炎炎ノ消防隊18話「発火の極意」【アニメ感想】
炎炎ノ消防隊18話の感想・レビューです。ネタバレありです。
今回の炎炎ノ消防隊はまさに王道の展開でした。強敵に敗北した後の特訓回。
しかもシンラたちの特訓相手は、最強の消防官ベニマル。本当に見せたいものを見せてくれます。
それにしても、マジでずっと面白いままですね。ハズレ回が一回もない。
【今回の炎炎ノ消防隊】
第8アジトに集まるヒバナ、コンロ、カリム。第8と協力関係を結んだ面々です。
彼らはオウビと白装束をめぐる情報交換、さらに今後の方針を話し合います。
そこで話題になったのは第8の新人。つまり、使えるのかどうか。能力も素質も問題ない、だが経験が足りないと答えるオウビ。特に対人戦闘。
そこで、第7には実戦しかしていないやつがいるからウチで面倒見ようかと提案するコンロ。
その頃、白装束たちの拠点を調査するヴィクトル・リヒト。その隣にいるのはジョーカー。
ショウの強さをリヒトに語るジョーカー。そして、シンラがどうすれば強くなるかについて考えてみるというリヒト。
特訓のために第7アジトを訪れたシンラとアーサー。直後、常に気を抜かないようにと釘を刺すベニマル。その結果、緊張を解かないように努力するシンラたち。
さらにベニマルからのアドバイス。命を意識しろ、とのこと。
最初の稽古。シンラ・アーサー対ベニマル。しかし、すぐに終了。ベニマル曰く、筋は良いが意外性がないとのこと。必要なのは必殺技。シンラの場合、スピードを活かしたもの。
そこで突然現れたリヒト。シンラのパワーアップ方法としてジェット噴射を提案。つまり、これまでのシンラの炎は無駄に拡散しがちだったが、それを圧縮する必要があるとのこと。わかりやすく、炎の凝縮を実演して見せるベニマル。それを見て感動するシンラ。
そこからシンラは必殺技の反復練習、能力自体が必殺技であるアーサーはベニマルと組手へ。
悩みながら失敗を続けるシンラと、それを見て笑うヒナタとヒカゲ。そこでシンラはベニマルを観察し、その手の動きに注目することに。
一方その頃。シンラたちに負けじといろんな開発を進めるヴァルカン。
マキの第二世代能力を活かした空飛ぶハンマーを開発。物理攻撃。
再びシンラたちの特訓シーン。
いまだ模索中のシンラ。試しにオウビの手の形を真似てみたら意味不明の暴発。
それを見ていたベニマルがシンラにアドバイス。古武術の手の型について。その中には「虎拉ぎ」とかいう足の力を増す型があるとのこと。それに合わせて気の流れをコントロールするとのこと。
ベニマルのアドバイスを受け、さらに弟ショウのことを思いながら実践してみたら爆発的な加速に成功したシンラ。それを見たベニマルは、実戦でその技を仕掛けてみろとシンラに要求。再び、シンラ・アーサー対ベニマルの戦いに。その稽古の様子を見て、ベニマルが楽しそうだと評するコンロ。
その後、「気を抜かない」という点では明らかな成長を見せるシンラとアーサー。
ちなみにシンラの必殺技のネーミングはベニマルによって即却下。
その後も第7で特訓するシンラとアーサー。なかなかの成長。
そして、シンラの弟の件をすでに聞いていたベニマルは、たった一人の肉親を守ってやれ、とシンラを激励。
今回はここまで。
【今回の感想】
面白かったですね。文句なし。というか理想的。
ちょっと前に関わり友好関係を築いた第7。しかもその大隊長は消防官最強。早速の再登場。しかもその大隊長ベニマルがシンラたちの特訓相手という最高の展開でした。
私見ですが、頼りになる兄貴分キャラの存在というのはかなり重要です。名作になるか否かを左右するほどに。
その点、本作はオウビとベニマルという二大巨頭がいます。盤石ですね。とはいえ、オウビは身近な兄貴分ですし、かなり特殊な実力者なので特訓回には馴染みません。だからこそのベニマル。
そのため今回のベニマルによる特訓は、これ以上はないと言えるほどの魅力的な展開でした。比較的最近の作品で言えば『食戟のソーマ』スタジエール編の四宮再登場と近いですね。つまり、かなり面白いということ。
他にもいくつか気になる情報がありました。
ジョーカー曰く、ショウの能力は伝導者とのリンクから来ているらしい。まだこれだけでは詳細はわかりませんが。とはいえ、やはりジョーカーがショウの強さをヤバいと思っていることは間違いないようですね。
同時にジョーカーがシンラにいろいろ期待しているということも判明しました。それが良いことかどうかはともかく。
そして、やはりリヒトとジョーカーの繋がりはいまだ健在でしたが、シンラたち寄りなのか白装束寄りなのかはいまだ不明です。あえて言えば、第三の勢力。要するにこの2人はヒソカとか申公豹みたいな立ち位置ですね。いろいろかき乱してくれるキャラ。
期待通り、スピードをさらに活かす手掛かりを得たシンラ。ショウとの再戦ではどうなるのか。
相変わらず、次回が楽しみで仕方がありません。
以上、炎炎ノ消防隊18話の感想でした。