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ちはやふる3 第18話「あらざらむ」【アニメ感想】

ちはやふるアニメ3期18話の感想・レビューです。ネタバレありです。

 

詩暢の不調や周防名人の逆襲など、波瀾に満ちて盛り上がる回でした。

 

やはり、主人公勢が外野となる今回の名人戦・クイーン戦のようなバトルは面白いですね。どう転んでもおかしくないから。

千早にいたっては今回主人公というより詩暢の親友ポジションでした。まあそれが良かったんですが。

 

 

 

【今回のちはやふる

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©末次由紀講談社・アニメ「ちはやふる」プロジェクト2019

 

名人戦・クイーン戦第二試合。

 

祖母が自分を政治的に利用していたこと、千早が修学旅行を理由にクイーン戦で戦うという約束を破ったこと、そのショックを引きずり調子を崩す詩暢。

集中力を欠いたまま決着。

第二試合の勝者は猪熊さん。クイーン戦における初の黒星となった詩暢。

 

一方、名人戦第二試合。

敗北した詩暢を見つめる周防名人。

結果、二試合目も原田先生の勝利。

 

名人戦0-2、クイーン戦1-1。

名人とクイーンともに挑戦者に追い詰められる展開。

 

試合後の控室。

三人目の子をお腹に宿している猪熊さん。体調は悪そうだが、試合に関しては問題なさそう。

一方、振袖を脱ぎ捨て、気持ちが不安定な詩暢。

 

1対1になったクイーン戦は休憩を挟み、名人戦第三試合。

これまでにない積極性を見せて圧倒する周防名人。

結果、17枚差で名人の圧勝。

しかし不敵な笑みを浮かべる原田先生。

 

休憩中、詩暢のところへ向かい一緒にお参りをした千早。

クイーン戦第三試合の前には、半ば強引に詩暢に襷を装着。

千早につられて笑顔を取り戻す詩暢。

 

名人戦第四試合、クイーン戦第三試合。

 

調子を取り戻し、札への愛情全開で優勢の詩暢。

 

第三試合を捨てていた原田先生。この第四試合に勝負をかけ、頻繁な札移動で攪乱しつつ全力で攻めて優勢。

そしてもうひとつ。千早から聞いていた周防名人の弱点。視界の端の札が見えていないらしい。それを踏まえた送り札。

相手が最強の名人だからこそ、そのすべての特徴を利用してでも勝ちにいく原田先生。

 

今回はここまで。

 

 

 

【感想】

詩暢が負けちゃいました。これはなかなかの事件。

 

どうせなら初の黒星は千早であってほしかったというのが本音ですね。

新に負けたのはいろんな意味でノーカウント。あれはむしろ新の強さをはっきりさせるうえで超重要でしたから。

 でもまあ今回勝った猪熊さんは良いキャラなので悪い感じにはなりません。詩暢の不調という背景もわかりやすかったですし。

 

その不調の原因の一端となったのが千早。

やはり前回の千早の発言は軽率でした。というか、詩暢との約束を破ったことに今さら気づいたんかいとツッコミたい。

千早のキャラ的にいって、約束を破ったことを詩暢に謝る場面があってもよかったんじゃないかな、なんて思います。

でもまあ今回詩暢が復活するきっかけになったのが千早だったのはとても良かった。

 

それでも、やっぱり千早がクイーン戦予選よりも修学旅行を選んだのは未だに理解しかねます。 まあそのおかげで貴重なバトルが見れたわけですが。

 

そして名人戦の方も面白い。

二敗した後の三試合目、これまでとは違って積極的に勝ちにいった周防名人。

その一方で原田先生は、三試合目は最初から捨てるつもりだったという。

イヤな戦い方をするという意味では実は似た者同士の2人。それでも原田先生の方は根がまっすぐなので許せちゃいます。

 

ちなみに、詩暢ママと振袖の提供元である日高屋の会話を試合前に周防さんが聞くという原作にはあったシーンがカットされていたところはちょっと気になりました。

名人はもとから三試合目は勝つつもりだったんでしょうが、それでも少し熱くなっていたように思えるのは、そういった詩暢を取り巻く雑音にムカついたからでしょうし。

 

名人戦・クイーン戦ともに最大の山場に入りました。

 

次回も超期待です。

 

以上、ちはやふるアニメ3期18話の感想でした。