因果交流電燈

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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅡ・9話「戦闘娼婦(バーベラ)」【アニメ感想】

ダンまち二期9話の感想です。ネタバレを含みます。

 

今回はようやく春姫の救出が本格化した回でした。

ベルくんは一体何を思うのか。

 

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© 大森藤ノSBクリエイティブ/ダンまち2製作委員会

◆今回の内容

アイシャに覚悟を問われ答えられなかったことを悔やむベル。

春姫の言葉も踏まえ、ベルはあらためて自分が憧れる英雄について考えます。

 

そのときベルの右手が光り出しました。

 

ベルは春姫の救出に向かうことを決心します。

命も喜んで協力することに。

 

ベルと命は二手に分かれ、まずベルが陽動し、命が春姫救出に向かいます。命が失敗した場合の連絡手段も確保しています。

 

ベルはとにかくファイアボルトを連発しまくり、イシュタル・ファミリアのアジトに潜入。しかし、フリュネとアイシャたちに捕捉されました。

 

窮地に立たされたベル。しかしそこでイシュタルが現れ、フリュネたちをさがらせます。

 

打倒フレイヤの意志とそのために春姫の能力が有用であることを伝えるイシュタル。ベルはイシュタルの部下に抑えられています。

ベルに対して魅了を試みるイシュタルと、抵抗するベル。

ベルの抵抗を訝しむイシュタルは、ベルのスキル「リアリス・フレーゼ」の存在に気づき、動揺します。そのスキルでどうやって抵抗できているのかわかりませんが、とにかくその隙にベルは逃げ出しました。

 

その一方、春姫の前に現れた命は春姫を説得します。

しかし春姫の沈痛な叫びに命が答えられない中、イシュタル・ファミリアの面々が乱入し、命はなんとか一時撤退します。

 

春姫の儀式が始まり、あらためて命が乱入。

正面からの戦闘で命は追い詰められますが、決死の魔法で敵の隙をつくります。

 

そこで満を持して突入したベル。とうとう殺生石を砕きます。

 

ここで今回はおしまいでした。

 

◆感想

前回情けないまま終わったベルくんの再起戦でした。

彼がいかなる英雄像を抱いたのかについては、次回まで持ち越しですね。

少なくとも彼が思う英雄は、娼婦である春姫も救うことを選んだようです。

 

前話で懸案事項だったファミリアへの影響に関しては、わりとあっさり決断していました。

しかしそれも悪手とは言えないでしょう。実際、今回ヘスティアたちも別行動でイシュタル・ファミリアのアジトに乗り込んでいますから。

あくまで視聴者の視点から言えば、ベルが真剣に春姫を助けるために戦争に巻き込まれることになったらヘスティアやリリ、ヴェルフが反対するはずがない、とも思うのですが。

でもまあベルが躊躇してしまったのも仕方がないとは言えます。ある種のトラブルメーカーではありますからね。

 

また、ベルくんを気に入っているフレイヤのファミリアもとうとう動き出しました。さすがにこれだけ動きがあって把握できていないはずがないですし。

 

春姫の苦悩も理解できますが、ベルくんがガチで救出に動き出した以上、もはや彼女の抵抗は無意味でしょう。それが主人公という名の理不尽です。

問題はベルくんが春姫をいかに説得するかですね。

「とにかく可愛ければ娼婦だろうが助ける」なんて身も蓋もないセリフがそのまま出ることがないのはたしかでしょう。おそらく。

 

戦闘面ではフレイヤ・ファミリアの介入がどうなるか楽しみですね。

ヘスティアたちとイシュタルたちがこのまま戦争になるとは思いませんから、フレイヤ・ファミリアが格の違いを見せつける流れになりそうですね。というか、そうなってほしい。

 

しかし今エピソードに限っても、ヘスティアフレイヤ、イシュタル、春姫ですか。

ベルくんもずいぶん罪深い男になりましたね。

 

次回も気になります。

 

以上、ダンまち二期9話の感想でした。