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炎炎ノ消防隊13話「仕組まれた罠」【アニメ感想】

炎炎ノ消防隊13話の感想・レビューです。ネタバレありです。

 

前回、オウビ対ベニマルという大興奮の戦闘シーンがありました。

そして今回は、前話のタイトルから示唆されていた通り、いきなりめちゃくちゃな戦場が出来上がりました。

そのため注目所が盛りだくさんの回でしたが、第7も第8も含めて、各キャラの特徴を踏まえてそれぞれが自らの役割を遂行するといったエピソードでした。

その意味で「誰が一番活躍したか」といった問題ではなく、全体として盛り上がりましたね。

 

やはり、面白い。ここしばらくずっと連続して面白いのは、なかなか珍しいのではないでしょうか。

この騒動が収束したら、少し息抜きがあったりするのかな?

 

 

 

【今回の炎炎ノ消防隊

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© 大久保篤講談社/特殊消防隊動画広報課

 

 

前回から続き、コンロの回想。

鬼みたいな焔ビトを前に、ベニマルを強引に避難させたコンロ。

気が付き現場に戻ったベニマルが見たのは、炭化しているコンロ。そして今回の行動の理由として、頭としてふさわしいのはベニマルだと語るコンロ。

そこに遅ればせながら現れたのが、怪しさ満点の第4。ベニマルたち浅草の自警団を第7として組織することを提案。

返事は少し待ってほしいと返したコンロ。皇国を利用してやろうとベニマルを説得。

 

回想終わり。

 

コンロはベニマルのためなら命は惜しくないと発言。神妙な表情の第8。

そんな中、シンラだけが反論。命に安いものはない、と。

全員のヒーローになりたいと望むシンラはコンロに、自分を使ってほしいと発言。

その言葉を受けて、シンラに大事な人ができるまでは頼りにする、と返したコンロ。

そして、聞き込みに向かうことにしたコンロ。協力することにしたオウビたち。

 

浅草の町の調査。見間違いを発端とした諍いが頻発。

コンロと第8は、ヒカゲとヒナタの言い争いの現場に。

何が何だかわからない中、アーサーがヒカゲに一発お見舞い。曰く、あれはただの女装したおっさんだ、とのこと。

直後、様子がおかしくなったヒカゲ。

 

主犯は、精神状態がヤバそうな白装束(cv.松岡さん)

 

混乱の中、蟲による焔ビト化現象も勃発。

白装束たち曰く、パワースポットである浅草では適合者が生まれるかもしれない、また鬼が生まれるかしれない、とのこと。同時に、第8も始末するつもり。

 

第8は、第7の管轄である浅草の特色を踏まえ、ひとまず住民の救助と避難誘導をすることに。

その瞬間、炎の狙撃。タマキとシンラはこの狙撃がレッカ事件のときのものと同じだと

判断。炎の矢による射撃の対処に動くシンラとアーサー。

 

射撃の特徴から、接近を嫌がっているのか、あるいはシンラを第8から距離を取らせようと誘っているのか、このふたつの意図を推測したシンラ。

地上のアーサーと共に、2人で対処することに。

 

一方、ヒカゲに化けていたおっさんを尋問するコンロたち。

狂信的な言葉を繰り返し、燃え始めた男を鎮魂する第8。

そして住民の避難誘導が第8の言葉では上手くいかないことを伝えるオウビ。ベニマルの消息を案じながら、行動に出るコンロ。

その頃ベニマルは、焔ビトへの対処にかかりきりで避難誘導が上手くいかない様子。彼もまたコンロのことを思います。

 

一方、白装束の2人(矢を撃つ女と接近戦のフード男)と遭遇したシンラとアーサー。

シンラとベニマルの連携の拙さとそれを踏まえた相談、そして対処する相手の錯綜もありつつ、白装束を責めたシンラ・アーサー組。

追いつめられた結果、矢の女に撤退を言い渡し、蟲を口にしたフード男。

 

その頃、高台からベニマルを呼ぶコンロ。その声に気付きつつ、目の前に現れた焔ビトを鎮魂するベニマル。

そして鎮魂を終え、発火するベニマル。

 

今回はここまで。

 

 

 

【今回の感想】

面白い。今回もかなり充実していました。

 

もう今回は一番の見所とかではなく、ベニマルとコンロ、シンラとアーサーなど、各キャラがそれぞれ活躍したので、ずっと面白かったですね。

 

もはや第8と完全な共同作業に入っている第7。

以前ベニマルはコンロの方が大隊長としてふさわしいと発言していましたが、今回はその点を掘り下げる回でもありました。

今回のエピソードを見る限り、結局はベニマルとコンロが2人でいることで上手くまとまるということなんでしょう。

若干表現が難しいところですが、コンロが「キャプテン」であり、ベニマルが「エース」なんでしょう、おそらく。あるいは、コンロが「部長」であり、ベニマルが「キャプテン」か。

まあ要するに、『ちはやふる』の太一がコンロ、千早がベニマルですかね。奇しくも、太一とベニマルの声優はどちらも宮野さんですが。

 

一方、第8。前回オウビの戦闘がありかなり楽しめましたが、今回はシンラ・アーサーコンビの戦闘がようやく見れました。

これまでのアニメを見る限り、シンラはともかく、アーサーはどうしてもアホキャラの印象しかなかったので、今回ようやくがっつり活躍が見れた気がします。

実際、白装束を追い詰める結果になりました。

 

とはいえ、今後の謎もありました。

フード男による蟲の食事、過去にコンロが戦い今回フード男の発言にもあった「鬼」という存在。

 

戦闘シーンの盛り上がりも、ストーリー上の謎も、まだとどまることを知りません。

 

相変わらず、次回も楽しみです。

 

以上、炎炎ノ消防隊13話の感想でした。