因果交流電燈

本とアニメを題材にしていろいろ語るブログです。

超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!11話「桂音は悪い子を決して許したりはしないようです! 」【アニメ感想】

超余裕11話の感想・レビューです。ネタバレありです。

 

今回は二本立て。

前半は、桂音様がとても慈悲深く素敵な女性であることがよくわかるエピソード、そして後半はジャンヌの「くっころ」展開でした。

 

もちろん今回の見所は、桂音様が「説得」にとても優れているところです。その姿を見れば、きっとみんな「とっても良い子」になれるはずです。

 

とても素晴らしい回でした。

 

 

 

 

【今回の超余裕】

f:id:otokitakun:20191213005057p:plain

©海空りくSBクリエイティブ/「超余裕!」製作委員会

 

街で病が蔓延。病人の中には、エルクと忍が関わったミリンダも。

病名は敗血症。しかし桂音が準備した抗生物質の生産が追い付かないのが現状らしい。

そんな病人たちに対して何もできないことを悔しがる暁。

するとそこにギュスターヴ領の医師会連中が登場。病人を助けようともしない暁を小馬鹿にし、七光聖教が禁止しているアヘンを使えばこの病気を治せるのに、と挑発。

密かに怒った暁が、みんな助けると宣言。そこで桂音が現れ、新たな薬を石炭から作ると豪語。その宣言を嘲笑い、もし助けることができなかったらアヘンの禁止を解くようにと言って退散する医師会連中。

 

薬の制作に入る桂音。

いつもは林檎に協力してもらっているものの、今林檎は大事なものの開発に集中しているため無理。そこでリルルが魔法で手伝ってくれることに。

そして完成したのがサルファ剤。サルファ剤によってミリンダたち病人の治療に成功。

その様子を隠れて見ている医師会。その姿を見て「悪い子」と微笑む桂音。

 

医師会は桂音の薬作成を手伝った魔法師を脅して薬に毒を入れさせるという作戦について話し合い。

そこにひとり現れた桂音。瞬時に針(?)を投擲。すると体の動きを奪われた医師会連中。

医師会のボス・セレンティウス伯爵の上にまたがり妖艶な笑みを浮かべる桂音。あくまで「説得」しに来ただけだと。ただし頭の中を。脳をいじれば意見も人格も好きなように変えてしまえると言う桂音。

セレンティウスは泣きながら謝るも桂音は聞こうとはせず。セレンティウスが桂音のことを「悪魔」と表現すると、「天使」なんかよりもふさわしいと狂気の笑いを見せる桂音。

神が大嫌いだという桂音。人間を心も体も欠点だらけの存在にしたことが許せない。だからそんな無能な神の不手際を自分が修正し、素敵な世界をつくりあげる、と。

 

その後、表情も人格もまるで変わり、患者の笑顔を何よりも喜ぶセレンティウスの姿が。

対外的には、強盗が入って以来価値観が変わったということになっているらしい。

セレンティウスを「とっても良い子」と言い、微笑む桂音。

 

 

f:id:otokitakun:20191213010209p:plain

©海空りくSBクリエイティブ/「超余裕!」製作委員会

 

碧の団について調査している忍。碧の団が帝国に帰順しようとしていることが判明。

それはそれとして、忍にはひとつ心配事が。

 

その頃、碧の団団長コンラッドネウロ元帥とかいうイケメンに謁見。

ネウロは碧の団の行動を責めるつもりはないとのこと。むしろギュスターヴの方が問題だったから。

しかし七光聖教はダメらしい。しかし今の碧の団には七光聖教と戦う戦力がないだろうからと、その補強をしてやるというネウロ

そこで現れたのが、ネウロの副官だというタンガニカ。マスク野郎。力のお披露目としてラージュ・ソレイユをいとも簡単に使いこなすタンガニカ。

このタンガニカと兵1万を貸すというネウロ。そして、七光聖教を必ず滅ぼすと約束するコンラッド

 

同じ頃、林檎が開発していたものが完成。(たぶん)核ミサイル。

こんなものつくってよかったのかと迷う林檎。それに対して、国を興すのは簡単だが主権を維持するためには力が必要だと主張する司。

 

ジャンヌのところに来たコンラッドの護衛ライゼナッハ。

すると、突如襲撃されるジャンヌ。コンラッドの命令によってジャンヌを始末するつもりらしい。

最初はタイマンを挑んだライゼナッハ。しかしジャンヌに一撃食らわされた途端、部下に攻撃を指示。

そして拘束されたジャンヌ。碧の団をつくったブルームハルトを殺したのもライゼナッハだと本人から知らされるジャンヌ。

ジャンヌの命を奪う前にいろいろ楽しもうとする下衆な兵士たち。好きにしろと立ち去ろうとするライゼナッハ。

服を破かれ涙目のジャンヌ。

そのとき、第三者からの襲撃。倒れる下衆兵士。

そこに現れたのはもちろん忍。そこからライゼナッハvs忍&ジャンヌ。しかし早期決着。忍がスタンガンでライゼナッハの動きを奪い、その隙にジャンヌがグサリ。

 

その後、ジャンヌを碧の団アジトの地下に連れていく忍。そこにあったのは黄金像。

碧の団の闇を知り、崩れ落ちるジャンヌ。

ブルームハルト伯爵とジャンヌの理想は七光聖教が受け止めると、手を差し伸べる忍。

そして七光聖教と手を組むことを決めたジャンヌ。

 

直後、地下に入ってきたコンラッドとタンガニカ。

タンガニカの姿を見て「まさか」と忍。

 

今回はここまで。

 

 

 

【今回の感想】

実に面白い回でした。

個人的に、今回の桂音の話がこれまでで一番面白かったです。というか超好み。

 

桂音のことはずっと気になっていたので、今回の桂音メインのエピソードは最高でした。ついに明かされた桂音の本性。しかしその本性がまた良い。

セレンティウスに迫っていたときの桂音は『ひぐらしのなく頃に』みたいな表情になっていましたね。

さらにはその後の、脳をいじりまわす発言。『ハンターハンター』のネフェルピトーを思い出したのは僕だけではないでしょう。ご存知、皆さんのトラウマ。

特に桂音の思想はぶっ飛んでいて面白かったです。司、忍、桂音の3人がいろいろな意味でぶっ飛び3人組と言えそうですが、その中でも桂音がダントツでヤバいですね。とても素敵です。

ちなみに桂音の薬制作。『ドクターストーン』かと思いました。

 

そしてジャンヌは、登場時に予想していたように、下衆な敵の餌食になりかけました。

とりあえずこれも期待通り忍がぎりぎりで助けに入ってくれたので一安心。

それにしても、忍がタンガニカを見て反応していましたね。これまで忍の司への情報提供の中でタンガニカという存在について触れられていなかったこと、さらにタンガニカがラージュ・ソレイユを使っていたことから推測するに、ギュスターヴっぽいですね。

 

それと、ネウロとかいうイケメンな敵が登場しました。

これまでの敵とは格が違う感じ。印象としては司のライバルになりそう。

 

あと林檎が開発していたのはやっぱり核っぽいですね。この時点で核が登場するというのは意外でした。だってまだ敵のトップらしき「皇帝」が完全に正体不明ですから。

ということは、この世界で核はそこまでヤバイものではないのかもしれませんね。何より魔法がありますし。

むしろ現代技術が通用しなくなってからが司たちの本当の戦いになる、とかそんな流れでしょうか。

 

とりあえず今回は、桂音とリルルの緑髪コンビと忍とジャンヌの赤(ピンク)髪コンビが活躍した感じですね。

ただ今回のMVPはもちろん決まっています。桂音様です。

 

次回も期待です。

 

以上、超余裕11話の感想でした。