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ランウェイで笑って 1話「これは君の物語」【アニメ感想】

ランウェイで笑って1話の感想・レビューです。ネタバレありです。

 

ついにアニメが始まりました。

アニメ化が決まる前から原作コミックを読んできた身としては嬉しい限りです。

 

本作は、デザイナーを目指す主人公・都村育人と、パリコレモデルを目指すヒロイン・藤戸千雪の物語。

つまり、ファッション。

 

キャラ的に言えば、基本的に主人公が〈弱〉でヒロインが〈強〉です。

もちろんその逆の展開も頻繁にありますが。

 

だからこそ、本作の見所は育人と千雪のどちらが主人公なのか常にわからなくなるところでしょうかね。

 

意外と主人公とヒロインがここまで対等な作品は少ない気がします。

 

 

 

【今回のあらすじ】

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©猪ノ谷言葉・講談社/ランウェイで笑って製作委員会

 

モデル事務所社長の娘であり、パリコレを目指す将来有望なモデルだったものの、身長が伸び悩みモデル生命を絶望視されることとなった千雪。

 

そんな千雪が出会ったのが、目立たないクラスメイトであり、デザイナーを夢見ながらも家庭の経済的事情によってその夢を諦めようとする育人。

千雪はそんな育人に自分を重ねることに。

 

父の事務所ミルネージュから、パリで活躍するモデルとなることをあくまで諦めない千雪。

あるとき彼女は育人に自分が一番魅力的に見える服を作ってほしいとお願い。

 

すると、かつてクビになってこれまで何度も挑み続けてきたミルネージュのオーディションに、育人が作った服を着て参加した千雪は見事合格。

 

しかし、ひとつ問題が発生。

オーディション直前、ファッション誌の街角スナップで撮影された際、育人の服をミルネージュの服だと嘘をついてしまった千雪。

 

しかもそのスナップを有名モデルが気に入り発信したことで、育人の服への問い合わせがミルネージュに殺到。

 

結果、ミルネージュ社長の千雪パパに呼び出されることになった育人。

育人のデザインを買い取らせてほしいとお願いされ、さらにミルネージュのデザイナーをやらないかと誘われることに。

 

今回はここまで。

 

 

 

【感想】

原作漫画からはいろいろカットされているところもありますが許容範囲内ですし、かなり良かったと思います。

 

まず、CV花守ゆみりさんのおかげで、千雪がちょうどよくマイルドで可愛くなっている気がしますね。

キツすぎず茶目っ気があって、とても良き。

 

育人のCV花江夏樹さんは、もう想像通り。

 

あと細かい点で良かったと思ったのは、最初のオーディションのシーン。

千雪の評価が書かれていましたね。これは原作漫画にはありませんでした。

詳しい評価項目は不明ですが、おそらく身長以外はかなりの高評価。この時点で千雪がモデルとして身長以外は凄いということが印象づけられています。

 

ちなみに少し気になったのは、千雪が育人に服制作を頼んだシーン。

原作では、「わたしが一番魅力的に着れる服作って」

アニメでは、「わたしが一番魅力的に見える服作って」

 

総体としては同じなのかもしれませんが、重点は違っていますね。

モデルではなく服を魅せるという直前の雫さんの言葉からすれば、原作のセリフの方が正しそうです。

ただ、原作コミック最新巻を踏まえるとアニメのセリフの方が良い気もします。

 

この微妙なセリフ変更は意図的なんでしょうかね?

 

とりあえず今後も期待できそうです。

 

以上、ランウェイで笑って1話の感想でした。