因果交流電燈

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ブラッククローバー120話「夜明け」【アニメ感想】

ラクロアニメ120話の感想・レビューです。ネタバレありです。

 

悪魔との戦いが前回で終わり、今回はその戦後処理。

 

仲間たちと合流して久しぶりのほのぼの感もちょっと見れた一方で、多くの別れもありました。

 

長かった戦いの結末にふさわしい良い回でした。あと、セクレが可愛かった。

 

 

 

【今回のブラクロ】

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© 田畠裕基集英社テレビ東京ブラッククローバー製作委員会

 

最後はアスタの一撃によってとうとう倒された悪魔。

 

しかし悪魔の触手魔法による浸食はまだ終わらず。急ぎみんなで影の王宮から脱出することに。

 

ただ触手の浸食はすさまじく、ルミエルの光魔法の効果も限界。その窮地を救ったのが、影の王宮に侵入していたヴァルトスとラデス。

ヴァルトスの空間魔法によってノエルたちも全員合流。

 

ついでに、同じく影の王宮に侵入していたゲルドル元団長とレブチはヤミに見つかり脱出に利用されることに。

 

そして全員揃って影の王宮から脱出に成功。

 

しかし、まだエルフたちとの戦いが続いているクローバー王国。

そこで動いたのが、パトリ。

アスタの滅魔の剣で転生魔法を解いてもらい、ヴァンジャンス団長が復活。

 

そしてヴァンジャンス団長の世界樹魔法とリヒトの宿魔の剣による合体魔法を発動。

エルフたちに真実を告げると同時に、その魂をひとつに繫げることに成功。

 

さらにその樹にアスタの滅魔の剣を使うことで、その効果がすべてのエルフに波及。

結果、全員の転生魔法が解除され、天に舞っていくエルフたちの魂。

 

そんな中ライア、ヴェット、ファナの3人は、二度目の転生によって、もともと魂がなかった体に魂が定着してしまったために、転生魔法が解除されないらしい。

その3人に、今の世界で生きてくれとお願いするリヒト。

 

ヤミに対し素直に「楽しかった」と言うシャルラ。

 

自分の中にいたエルフのことをリヒトに尋ねるユノ。

それに対しリヒトは、息子と一緒に戦っているようだったとユノに感謝の言葉。

 

そしてアスタの魔導書について、もうそれはアスタのものだから同じ道を歩ませてあげてほしいと言い残し、天に舞っていったリヒト。

 

そのとき、ラデスが死霊魔法を突如発動。

リヒトの肉体に蘇生された、パトリの魂。

 

自分が踏みにじってきた人間のことを考え続けろとパトリに怒りを向けるラデス。

戸惑いつつも、償うための時間を与えてもらったことに感謝するパトリ。

 

そしてヴァンジャンスとパトリはユリウスのところへ連れていってほしいとヤミにお願い。了承するヤミ。

 

その後、国の復興作業にとりかかる魔法騎士団。

 

ようやく痛みを感じ始めたアスタを治療するミモザと、それを呆れながら見ているミモザ

そこに、悪魔との因縁を終わらせてくれたことの感謝を告げるルミエル。その隣にはセクレ。

ノエルとミモザは目の前にいるのが本物の初代魔法帝だと聞き驚愕。

アスタはセクレの正体がネロだと気づいていた様子。そんなアスタをこれまで通りイジるセクレ。

 

そこでとうとう体の限界がきたルミエル。

自分も一緒に行くと言うセクレに対し、自分たちの分も未来を見届けてほしいとお願い。

 

ルミエルに仕えることができて幸せだったと涙ながらに告げるセクレ。

500年も待っていてくれてありがとうと感謝の言葉を残し、消えていったルミエル。

 

その頃、ユリウスのところを訪れたヤミとヴァンジャンスが目撃したのは、ユリウスらしき子供。

 

今回はここまで。

 

 

 

【感想】

良かったです。

もう雰囲気的には最終回の直前って感じ。とはいえまた次回新たな問題が提示されるようですが。

 

まず、影の王宮からの脱出劇を見て思いましたが、やっぱり空間魔法ってめちゃくちゃ便利ですね。

それこそチームに一人は必ずほしいくらい。

 

そして、転生魔法が解かれたエルフたち。

特にリヒトがいなくなってしまったのはショックですね。ただ最後に、関係が深いと言っていいユノとアスタに言葉を残していったところがとても良かった。

 

残されたエルフ4人は今後どうするのか。

そもそも彼らは王国のルール的に許されることになるんでしょうか。

少なくともしばらくの間は償いも含めて静かに過ごすことになりそうです。

でも、今後アスタたちのピンチの際に駆け付けてくれるみたいな展開を期待したくなります。

 

ルミエルとセクレの別れのシーンも良かったですね。

最後までルミエルが笑顔を絶やさなかったのが印象的でした。

 

そしてセクレにとってやはり大切なのはアスタたちですね、当然。

悪魔との戦いのときにはアスタへの信頼と期待がいっぱいだったセクレが、戦いが終わった途端これまでのネロの振る舞いと同様にアスタに意地悪していたところは、とても良きでした。

ネロの正体であるセクレを見て「これはこれで可愛い」とちょっと嬉しそうだったノエルも面白かったです。

 

そして最後に衝撃。どうやら生存していたらしいユリウス。

時間魔法で巻き戻してどうにかしたとかそんな感じでしょうか。その分なんらかの副作用とかありそうですが。

いずれにせよ、良かったですね。

 

ちなみに、今回特に好きな場面は、影の王宮内で合流したみんなをルミエルが嬉しそうに眺めているところ。

個人的なプチオススメシーンは、影の王宮から脱出するときに胸を隠していたファナ。

 

なにはともあれこれで最大の山場を過ぎた感じですが、今後はどうなるんでしょう。

エルフと悪魔の一件は初期の頃からずっと続いていた戦いですから、それが一応無事解決した以上、これからは本当の意味で新展開ですもんね。

 

大枠で言えば、三つの可能性がありますね。

今回の件も踏まえつつ悪魔についてもっと踏み込むことになるのか。

あるいは、エルフや悪魔とは別の新たな敵が外部から登場するのか。

それとも、今後しばらくはクローバー王国における新たな内部問題に対処することになるのか。

 

この中では三番目の内部問題が最もありそう。次回タイトルの「3つの困ったこと」っていうのもそれっぽいですし。

その3つの問題はなんでしょう。まずは復興かな。次に、ヴァンジャンスの裏切りやエルフ化の影響などを踏まえた魔法騎士団の再建とか?あとは、ユリウスが子供の姿になったことから考えて、彼がかなり弱体化してしまったとかもありそう。

 

何よりも、次回予告で子供版ユリウス(?)とヤミの前に集められていたのがアスタ、ミモザ、ノエル、セクレというのも気になります。

 

そこらへんの王国内問題に対処する中で悪魔の問題とかも絡んでくることになるんじゃないでしょうかね。

 

次回からどう物語が動くのか楽しみです。

 

以上、ブラクロアニメ120話の感想でした。