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ランウェイで笑って 4話「若き才能たち」【アニメ感想】

ランウェイで笑ってアニメ第4話の感想・レビューです。ネタバレありです。

 

育人と千雪のタッグのおかげもあってなんとかコレクションを成功に終わらせた前回。

 

今回まずは、過労で倒れた母の代わりに大黒柱になっている育人の家庭問題から。

 

さらに、育人は服飾芸華大と関わることに。

新たなヒロインやライバルが登場し、さらに芸華祭という舞台も用意され、新展開に突入です。

 

 

 

【今回のランウェイで笑って】

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©猪ノ谷言葉・講談社/ランウェイで笑って製作委員会

 

デザイナーを目指して柳田のところで働くようになったことを詳しく家族に話していない育人。

その理由は、自分が本当に柳田に雇われているのかどうかわからなかったから。

 

一方、過労で倒れてしまった母の代わりに育人がデザイナーへの夢を諦めて家族のために働いていると考えていた長女のほのかは育人と喧嘩。

 

2人のすれ違いは少し続いたものの、柳田から給料をもらうことができてようやく自信をもってほのかたちに本当のことを話した育人。

育人の口から再び「デザイナーになりたい」という言葉を聞くことができ、涙を流すほのか。

 

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©猪ノ谷言葉・講談社/ランウェイで笑って製作委員会

 

この前のコレクションで倒れてしまった森山が柳田のアトリエを辞めることに。

どうやら親が強引にそうさせたらしい。

 

そんなトラブルに見舞われたものの、展示会に柳田と2人で挑む育人。

 

展示会に来ているのは大物ばかり。

トップデザイナーの綾野麻衣、日本一の服飾大学である服飾芸華大学の学園長など。

 

そして有名百貨店のバイヤーが柳田のブランドの服を購入。

それが大量の注文だったため人手が必要となり、育人が芸華大学園長に助っ人の用意を頼みに。

 

前回の柳田のコレクションを手伝っていた学生から育人のことを聞いて興味津々だった学園長。

柳田への助っ人を準備する代わりに、育人に芸華大の学園祭への参加を要請。

 

そのまま学園長と一緒に芸華大を訪れた育人。

その直後出会ったのが、芸華大4年の綾野遠。

学園長曰く、芸華大史上トップかもしれないほどの実力者。

 

それを聞いた途端、柳田の助っ人として遠を勧誘する育人。

そのお願いを最初は断ろうとした遠。しかし服のシルエットを見る育人の「目」に何かを感じ、助っ人依頼を了承。

 

後日、助っ人として柳田のアトリエを訪ねてきた綾野遠と、もうひとり。芸華大1年生の長谷川心。

心は先日の展示会で柳田のブランドのモデルを務めていた女性。

また、遠が綾野麻衣の孫であることを知った育人。

 

しかしここでまたトラブルが発生。 

納品予定の服に使用されるシルキー加工の特注生地を扱っている工場がダメになったとのこと。

 

結果、シルク生地のバイアスカットという別の方法を選んだ柳田。

すぐに仮縫いを遠に命令。しかしまず育人に作ってもらいたいと提案する遠。

 

作り方がまったくわからないながらも柳田の指示に従い服を作った育人。

しかしその出来はひどいもの。柳田も「力不足」と一蹴。

 

次いで遠がつくることに。

プロが縫っている姿を初めて見て、育人は自分との差を痛感。

 

遠がつくった服をパターンにおこすことになると、それを指示されたのが育人。

 

すると、完成された服を一目見ただけでほぼ誤差なくパターンを書き起こすことができている育人。

それを見た遠は、綾野麻衣のもとで自分が20年かけて養った「目」を育人はすでに手にしかけていると確信。

 

その後、アトリエに残った柳田と遠の2人。

いずれは綾野麻衣の元を離れ独立するという遠。そのパートナーとして育人をもらっていいか、と柳田に質問。

 

今回はここまで。

 

 

 

【感想】

今回も結構駆け足でしたね。

 

前回は原作2巻のほぼ全部を一話にまとめていましたが、今回は3巻を消化していました。

 

例えば、原作にはあった千雪と育人のデート回がまるまるカットされちゃっています。

重要なところだったかといえばそうでもない気もしますが、千雪と育人の絡みはできるだけ描いてほしかったというのが本音です。

 

とりあえず今回重要だったのは、遠と心の登場と、芸華祭という新たなステージですよね。

遠と心の2人は一応柳田ブランドの仲間に加わりましたが、その立ち位置がどのようなものかはだいたいわかるでしょう。

 

遠はライバル、心は新ヒロインです。

まあ、心の方はもっといろいろ複雑ですが。

 

ちなみにアニメであらためて見ても思いましたが、遠が育人の目の良さに気づいたきっかけのシーンは、ちょっとばかり強引というかチープな感じがするのは否めませんね。

 

学園長が育人のことを気に入って連れてきたという流れがせっかくあったんですから、少しくらいは遠が育人を試すみたいなところがあってもよかったんじゃないかな、と。

 

遠がイジった服のシルエットの違いを指摘する件がそのままだとしても、遠が何かしたことを前提にその意図をもっと楽しそうに尋ねるとか、ひとりでぶつぶつとシルエットの違いについて考えてみるとかだったらもっと印象が違ったような。

 

なんといえばいいのか、育人は天然と弱気が混ざっているせいで、場合によってはちょっと嫌味でご都合主義的な感じに見えちゃうのかな。

 

まあここらへんは弱気な主人公が基本的にあまり好きじゃないという私の好みの問題なんでしょうね。

 

今回から新たな展開に入ったので、次回からも期待しましょう。

 

以上、ランウェイで笑ってアニメ4話の感想でした。