ちはやふる3 第19話「みをつくしてや」【アニメ感想】
ちはやふるアニメ3期19話の感想・レビューです。ネタバレありです。
周防名人の過去やかるたへの姿勢が明らかになった今回。
本気を出して反撃に出る周防名人。しかし原田先生も強い。
名人戦はデッドヒートです。
そしてクイーン戦は今回で決着。
そろそろ名人戦・クイーン戦編も終わりです。蚊帳の外状態が続く千早・新・太一はどうするのか。
【今回のちはやふる】
周防名人の過去。
親の元を離れ、叔母の兼子ちゃんに面倒を見てもらっていた周防。
どんどん視野が狭まり見えなくなってしまうという病気にかかっている兼子ちゃん。
そんな兼子ちゃんから「ひとかどの人間になりなさい」と言われ東京に送り出された周防。
東大でかるた会に入りどんどん頭角を現すようになったものの、そのときゆきこちゃんと同じ病気が発症。失明する可能性もある病気。
音を感じ取るのが大事なかるたならばいけるかもと思い、ついには名人に。
しかし強くなりすぎた結果対戦したがる者がいなくなり、退屈を感じるようになった周防はいろいろ工夫するように。今日は20枚でも勝つとか、相手に4回お手付きさせる、とか。
かるたが好きなわけじゃないという周防名人。だから続けるためには誰かの情熱を食べなければならない。
そして今、目の前には原田先生。
原田先生リードで進んできた名人戦第四試合。
後半に入り決まり字が短くなってきた結果、感じが良い周防名人が連取して猛攻。一気に差がなくなり互角に。
しかし苦しいときほど基本に忠実な取りで対抗する原田先生。
原田先生曰く、周防名人のかるたは取りやすい札を自陣に固めるという単純なもの。そのため原田先生も敵陣を積極的に攻めつつ自陣を守りやすい。
いつの間にか、クイーン戦の方を見ることもやめ、敵のミスを誘うのではなく札を取ることに集中し始めた周防名人。そして取り方も押さえ手ではなく払い手に。
息を切らし、焦り始めた周防名人。
そんなとき原田先生が送ってきた不自然な札。
運命戦を見据えた「読まれない札」の可能性。気を取られる周防名人。
しかし原田先生の方も膝の痛みが限界。
一方その頃、詩暢優勢のクイーン戦。
猪熊さんも負けじと取り返すも、最後はお手つきをしてしまいダブで終了。
クイーン戦第三試合勝者は詩暢。2勝1敗でクイーン位を防衛。三連覇。
そして名人戦の方は、とうとう運命戦に突入。
今回はここまで。
【感想】
周防名人の過去が明らかになりました。
大事な人の存在や、嫌らしいかるたをするようになったきっかけなど。
やっぱりこういう過去を見ちゃうと、これまではヒールに思えた周防名人のことが嫌いになれなくなります。
原田先生が感じに頼らないかるたを追求しているのに対し、たとえ目が見えなくても音を感じれば一番になれる世界だからこそかるたをしている周防名人。対照的なかるた観ですね。
かるたの技術も情熱も原田先生の方が圧倒的に勝っていますが、少なくとも周防名人もただ単に才能があったからという理由だけで競技かるたをしているわけではないことがわかりました。
まあ性格が悪いことにかわりはありませんが。
クイーン戦の方はけっこうあっさり決着がついちゃいました。
とはいえ詩暢が一敗するという衝撃がありましたから、それだけでも十分大波乱でした。周防名人の一敗とはわけが違います。
とにかく今回は原田先生が強かった。
そのおかげで周防名人が焦るところをついに見ることができましたね。
クイーン戦は順当に詩暢が防衛しましたが、名人戦は原田先生が勝つのか、それとも周防名人が防衛して五連覇か。
次回で名人戦も決着でしょう。
期待です。
以上、ちはやふるアニメ3期19話の感想でした。