アズールレーン10話「【残響】漂白されし紅の記憶」【アニメ感想】
アズレンアニメ10話の感想・レビューです。ネタバレありです。
前回は綾波歓迎会の様相を呈していましたが、今回再び物語が動きました。
ともに問題を抱えるアズールレーン陣営と重桜陣営。その中心はエンタープライズと加賀。
赤城を失った加賀はやはり独断専行。
そしてエンプラは幻想に翻弄されつつ、セイレーンのピュリファイアーと戦闘へ。
開戦前夜、あるいはクライマックス前の混乱状況。そんな感じの回でした。
しかしここで残念なお知らせ。
続きの11話と最終回12話の放送は3月まで延期だそうです。
まあ、、、待ちましょう。
【今回のアズレン】
黒いメンタルキューブやエンタープライズの問題を抱え、動きにくいアズールレーン。
再び幻想に苛まれているエンプラ。自分に似た何者かとの対峙。
黒のメンタルキューブの分析はまったく進まず。
そして赤城を失った今加賀がどう動くのか、という危惧も。
重桜のみんなが心配だという綾波。アズールレーンのみんなは良い人だけど重桜のみんなも大切だから、重桜のみんなを助けたいと。
その発言を聞いて、頑張ろう(ジャベリン)、綾波の大切な人は自分にとっても大切な人(ラフィー)、自分たちが友達になれたんだから重桜のみんなとも仲良くなれる(ユニコーン)と答えるみんな。
重桜。
赤城がいなくなったため、オロチ計画を一時休止することにした長門。
オロチなくして重桜の未来はないと反対する加賀。
しかし長門は応じることはなく。
翔鶴や愛宕などが集まり、オロチ計画の一時休止をめぐり議論。
重桜だけにとどまらない不穏な雰囲気について話している瑞鶴と高雄。すると瑞鶴は、綾波を助けたジャベリンとラフィーの姿を思い出し、あの娘たちも頑張っているんだから自分たちも変わらないと、と前向きに。
幻想の中で赤城の姿を見た加賀。赤城は天城のもとへ。自分がいなくなってもその力は新しい子たちに受け継がれていくと語る天城。
その2人の姿を見ていた加賀の回想。赤城と加賀と、オブザーバー。黒いメンタルキューブはあらゆる想いを集める。そのため、そこから作られる船は過去を再生し未来を思うがままにつくり出すという。たとえ死んだものでも生み出せる。
たとえ言う通り死んだものを生み出せたとしてもそれは本物ではないと受け入れようとしなかった赤城。しかしさらに赤城に話しかけるオブザーバー。大事なのは天城が隣にいる事実でしょ、と。
そして、赤城の隣に自分の居場所がないとしても赤城の望むがままにしたいと決心する加賀。
幻想に惑わされるエンプラ。相手はエンプラに似た謎の人物や天城の姿を借りたオロチ。
自分は人の思いを映し出す鏡だというオロチ。そこで気を失ったエンプラ。
目覚めたエンプラの前にはベルファスト。どうやらエンプラは廊下で倒れていたらしい。
そして、もう私に構うなとか、戦えない自分には価値がないとか言っているエンプラを強引に連れ出すベルファスト。
行先は食堂。ベルファストの「食べなさい」との言葉に気圧され、「はい」と答えて食べることにしたエンプラ。
戦いを疎んじているにもかかわらず戦い続けたのはなぜかと問われて、自分が戦うための存在だからと答えるエンプラ。それにに対し、安易な答えに逃げるなと返すベルファスト。答えをもう知っているはずなのに今は見失っているだけだ、と。
直後、襲撃を受けたアズールレーン基地。
敵は単独で基地内に侵入してきたセイレーンの上位個体ピュリファイアー。
黒いメンタルキューブを奪い逃走するピュリファイアー。それを追うベルファストやシェフィールドたち。
ベルファストが攻撃を仕掛けたものの効かず。さらに量産型セイレーンを多数出現させたピュリファイアー。
そこでエンプラも出陣。ジャベリンの危機を救いつつ、ベルファストたちとピュリファイアーが交戦している海域に到着。エンプラを見て嬉しそうに攻撃を仕掛けるピュリファイアー。
重桜陣地。
オロチの秘密を探りに大型建造船がある洞窟を訪れたプリンツ・オイゲン。
すると船の前には加賀の姿。加賀は単独で船を出港。
その衝撃に揺れる重桜。
今回はここまで。
【今回の感想】
ピュリファイアーちゃんも発言していたように、まさに前夜祭でした。
この前の大規模戦を経て、ともに問題を抱えることになったアズールレーンと重桜。
その問題の主役はエンプラと加賀。
エンプラは、主にベルファストの助けを借りながらも救済されそうな感じ。
加賀は、赤城への思いが重すぎて暴走。
そのため今回は、主人公・エンプラとヒロイン・ベルファスト、主人公・赤城とヒロイン・加賀、この2つの恋愛物語を見ているような気持ちになりました。尊い。
今後の流れとして大きいのは、ジャベリン、ラフィー、ユニコーンが綾波と一緒に重桜を助けることを明確に表明したこと。そして同じく重桜の方でも、瑞鶴がラフィーたちの行動に感化されて変わろうとしていることですね。
彼女たちを中心としてアズールレーンvs重桜の対立構造が解消されることになりそう。
ただそうなると懸念されるのが鉄血ですね。特にオイゲン。彼女は鉄血におけるエンプラや赤城の立ち位置にいますし。
オイゲンはキャラ的に暴走したりはしなさそうですが、いろいろと考えすぎて変なことをするとかはありそう。そこらへんをニーミが抑えてくれたりしたら良いですね。
あと、セイレーンのピュリファイアーが登場しました。
オブザーバーやテスターと違って狂気の天真爛漫キャラ。
セイレーン側もどんどんにぎやかになってきました。
そして、オロチ。幻想のなかとはいえついに登場しました。
とりあえずはオロチ自身の言葉通り、思い(想い?)を映す鏡なんでしょう。あるいはオブザーバーちゃんのセールストークを真に受ければ、思いによって過去の再生や未来の変更が可能。
気になるのは、そのオロチをセイレーンがどう利用しようとしているのか、また、オロチがどんなふうに敵となるのか。
ちなみにですが、これまでワンポイント的に多くのキャラを登場させてきた本作。今回は川内型姉妹の川内、神通、那珂が登場。意外でしたが嬉しかったです。
特に神通は原作アプリでトップクラスの強キャラとして有名。重桜編成の中核。
とりあえず、これからクライマックスに突入するところで今回は終わったわけです。
しかし次回は3ヶ月後。過ぎてみればきっと早いものですよ、たぶん。
また、延期に合わせてなのか1月からは再放送もあるようです。
まあ気長に待ちながら、次回に期待です。
延期した分のクオリティー面も含めて。
以上、アズレンアニメ10話の感想でした。