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警視庁 特務部 特殊凶悪犯対策室 第七課-トクナナ-1話「一は凶兆を、七は幸運を」【アニメ感想】

トクナナ1話の感想・レビューです。ネタバレありです。

 

オリジナルのアニメですね。

正直、現時点の評価としてはあまりよくありません。

 

基本的にこういった少し真面目なタイプのオリジナル作品は良作が多いという印象ですが、本作はその期待に応えてはくれませんでした。少なくとも今のところは。 

いつからかアニメは最低でも3話まで見ないと何が起こるかわからないというのが定説になっているので、これからですね。

 

【今回のトクナナ】

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©特殊凶悪犯対策室 第七課

 

まず、人間だけでなくエルフやドワーフ、吸血鬼などが表面上は共存している世界が舞台。

 

主人公・七月清司は、かつてテロ事件に巻き込まれ、そのとき助けてくれた警官に憧れて自らも警官になることに。

 

警官になったばかりの非番の日に、七月は銀行強盗に巻き込まれます。

その人質の中には同じく警官の一ノ瀬という男が。

七月は一ノ瀬といろいろ作戦会議をすることに。

 

 

犯人一味が逃亡に連れていく人質として女性が選ばれたところで、名乗りを上げた七月。しかし、ぶん殴られて失神。人質が一人増えるだけの結果に。

 

逃走する犯人たち。

それを追跡するクセが強い警官たち。彼らがトクナナ。

 

そこからなんやかんやあって、トクナナが犯人グループを制圧。

共犯だった銀行員が狂信的に唱えたのは「ナイン」という名。

どうやら七月が巻き込まれたテロを起こしたのもナインらしい。

 

事件後、七月は異動。

そこには一ノ瀬たちの姿が。

トクナナと関わってしまったために厄介払いされてしまい、そこで七月を引き取ったのがトクナナとのこと。

 

七月の警官人生は波乱の幕開けとなったのでした。

 

今回はここまで。

 

【今回の感想】

うーん、どうでしょうか。

グッと掴まれるようなポイントが特になかったですね。

とりあえず、本作を見てまずは『サイコパス』を想起しました。他にもいくつか思い浮かぶ作品がありますね。

今のところすべてがテンプレ通り、というか。それ自体は悪くないんですが、せめて何かしらのフックが欲しかったところです。少なくとも、かわいいヒロインがいるだけで印象は違った気がします。僕のような男性視聴者は単純なので。

あるいは、本作は女性をターゲットにしているのかな?まだわかりませんね。トクナナのメンツを見る限り、その可能性は十分にありそうですが。

 

また、これはあくまで個人的な好みの話ですが、信念『だけ』立派な主人公というのはあまり好きではありません。

最初にそうしたキャラ設定が出された時点で、後に何か特別な能力が現れたり急に成長したりしても、「は?へ~」となってしまいます。だったら、本作で言えば一ノ瀬が主役の方が良いだろって思います。

 

正直、無能キャラの成長はあくまでサイドストーリーとして描くべきだといつも思います。しかし、気弱・ナヨナヨ・ウジウジ・信念だけの主人公が最近多いですね。個人的にはそれだけで少しマイナスです。その手の主人公で許せた作品として今思い浮かぶのは『グレンラガン』くらいでしょうか。

 

成長を描くならば、『スラムダンク』の桜木みたいな主人公であってほしいです。個人的な好みですが。

 

とりあえずトクナナに関しては、今後に期待です。

せめてストーリーが重厚であることを願います。

 

以上、トクナナ1話の感想でした。