因果交流電燈

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炎炎ノ消防隊22話「兄の意地」【アニメ感想】

炎炎ノ消防隊22話の感想・レビューです。ネタバレありです。

 

超高速鬼ごっこの回でした。あるいは、速すぎる兄弟喧嘩。

 

ショウにボコられ続け、とうとう兄として怒り始めたシンラが大奮闘。

「速さが足りない!!」とばかりに加速しまくったシンラがようやく覚醒しました。

 

ついには、ショウが冷や汗を流したりイラついたりする場面も。

 

まさにタイトル通り「兄の意地」をシンラが見せつけてくれました。

 

ちなみに、今回のショウとシンラの戦いはもう完全にDIOと承太郎でした。大好き。

 

高速過ぎる兄弟喧嘩の結果や如何に。

 

 

 

【今回の炎炎ノ消防隊

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© 大久保篤講談社/特殊消防隊動画広報課


白装束のヨナ。

そこに新たな白装束の女ハウメアが合流。ショウやシンラと同じくアドラバーストの使い手らしい。 

 

ショウとアドラリンクで繋がり、例の白黒の世界に入り込んだシンラ。

ショウ曰く、この黒い炎がアドラバーストらしい。そしてこの異次元空間は、異界アドラ。

 

そしてショウの背後には白装束姿の謎の人物。こいつが伝導者。

シンラが話しかけたものの、反応はなし。

 

直後、普通の世界に戻ったシンラとショウ。

 

宇宙の膨張熱に関与することで時間を止める能力。そのリヒトの推測を肯定するショウ。

引き続き、時間を止めまくるショウにひたすらボコられるシンラ。

 

そんな中、ずっとシンラのことを「貴公」と呼び続けるショウにとうとう怒りを爆発させるシンラ。

いい加減「お兄ちゃん」と呼べ、と。

 

そこから弟に鬼ごっこを挑むシンラ。

そんなシンラの言葉に聞く耳を持たず、相変わらずシンラをボコり続けるショウ。

 

すると、強引にショウにリンクしてきたシンラ。子供の頃のシンラの姿を見たショウ。

そのときのシンラの攻撃でショウはかすり傷を負うことに。

さらに速さを増したシンラ。不審に思うショウ。

 

異界アドラとの強い繋がり、伝導者の加護などについて考えるシンラ。

コンロやジョヴァンニなど、過去にアドラリンクが発動し感情が流れ込んできた経験を思い返し、これまでとは違って今度は自分から乗り込んでやると奮起。

 

それでもボコられ続けるシンラ。

 

先輩たちから与えられた優しさを今度はショウに繋ぐこと、そしてショウが生きていてくれたという奇跡を思いながら、「ただ速く」と加速するシンラ。

そのとき時間を止めたショウ。

しかし、その静止した世界からシンラが消失。

 

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© 大久保篤講談社/特殊消防隊動画広報課

 

戸惑うショウ。しかし時間停止の限界がきて、動き出す時間。

直後、ショウの背後の柱に衝突したシンラ。

 

今のシンラの芸当を理解できないショウ。一方、シンラの方も自覚はしていない様子。

 

とりあえずシンラが動く前に時間を止めれば問題ないとショウは判断。

しかし、その前に超高速の突進を見せたシンラ。ただし今回も外れ。

全く反応できなかったショウの顔には冷や汗。

 

そこでリヒトの分析。

高速に達したことによる分解と、さらに加速して高速を超えることで時間が巻き戻り、再生。

それがシンラの行ったこと。

 

徐々にコツをつかんできたシンラ。

直後、シンラが動く前に時間を止めたショウ。

静止したシンラに攻撃しようとしたところで、この静止した世界の中で動き出したシンラ。

そして、シンラに殴り飛ばされたショウ。

 

伝導者の加護もなくどうやって、と疑問に思うショウ。

思いの強さが大事なら、伝導者と繋がっているショウと繋がれば、そこから伝導者とも繋がれるというシンラ。

 

宇宙の膨張熱に干渉して時間を止めるショウと、超高速で動くことで時間を止めるシンラ。

同じ時間の2人。

 

そこからは、同様の能力を持つシンラとショウのぶつかり合い。

 

その戦いを観戦しているヨナとハウメア

伝導者と繋がることによるアドラバーストの覚醒、つまり第四世代への目覚めと発言するハウメア

 

互角の戦いを見せるショウとシンラ。

しかし、とうとう血を吐き、オーバーヒートが近づくシンラ。

 

そこで声をかけるリヒト。

高速に達して一旦分解されるシンラの能力。もしその途中でオーバーヒートしてしまったら、もう戻ってこれなくなる、と。

 

それを聞き、悪魔の笑みをこぼすシンラ。

ただそれは恐怖のためではなく、弟ショウと遊べることが嬉しいから、らしい。

 

必ず戻ってくる、ショウをひとりにさせないと、諦めないシンラ。

 

今回はここまで。

 

 

 

【今回の感想】

引き続き、超盛り上がる兄弟喧嘩でした。面白い。

 

あくまで弟に向き合う兄として、怒り、一緒に遊べることを喜び、そして生きていてくれたことに感謝するシンラの姿には、ちょっと感動しちゃいました。

 

 とりあえず、今回は冒頭からいくつか衝撃が続きましたね。

 

まず、シンラとショウ以外の新たなアドラバーストの使い手の登場。なんかいろいろヤバそうな見た目をしています。さらに、cvが釘宮さん。

インパクト強すぎです。

 

そして、アドラリンクによってつながった異界アドラの中で早速登場してくれた伝導者。

あのよくわからない鬼じゃなかったんですね。

しかし顔を見せることもなければ口を開くこともなく、正体は依然謎のままです。

 

あと、ショウの能力について詳しい解説があるのかと思っていましたがそこまでの追加情報はありませんでした。

結局はリヒトの推理通り、宇宙の膨張に関与した時間停止能力。

 

そんなショウの時間停止能力に対して、速さを追求したシンラも時間停止能力を獲得。

とりあえず、ここらへんの科学的な話については踏み込まない方がいいでしょうね。

だって伝導者というブラックボックスがいますし。

 

ひとつ気になるのは、今回はあくまでショウの時間停止にシンラがついていくという描写しかありませんでしたが、シンラが単純に時間を止めることが可能かということでしょうね。

おそらくですが、ショウのようなわかりやすい静止能力はなさそう。

結局シンラの時間停止は超加速の副産物ですから、ショウのような相手でない限り、「とにかく速い」という感じにしかならないのではないでしょうか。それでも強すぎますが。

 

このままだとシンラが強くなりすぎのようにも思えますが、現時点でシンラはあくまでショウを通じてしかアドラバーストを覚醒できていないので、そこらへんが今後のネックになったりするのかもしれませんね。

 

そして今回一番良かったのは、やはりショウが時間を止めた世界に入り込んだシンラのシーンですね。

明らかに『ジョジョ』のDIOと承太郎の戦闘シーンを彷彿とさせるオマージュだったと思います。

こうして新しい作品を通して、あらためてジョジョ第三部の偉大さを実感できた気がします。

 

ショウとようやく対等な戦いができるようになったシンラ。しかし、やはり付け焼刃ということもあってか、先に限界が訪れたようです。

とはいえ、もちろんシンラは諦めるつもりはまったくない様子。

 

今回では、激しい兄弟喧嘩の決着は着きませんでした。

 

さすがに次回で戦闘は終わるでしょう。

でも、なんだかんだその予想がつきません。

シンラが負けたら伝導者のところへ連れて行かれるんでしょうが、それはそれで面白そうですし、逆にショウが敗北したとしたらその後の対応が大変でしょうし。

 

だからこそ、今回ハウメアという新キャラが登場したのかもしれませんね。彼女が介入することで、またもや決着が流れることになる、とか。

でもシンラとショウは今回で2戦目ですし、これ以上のお預けはちょっとアレな気もします。

 

どうなるのか。次回に期待です。

 

以上、炎炎ノ消防隊22話の感想でした。