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ブラッククローバー112話「信じられる人間」【アニメ感想】

ラクロアニメ112話の感想・レビューです。ネタバレありです。

 

なんか予想をはるかに超えて良い回でした。面白かったです。

ドロシー団長戦とゴーシュ&マリー戦がともに決着です。その結末もさることながら、ドロシー団長の可愛さ、エルフたちを襲った悲劇の一部、アスタの剣が抱える不穏さ、そして可愛いノエルなど、見所満載だったのではないでしょうか。

 

本物のドロシーもエルフ化ドロシーも可愛かったです。

 

 

 

【今回のブラクロ】

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© 田畠裕基集英社テレビ東京ブラッククローバー製作委員会

 

何でもアリのドロシーの夢世界に巻き込まれ苦戦しながらも、その特性を逆手にとったサリーの発案によって脱出の扉を出現させることに成功した黒の暴牛。

しかしそこでドロシーがとったのは、出現した複数のドアを消すのではなく塞ぐこと。すると、すべての扉が鎖で閉ざされることに。

 

あらためてピンチになったマグナたち。そこで何かひらめいたラック。

その策とは、マグナ、チャーミー、バネッサの魔法によって、曖昧なドロシーの偽物を見せること。エルフに転生して今2人の魂が同居しているドロシーだからこそ、その偽物を見て思い浮かべてしまうのが、本物のドロシー団長。

結果、本物のドロシー団長が夢世界に出現。いつも通り寝たままと思ったらすぐに覚醒。目覚めたら実はキャピキャピのお姉さん。

そこからは本物のドロシー団長とエルフ化ドロシーの戦闘へ。夢を共有できる珍しい相手に興奮する本物のドロシー。もう双方何でもアリのめちゃくちゃな戦い。

その間にバネッサたちは魔力回復。

 

その頃、ゴーシュ&マリーと戦うアスタたち。

アスタはブラック化したものの、強い魔力に誘導されるというその特性をゴーシュに見破られ苦戦。

そんな中、ひとり飛び出したヘンリー。魔力を吸収されるゴーシュたち。この特性は魔法ではないからマリーの魔法で防ぐこともできず。

しかしそれでも魔力が枯渇することはないゴーシュ。それは百も承知のヘンリー。あくまで自分が犠牲になった隙に、他のみんなが仕留めるという捨て身の策。

直後、「生きろ」とアスタの言葉。黒の暴牛とかかわったことでまだ死にたくないと思うようになったヘンリーは涙。ゴードンとグレイの連携でヘンリーを救い、その隙にゴーシュたちに攻撃を叩き込むアスタ。

 

アスタたちに追い詰められたゴーシュとマリー。そのときゴーシュが思い出したのは、転生前にエルフが襲撃された過去。欲まみれで下衆な笑いをうかべていた王族たちの顔。

しかし、目の前にいるアスタたちはそいつらと違い自分たちと同じだと判断したゴーシュ。邪神が暴走する前に好きにしろと降伏宣言。本物のゴーシュとマリーを取り戻すために、因果にも介入する滅魔の剣を使用するアスタ。

すると、アスタが持つリヒトの剣の代償について助言するゴーシュ。それも覚悟の上で、お前たちのことは忘れない、とアスタ。

 

目覚めた本物のゴーシュとマリー。

自分と妹のことしか考えていないヤツのことなんか放っておけば良かっただろ、というゴーシュ。しかしそれに対して呆れるアスタたち。

結果、恥ずかしそうに感謝を告げるゴーシュ。

 

そのとき、2人分の夢を支えきれなくなった夢世界が崩壊。同時に、夢世界の中の本物のドロシーは消失。でもどうやら楽しんだ様子。

現実世界に戻った直後、マグナとラックの連携魔法で倒されたエルフドロシー。

 

とりあえず黒の暴牛メンバーの大半が合流。さらに、眠りに入ったドロシーにアスタが滅魔の剣を使い、転生魔法解除に成功。

その現場にゾラとノエルが上空から接近。その場に混ざりたいノエルがゾラと一緒に落下し、みんなと合流。

フィンラルはいまだ回復中とはいえ、これで黒の暴牛が集合。ヤミの後を追うことに。

 

今回はここまで。

 

 

 

【今回の感想】

盛り上がりました。

 

まず、ドロシー団長戦。

発動者の思うがままの空間に誘い込むというのは、能力者のバトルものでは良くある展開ですが、それに能力者本人を出現させることで対処するというのは初めて見た気がします。

本作独自のエルフ化などの特殊な条件を利用した策ではありましたが、転生後の団長と本物の団長との戦闘という貴重な戦いも見れたので大満足です。

そして、本物のドロシーがまさかの天真爛漫なキャピキャピお姉さんキャラでした。でも可愛い。冷静で清楚な雰囲気のエルフ化ドロシーとの対比を見ても、どちらも魅力的でした。

ドロシー団長、良い。

 

ゴーシュ戦ではやはりヘンリーが捨て身の策に出たものの、なんとかうまくまとまりました。主人公アスタの面目躍如ですね。

エルフの悲劇についての大事な回想シーンもありました。そしてゴーシュ戦で特別だったのは、これまで繰り返されてきた邪神化を本人が危惧してその前に降伏したことですね。しかもはっきりとアスタたちを認めたうえで。

物語上のマンネリ回避という側面もあるでしょうが、エルフたちの性格の違いなどが伺えました。

 

とうとう黒の暴牛が集結しました。突撃したヤミと負傷中のフィンラルはともかく。そしてサリーはすっかり馴染んでいます。

とりあえずこれで黒の暴牛メンバーの救出は完了。他にもエルフ化した魔法騎士団団員は残っていますが、ここからは本格的にパトリやサードアイなどのボス戦に入りそうです。

 

次回も楽しみ。

 

以上、ブラクロアニメ112話の感想でした。