因果交流電燈

本とアニメを題材にしていろいろ語るブログです。

私、能力は平均値でって言ったよね!5話「みんなの昔話って言ったよね!」【アニメ感想】

のうきん5話の感想・レビューです。ネタバレありです。

 

前回まさかのシリアス展開に入りました。

今回はまずレーナの重い過去からの解放がメインになるのかなと思っていましたが、なんとその流れで赤き誓い全員の過去が明らかになりました。

 

レーナとポーリンの過去がかなりヘビーでしたね。マイルとメーヴィスの過去は、、うん。

 

とはいえ、シリアスになりすぎず面白かったですね。濃かったし。

 

 

 

【今回ののうきん】

f:id:otokitakun:20191105045051j:plain

©FUNA・亜方逸樹/アース・スター エンターテイメント/のうきん製作委員会

レーナの過去。

父と2人で幸せに生きてきたレーナ。しかしある日、盗賊の襲撃。レーナが攫われそうになり、抵抗した父が殺されてしまいます。直後、通りかかったハンターたちが盗賊を撃退。身寄りをなくしたレーナを保護することにしたパーティー・赤き稲妻。

その後、魔法の訓練をしながら、赤き稲妻と家族のように幸せに過ごすレーナ。

しかし不幸は続きます。ある商人の護衛中に大勢の盗賊たちによる襲撃。そこで商人が裏切り、積み荷を半分見逃してもらう代わりにレーナを差し出そうとします。レーナを守るために抵抗する赤き稲妻。しかし、全滅。

また一人残されたレーナが、怒りゆえに能力が覚醒。炎魔法で盗賊のボスと商人の命を奪いました。

 

回想終り。

しかし、軽い表情でその話を聞いているマイルとポーリン。一方、号泣しているメーヴィス。

盗賊や悪党は殺さなければならないと主張するレーナ。今回の対人戦はそのための練習とのこと。

ただ、マイル、ポーリン、メーヴィスはその意見に反対。理不尽に家族を奪われた自分の気持ちなんてわからないでしょと怒るレーナ。すると、そこから各自の昔話をする流れに。

 

まずはポーリン。

有名な商家に生まれ、優しい両親と弟と一緒に幸せに暮らしていたポーリン。

しかしある日、賊によって父が殺害。すると、商会の番頭の策略によって商会が乗っ取られることに。しかもその番頭はポーリンの母に愛人になることを要求。

母は愛人になることを選択。父を殺したのも番頭の仕業とわかっていたポーリンは猛反対。しかし母はポーリンたちを育てる親としての役目を果たすと説明。そして、その役目を無事果たせたときには、死んだ父の妻として「最後の役目」を果たすとのこと。

復讐に燃える母の表情を見て、ポーリンは決意。その役目は娘として自分が果たす、と。

 

回想終り。ポーリンの笑顔を怖がるマイル。

 

次にメーヴィス。

伯爵家の長女として生まれ、父と三人の兄に可愛がられ育てられたメーヴィス。騎士になりたいとのメーヴィスの願いを反対しまくる父と兄たち。そこで、ハンターになって身を立てれば騎士になれると考え、家を飛び出し今ここにいる、とのこと。

 

メーヴィスの薄すぎる過去を聞いて、なんか真面目に考えるのが馬鹿らしくなってきたというレーナ。

 

次、真打のマイル。転生の件を除き、正直に話すことに。

マイルの本名は、アデル・フォン・アスカム。子爵家の娘。

10歳の時に前世の記憶を取り戻したアデル。ただその当時、父によって祖父と母を殺され、後妻とその娘によって家が支配され、肩身が狭い境遇にあったアデル。

その後家から厄介払いされ、全寮制のエクランド学園に入学。しかし例のうっかり病で能力を隠すことができず、しかも男子にもモテモテ。

そんなマイルの前に現れたのが、マルセラ、モニカ、オリアーナという3人の少女。マルセラたちは当初、男子を侍らす嫌な女としてアデルを敵視していたものの、アデルの過去の境遇や現状を知り同情。友達になることに。

初めての友達と楽しい学園生活を送り幸せなアデル。しかしある日、王女の護衛隊から少年を助けるために、女神の依代を演じることに。その噂がたちまち広がり捜索されることに。平凡に生きることを望むアデルは学園を飛び出し、ティルス王国へ。

 

回想終り。

 

皆も同じく重い過去を背負っていると理解したレーナ。しかし、また仲間を失うことを恐れる彼女。

その心配はいらないというポーリンやメーヴィス。自分たちはそんな簡単に死なないと。マイルを筆頭に。

今度こそ家族を失わない、とレーナに宿る怒りの炎の勢いは弱まるのでした。

 

今回はここまで。

 

 

 

【今回の感想】

予想外にも、4人の過去が一斉に披露されたのでかなり濃かったです。

レーナとポーリンの過去は特に重かったですね。レーナは今回で復讐心が少しは弱まったと思いますが、今後ポーリンの復讐もあるのでしょうね。

 

メーヴィスはともかくマイルの過去の方は、マイルのキャラもあってか、そこまで悲壮感はありませんでした。とりあえず波乱万丈ではありましたが。

マイルの過去に登場したマルセラたちや第三王女の再登場には期待です。

 

とにかく今回は、ポーリンとマイルが良い感じのクッションになってくれたおかげで、シリアスになりすぎず程よいゆるさでした。安心しました。メーヴィスは完全にネタ扱いでしたし。

 

珍しいシリアス回を乗り越えて、次回からどうなるのでしょうか。わたし、気になります

 

以上、のうきん5話の感想でした。