試合が開始。
すると、怒りの太一ママが再び会場に登場。それを会場の扉の前で阻む花野。かるたなんて遊びだと一蹴する太一ママに対し、「一生やるかもしれない」と返す花野。さらに、太一は「自分になりたくてがんばってる」と涙ながらに発言。ちょうど試合に勝ち、その言葉を聞いて何か響いた様子の太一。
太一の次の対戦相手は、今回かなり調子が良いと評判のK大の小石川秀作。
自分じゃなくなりたいと思う一方、自分になりたいと思う太一。次の試合に挑みます。
今回はここまで。
【今回の感想】
とうとう名人戦・クイーン戦予選が始まりました。
まずこの前の吉野会大会との繋がりで嬉しかったのは、猪熊さんと一緒に参加した桜沢先生。原田先生もそうですが、今回はベテラン勢が重厚です。
東日本と西日本が並行的に描かれましたが、やはり太一と新が中心です。
西日本予選会場では、周防名人の衝撃の引退宣言がありました。同時に、優勝候補である新に対する名人の不穏な言葉。
今回の名人戦では波乱が起きそうです。
一方、東日本予選。個人的に好きなシーンはふたつ。
第一に、太一と須藤さんの賭けをめぐるシーン。須藤さんが千早や太一と絡むときはだいたい面白いですからね。
しかも今回、太一が須藤さんともし当たったら須藤さんが譲るという興味深い伏線が登場。これが予選をどう左右するのか。
第二に、太一とヒョロくん。一回戦での太一の対戦相手は、吉野会大会B級決勝でヒョロくんが負けた相手でした。その相手に勝利した太一がヒョロくんに「お前強いのに、あんなのに負けてんじゃねーよ」と言い、それを聞いたヒョロくんが自分を恥ずかしく思い涙を流したところは名場面でした。
なんだかんだいろいろ盛り上げてくれるヒョロくん、素敵です。
今回も相変わらずの面白さ。次回も期待です。
以上、ちはやふる三期8話の感想でした。