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ランウェイで笑って 3話「ランウェイで笑って」【アニメ感想】

ランウェイで笑って3話の感想・レビューです。ネタバレありです。

 

育人&千雪の活躍回。

 

いろんなハプニングが重なったものの、千雪に似合う服をつくるということで育人が頑張りました。

 

今回の総評。千雪が可愛かったので良き。

原作漫画での印象よりもはるかに千雪が可愛く感じました。

 

 

 

【今回のランウェイで笑って】

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©猪ノ谷言葉・講談社/ランウェイで笑って製作委員会


千雪の衣装の直しを自分にやらせてほしいと柳田に直談判した育人。

 

柳田は、育人を紹介した藤戸社長の言葉を思い出し、ブランドが何でできているかだけ考えろと言葉を残し育人に任せることに。

 

しかしいざ作業を始めると、裾の処理の問題に躓きテンパる育人。

そんな育人の頬を叩き「私を見て」と目を覚まさせる千雪。そして「得意でしょ、私に似合う服つくるの」と激励。

 

柳田のコレクションが開始。

千雪の出番まであとわずか。

 

千雪の手も震えていたことに気づき、気を引き締め直す育人。

スタイルの良さ、力強さといった千雪の良さを踏まえ、さらに千雪の緊張が解けるような服にしたいとデザインを考案。

 

切った裾を丸めてベルトで止めるなどの強行手段を利用しつつ作業を進めたものの、どうしても時間が足りず。

しかしそこで千雪の前のモデルがウォーキングで時間稼ぎをしてくれることに。

 

そのおかげでなんとか服が完成。千雪の出番。

 

低い身長の千雪が登場した途端ザワつく会場。

とはいえあまりにも千雪に似合った服だったため、千雪の起用には何か狙いがあるのでは、と思われることに。

 

ただここでさらにハプニング。

スタッフのミスで千雪が履いているヒールは一度折れたもの。

 

直後、ヒールが折れて躓いた千雪。

 

しかしその反動で育人の仕掛けが発動。

あえて留めなかった最後の糸がほどけ、蝶が舞うように服が変形。

 

窮地を救ってくれる育人のことを思い、ランウェイで笑う千雪。

 

会場からは大きな拍手。

 

そしてその後も無事大きな拍手とともにコレクションが終了。

 

コレクションの成功に感動している育人。

「この拍手の半分はお前にやる」と柳田の言葉。さらに、「欠片ほどはデザイナーに向いているんじゃないか」と。

 

その後、育人に今度は拍手全部もらおうと言う千雪。

つまり、育人自身のブランドで。

 

しかし柳田信者のフィッターからのキツイ言葉も。

コレクションが成功したのはあくまで柳田がデザインした他の服のおかげであって育人の功績ではない、と。

 

それでも千雪は、育人の服で人生を変えられた人がいたかもしれないと激励。

 

そして、育人がデザイナーになりたいと宣言した姿を、かつての自分の姿に重ねた柳田。

 

今回はここまで。

 

 

 

【感想】

育人が活躍していましたが、個人的には千雪の頑張りが見れたことの方が良かったです。

これまでの千雪はなんだかんだ迷惑ばかりかけちゃっていたイメージが強かったですから。

 

とはいえ、アニメの方はどちらかというと育人の活躍をメインにしたかったようですね。

そこらへんは原作からのカットやアニオリ描写から少し伺えます。

 

例えば千雪がランウェイに登場した瞬間観客はどよめいていましたが、原作では一応千雪のウォーキングの良さなどを褒める声もありました。

それもあったから、小柄である千雪を起用したことには柳田の意図があるのかもと思わせることに成功していたんですよね。

わずかなカットではありますが、千雪のモデルとしての実力を示す上では必要だったんじゃないかなと思います。

 

逆に育人の方にはアニオリ描写が追加されていました。

藤戸社長が育人のデザイナーとしての才能を柳田に語っていたところです。こんなシーンは原作漫画にはなかったと思います。

 

今回のコレクションでの育人の活躍を強調する上では有効だったのかもしれませんが、この時点で育人を「デザイナー」として過剰に評価することには少し問題があるような気もします。

今回はあくまで千雪のための服を作ったらやっぱり育人はすごかった、くらいで落ち着かせておいた方がいろいろ良かったような。

 

ただ、新人編集者新沼の描写がアニメでは少し抑えめになっていたところは悪くなかったと思います。

外側から育人や千雪を評価する視点として必要だったとは思いますが、原作では少し冗長だった気がしていたので。

 

原作との比較なども含めて、今回も楽しめました。

 

次回から新展開。期待です。

 

以上、ランウェイで笑って3話の感想でした。