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超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!12話「超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!」【アニメ感想】

超余裕12話の感想・レビューです。ネタバレありです。

 

最終回です。

 

前回がけっこう衝撃的な回でしたが、今回はわりとまっとうな最終回らしい話でした。

今回の敵はもちろんギュスターヴ。

最後には、司がいろいろ思い悩む姿も見れました。

 

残念ながら2期制作決定の情報は今のところなし。なぜだ。

 

 

 

【今回の超余裕】

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©海空りくSBクリエイティブ/「超余裕!」製作委員会

 

碧の団アジトの地下にいる忍とジャンヌ。

そこに団長コンラッドとタンガニカが登場。

 

砕かれた黄金像をタンガニカに見せるコンラッド

すると、皇帝陛下の黄金像を砕いたことに怒りを露わにするタンガニカ。

その正体は、ギュスターヴ。

ネウロの秘術によってよみがえったらしい。その左胸に埋め込まれているのは謎の宝石。

 

ギュスターヴによって燃やされるコンラッド

隠れている忍とジャンヌも気付かれており、忍たちは逃走。それを追いかけるギュスターブはウラヌス城塞にいる人間たちを見境なく炎魔法で攻撃。

 

逃走しながら忍はギュスターヴ生存の情報を司に伝達。

そして司から対策を聞き、驚く忍。

 

ウラヌス城塞で咆哮するギュスターヴ。ラージュ・ソレイユで攻撃する構え。

そこに落とされたミサイル。

ウラヌス城塞付近は一気に火の海に。

 

もちろんミサイルを撃ったのは司と林檎。

 

これで建国の準備が整ったという司。

ラージュ・ソレイユのような戦略魔法は今後協定で禁ずる必要がある。そのためにはこちらも同等の力を見せつける必要があったとのこと。

そのためこの力はこれから人々の幸福のための懸け橋になる、と。

 

そこで、林檎に核ミサイルをつくってもらいたいと司が依頼した意図を察した林檎。

すべての責任を司が背負い、林檎が司を恨むことができるように、ということ。

同時に、この力を使わざるを得なかった自分の無力を司自身が責めているということも。

 

司がいつも誰かの幸せを考えているのを知っているから恨んだりしないと宣言する林檎。

「ありがとう」とお礼を言う司。

 

七光聖教統治下の人々を集め、司が演説。

 

碧の団を襲撃した帝国の勢力を「神の雷」によって制圧したこと、碧の団と話し合った結果、ギュスターヴ領の統治権が七光聖教に移譲されたこと、これで七光聖教がフィンドルフ領、ギュスターヴ領、アークライド領、ブッフバルト領の統治権を得たこと、そして人々が自律するためには国家の樹立が必要ということ。

 

ひとりの君主や貴族たちに支配されるのではなく、国民の一人一人が国政に参加する共和国。

その覚悟はあるかと問いかける司。賛同を込めて大歓声をあげる人々。

それを聞き、司はエルム共和国の立国を宣言

 

直後、立ち上る炎。

 

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©海空りくSBクリエイティブ/「超余裕!」製作委員会

 

司たちの前に現れたのはギュスターヴ。人間の耐久力じゃないと驚く司。

 

すると左胸の宝石の効果なのか、鬼のようなモンスターの姿に変わるギュスターヴ。

さらに炎の精霊も出現。 

 

忍と葵が応戦。

胸の宝石から力を感じるからそこを狙うようにと助言するリルル。

忍が攪乱し葵が宝石に一撃を与えることには成功したものの仕留めるまでに至らず。そして宝石が暴走したような攻撃によって吹っ飛ばされる忍と葵。

 

ギュスターヴは司たちのところへ。冷静に拳銃で迎撃する司。

ダメージを受けながらも司にとびかかってきたギュスターヴ。司はとうとうその胸の宝石を銃で撃ち抜くことに成功。

 

目の前で動きを止めたギュスターヴ。

しかし、司が「長」だとわかり、語りかけるギュスターヴ。

彼は、司の目が紛い物の凡人の目だと主張。人の業を前にした自分の無力さを知りながら、それでも多くを救いたいという理想に縋る者の目だ、と。

「黙れ」と怒る司。

「うぬぼれるな、俺たちに人は救えない」とさらに追い打ちをかけるギュスターヴ。

そして、天に選ばれた支配者という天才がいることを知れば、そのときお前は皇帝に自ら跪くことになるだろうとの言葉を残し、石化し崩れ去るギュスターヴ。

 

そして。

カグヤ、ヒバリ、シュラという美少女三人の不穏な動き。

核ミサイルの攻撃跡地を見て、それがこの世界の力じゃないと気づき、あらためて七光聖教を厄介だというネウロ

 

司が夢で見たのはギュスターヴの言葉。

自分がまがい物ということを自覚する司。

勝人、林檎、暁、葵、桂音、忍たちが彼らにしかできないことをしている本物の天才であるのに対し、自分は誰にでもできる政治をやっているだけだ、と。

そして天才ではない自分が皇帝に勝てるのかと不安に思う司。

 

エルム村のウルガ村長宅の新築祝い。

司たちの前には、現代でよく見た容器に入ったマヨネーズ。林檎がつくったらしい。

そしてみんなでの食事。

疲れた司を元気づけようとする林檎とリルル。

 

弱気になってしまっていた自分を笑う司。

こうして仲間がいれば、超人でも天才でもない自分は進んでいける、と。

 

そして、エルム共和国政府機関・七光聖教のみんなに今後の方針を伝える司。

 

ここでおしまい。

 

 

 

【今回の感想】

ギュスターヴ、しぶとい。 

 

前回タンガニカとして登場したとき、ネウロのおかげで復活したっぽかったので意思のない傀儡みたいになっているのかと思っていましたが、がっつりギュスターヴのままでした。

 

ただ、謎の宝石のせいで人間はやめていた模様。

だって核ミサイルの直撃を食らったのに生きているんですから。最後には完全にモンスターになっていましたし。 

 

同時に、核ミサイルがこの世界では必ずしも絶対的な脅威ではないことも明らかになった感じですね。

もちろん国家間の戦争では有効なんでしょうが、強力な個人を確実に倒せるわけではないということでしょうか。

 

ギュスターヴが残した言葉はやはり気になりますね。

どんだけ皇帝陛下はすごいやつなのか。

ギュスターヴは狂信めいていますが、ネウロみたいな頭がキレそうなヤツも皇帝への忠誠を誓っていることから考えても、相当なんでしょうね。

しかし何がすごいのか、まったく想像できません。たんに武力の問題ではなさそうですし。

そもそも、司もそうですが、支配や政治の天才というのがよくわからないですからね。

 

つまり、皇帝のハードルがどんどんあがっています。

 

それと、新キャラがちょこっと登場していました。

カグヤ、ヒバリ、シュラとかいう女の子3人。明らかに日本的な名前や恰好。

彼女たちと司たちがどう関わるのか見てみたかった。

 

そしてネウロはなんかいろいろ知っていそうな雰囲気。

核ミサイルの攻撃を見て、この世界の力じゃないとすぐに結論していることから、異世界関係の何らかの知識があるっぽいですね。

 

 

総じて、超余裕アニメはけっこう楽しめました。

ストーリーや展開に関してはいろいろツッコミどころもありましたが、それも楽しく見れる範囲内のものでしたし、それ以上にキャラのビジュアル面でのクオリティがずっと安定していました。

つまりは、「楽しく見れました」。これが一番大事。

 

今のところの個人的なベストキャラ1位は桂音。2位は林檎。

ベスト回は11話。

 

ジャンヌとかももっと掘り下げてほしいですし、それこそ新たなヒロイン勢としてカグヤたちも気になります。

 

とにかく、続きが気になります。

2期制作決定の続報を期待しましょう。

あるいは、原作の方に手を出しちゃいましょうか。

 

以上、超余裕最終回の感想でした。