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ランウェイで笑って 2話「プロの世界」【アニメ感想】

ランウェイで笑って2話の感想・レビューです。ネタバレありです。

 

前回、育人の夢であるデザイナーへの道が開けたというところで終わりましたが、そんなうまくはいきませんでした。

 

なんやかんやあって今回、育人は将来有望なデザイナーのもとで修行することに。

 

そしていろんなトラブルが重なり、育人と千雪が協力して活躍する展開へ。

 

原作からの変更箇所など気になるところもありましたが、面白かったと思います。

 

 

 

【今回のあらすじ】

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©猪ノ谷言葉・講談社/ランウェイで笑って製作委員会

 

ミルネージュの社長からデザイナーとして雇われないかと誘われた育人。

 

しかし育人が高校生だとわかると、この話はなかったことに。

実は千雪が見栄を張り、育人の事を芸華大生と偽っていたらしい。

 

高校生を雇うことはできないという社長。さらに千雪は謹慎処分。

責められる千雪を見てられず、服を作らせてほしいと言ったのは自分の方だと千雪をかばう育人。

 

その後、学校で話す2人。

もう一度雇ってもらえるようにお願いしようという千雪。

対して、デザイナーになれなくても服が作れればいいと諦めモードの育人。

 

すると千雪は、育人につくってもらった服を返し、「素人が作った服は着る気ない」とキツイ一言。

それを聞いてさすがに育人も激怒。圧倒される千雪。

 

どうやら千雪は育人にデザイナーを諦めてほしくなかっただけらしい。

自分と重なる育人を通じて、自分でもパリコレモデルになれることを証明したい、と。

 

そのとき、千雪が載った雑誌を見て何かを思った育人。

自分がつくった服を着て藤戸社長のところを訪れることに。

 

開口一番、千雪はすごいモデルになると豪語。

 加えて、あらためてデザイナーとして雇ってほしいとお願い。

 

育人の才能を高く評価しつつも、まだ勉強することが多いと指摘する藤戸社長。

代わりに、最近ミルネージュから独立したデザイナーのところへ行かないかと提案。

 

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©猪ノ谷言葉・講談社/ランウェイで笑って製作委員会

 

謹慎が解かれた千雪に案内され、育人は柳田一というデザイナーのアトリエへ。

 

千雪曰く、柳田はかなり実力はあるものの性格最悪のデザイナーらしい。

 

別れ際、「ありがとう」と「がんばって」との千雪からの言葉。

 

アトリエについた途端、柳田から服を縫うように指示された育人。

 

同時に、このアトリエの労働環境がかなり劣悪であることも把握。

 

しかも育人が縫った服を破り、帰れと言う柳田。

理由は、育人にまったく技術がないから。

 

そこではじめて育人が高校生ということを知った柳田は激怒。育人を紹介した藤戸社長に対して。

合わせて、千雪に関しても悪口。

 

それを聞いて怒った育人。

そして千雪の後押しも思い出し、意地でも帰ろうとせず。

せめて自分が失敗した服は直させてほしいとお願い。「勝手にしろ」と柳田。

 

育人はなんとか服の直しに成功。

さらに、柳田を手伝わせてほしいと必死に嘆願。柳田はしぶしぶ了承。

 

そして次の日、東京コレクション。柳田のブランドも出展。

 

しかしトラブルが続出。

 

まず、モデルがひとり来れなくなってしまい、その代理を藤戸社長に頼んだら送り込まれてきたのが千雪。

 

もちろん柳田は激怒。 

しかしどう調整しても千雪を使わざるを得ず、仕方なく千雪に任せる柳田。 

 

さらに、千雪の身長に合わせて衣装を直すことを頼まれた森山が過労で倒れるというハプニング。

 

デザイン専門であり、服を縫うことはできないという柳田。

 

そこで自分にやらせてほしいと立候補したのが、育人。

 

今回はここまで。

 

 

 

【感想】

 原作も読んでいる立場からいろいろ感想を書きたいと思います。

 

まず、千雪の好感度について。

デザイナーになれるかもしれないと希望を抱いた瞬間、速攻でそれが打ち砕かれた育人。

その原因は、見栄で嘘をついた千雪。

しかも、その後デザイナーの夢を諦めた育人に向けた千雪の少々キツメの言葉。

これらのせいで千雪をあまり好きになれないと思う人もいるかもしれませんね、もしかしたら。 

 

ただ、千雪にヘイトが集まる展開はここくらいだと思いますよ。

これから先は、千雪が頼もしい場面ばかりですから。

むしろ育人のほうがいろいろとアレなことが多くなる気が。

 

次に、原作からの省略・変更は今回いろいろありましたが、特に気になったのは育人の評価に関わる部分。

今回、柳田のアトリエで服を直すシーンがかなりあっさり描かれていました。

しかし原作でこのシーンは、育人のパタンナー(服の設計図作成)としての才能が垣間見える場面でもありました。

そしてそれを最初に把握したのがスタッフの森山さん。これが、育人に「あとはお願い」と彼女が託したきっかけとなったわけです。

 

育人のパタンナーとしての才能に関する描写をほぼ丸ごとカットというのはどうなんでしょうかね。

というのも、今後デザイナーとパタンナーの違いというのが育人にとってかなり重要になってくるからです。

 

でもまだ今後の描き方によってはいろいろと調整可能なのかな?

あるいは、アニメではまず育人がわかりやすく活躍するところを見せたかったのかもしれませんね。

 

ちなみに、千雪がプロのモデルとして育人の前でも堂々と服を脱いだシーンは、いろいろな意味で素敵でした。

 

次回は育人&千雪が活躍です。

期待しましょう。

 

 以上、ランウェイで笑って2話の感想でした。