超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!7話「忍はシノビの勘がはたらくようです!」【アニメ感想】
超人高校生・超余裕の感想・レビューです。ネタバレありです。
今回はなかなかシリアスな話でした。
司たちが喧嘩を売った帝国の闇の一端が垣間見えたり、前回予感されていたギュスターブの魔法が実際にお見舞いされたり。
その中活躍したのが、忍と林檎。
さらには新キャラの女騎士も登場しました。もう「くっころ」要員にしか思えません。
【今回の超余裕】
ギュスターブ領のココノノ村を訪れた忍とエルク。
村人たちから温かいおもてなしを受ける2人。食って飲んで、どんどん酔っていく忍とエルク。
つぶれかけ寸前の2人に、ミリンダという少女が「早く村を出た方が」と言いかけたところでそれを遮る母のエメラダ。
酔っているエルクは特に気にせず。しかし直後、忍からキスされ酔いがさめたエルク。実はまったく平気だったが酔った演技をしていた忍。
忍が怪しく思ったのは、村の人々が飢えているにもかかわらず、忍たちにだけ飲み食いさせていたこと。
宿の地下室に向かった忍とエルク。そこにあったのは、旅人たちの無残な姿。
旅人たちを飲み食いさせて動かなくさせ、所持品を奪ったうえで、その肉をも食らう。
その直後、村に査察に訪れた騎士団。それを率いるのは白銀騎士ジャンヌ。
村人全員が集まり、狂気めいた挨拶。
すると、服の袖に泥がついていたミリンダが仕置きにあうことに。服は清潔にするというのがここでの法らしい。
騎士に鞭で叩かれるミリンダ。その様子を見ていたエルクは助けに行こうとしますが、忍に止められます。考えがあるという忍。
騎士たちの前に現れ、取引を持ち掛ける忍。
戦闘になれば騎士たちの半数は道連れにできる。しかしこれ以上ミリンダに手を出さなければ、おとなしく捕まってあげるというもの。
その取引を承諾したジャンヌ。ミリンダを開放し、忍を連行。
忍の狙いは、ミリンダを助けつつ、敵の心臓部に潜り込むこと。
城に拘束された忍。ここからギュスターブの情報を得る算段を思案。
そこに会いに来たのが、ジャンヌ。見張りの騎士を追っ払い忍と2人きりに。
そんなジャンヌを挑発する忍。
しかし、忍を開放し、ミリンダを助けてくれたことに感謝を告げるジャンヌ。
ジャンヌは帝国白銀騎士であると同時に、ギュスターブと敵対する組織の一員とのこと。そしてジャンヌは、敵を同じくする忍に協力を要請。
その頃。
ミリンダを助けてくれた感謝をエルクに告げるエメラダ。しかし彼女たちの行いを責めるエルク。
ギュスターブが領主になってからというもの、その潔癖さを求めた法によって金銭的にも食料的にも追い詰められ、ついには仕方なく旅人を襲うしかなくなったと告白するエメラダ。
そして。
平民は皇帝のために死ぬべきだと主張するギュスターブ。フィンドルフ領での反乱の鎮圧がまだ完了していないことを知りヒステリー。
ギュスターブは自ら手を下すことに。魔法の槍みたいな武器を空に向けて投擲。
7人の勇者の危機を知らせる声を聞いたリルル。ドルムントへの飛来物の警報を聞く司。
司に命じられ対空迎撃を発動した林檎。しかし何らかの魔術的防御のせいか止まらない槍。ただ、槍の軌道には変化があったため、槍の着地点をずらす作戦に。
ミサイル迎撃の連発。しかしとどめの一発が避けられ、槍が着弾。
今回はここまで。
【今回の感想】
今回、ようやくいろいろな動きがありました。
まず最初に衝撃的だったのが、忍のエルクへのキス。
でもあれはエルクへの好意というよりは、忍のある種のゆるさに起因したものだった気がしますね。これまでの潜入調査での振る舞いなどを見ても、忍は情報収集のためならば女を武器にすることも厭わない感じでしたから。
この軽いビッチ感、個人的には嫌いじゃないです。
あと、薄い本が厚くなりそう。
そして、危機が到来。
皇帝への忠誠心のせいでいろいろヤバそうなギュスターブがとうとうドルムントへ直接攻撃。
その攻撃を予想し準備していた司でしたが、対空迎撃はいまいちうまくいかなった模様。
この結末はまだ不明です。単純に甚大な被害を受けているのか。あるいは上手く防ぎ切ったのか。とはいえ、対空迎撃以外に有効な防御策があるのか。マヨネーズ?
しかしあらためて思いましたが、異世界ものでは珍しく本作では戦闘力・軍事力が一番不安ですね。林檎が一番頑張ってくれていますが、そもそも司たちのだれも転生したわけではないので魔法が使えないというハンデが存在しています。
とりあえず、新たな仲間らしき女騎士の登場と、久しぶりの危機でした。
なんだかんだシリアス回も面白いですね。
次回も期待です。
以上、超余裕7話の感想でした。