因果交流電燈

本とアニメを題材にしていろいろ語るブログです。

俺を好きなのはお前だけかよ1話「僕ってほんと、どこにでもいる平凡な高校生なんだ」【アニメ感想】

俺好き1話の感想・レビューです。ネタバレありです。

 

視聴開始早々、洪水のように続くテンプレの波。

 

なるほど、直球のハーレムものか。

気楽にそう思えていれば良かったのですが。。。

 

 

 

【今回の俺好き】

 

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©2018 駱駝/KADOKAWA/「俺好き」製作委員会

 

どこにでもいる平凡な高校生、如月雨露(ジョーロ)。

ジョーロの幼馴染の天真爛漫女子、日向葵(ひまわり)。

ジョーロの親友、大賀太陽(サンちゃん)。

ジョーロを可愛がる生徒会長、秋野桜(コスモス)。

 

この完全なテンプレの布陣よ。

 

なんやかんやあって、ジョーロは土曜にコスモス会長と、日曜にひまわりとデートすることに。

 

まずはコスモス会長とのデート。

なかなか良い感じ。からの、告白の雰囲気。

 

そこでコスモス会長が伝えたのは、太陽(サンちゃん)が好きということ。

衝撃を隠せないジョーロ。

コスモス会長はサンちゃんとの仲を取り持ってくれないかと依頼。コスモスの真剣な表情を前に承諾するジョーロ。

 

続いて、ひまわりとのデート。

ほうほう、これもまた良い雰囲気。

そんな中、ひまわりが「好きな人がいる」と発言。

 

その名は、サンちゃん。デジャブかな?

好きになったきっかけもコスモス会長と同じ。

これもまた同じくジョーロに協力を申し出るひまわり。ショックを受けつつ、承諾するジョーロ。

 

 

とりあえず発狂するジョーロ。

どうやら鈍感純情ボーイを演じてテンプレ学園ラブコメに備えていた模様。

 

しかし方向修正。

2人が1人の男を狙っている以上、あぶれた一人をゲットできるのではないかというゲスの極み作戦。

 

かくして、本性をさらけ出すことにしたジョーロ。

どこにでもいる平凡な高校生から、どこにでもいる平凡なモブにジョブチェンジ

 

登校時、「ひまわり」あらため「ビッチ」に遭遇したジョーロ。

コスモスからの相談も明かしつつ、一応は協力の姿勢。

とりあえず、サンちゃんと2人きりの時間をひまわりに与えることに。

 

次いで、「コスモス」あらため「アバズレ」と遭遇。

ひまわりのときと同じく、2人の味方であることを宣言。

とりあえず、コスモスとサンちゃんの繋がりを作り出すことには成功。

 

ひまわりとコスモスとの協力関係、そのすべてを一時でも忘れるためにジョーロが逃げ込んだのは図書室。

しかしそこには三色院菫子(パンジー)の姿が。

彼女は地味で大人しい図書委員のはずだが、なぜかジョーロに対してだけは毒舌満開。

 

そんな彼女は、ジョーロが2人の少女の恋路を応援していることも把握している様子。

曰く、ジョーロをストーキングしているから。

 

そこで突如現れたベンチ。

「好きな人がいる」というどこかで聞いたことのあるセリフがパンジーの口から。

当然、サンちゃんの名を待つジョーロ。

しかし、パンジーが発したのは、「ジョーロ君が好き」との言葉。

驚きつつ、表の顔で受け流そうとするジョーロを糾弾するパンジー

彼女はジョーロの裏の顔?であるゲスな一面をご所望。

応じるジョーロ。

好意を隠さないパンジー。明確に拒否するジョーロ。

 

とりあえず、パンジーの要請で、これから昼は図書室で2人きりで会うことに。

 

かくして、俺を好きなのはお前だけかよ、というわけでした。

 

今回はここまで。

 

 

 

【今回の感想】

 あえて言おう。これはNTRものだと。

 

まあ冗談はさておき。

 

あれ、かなり面白くね?

観終わってみると、タイトルの意味もわかって「そりゃそうか」となりますが、冷静に考えてみるとなかなか面白い設定だなと思いました。

テンプレを見事に悪用しています。

 

肝心な第一話というものをうまく使っていますね。僕のような視聴者の心はもう鷲掴みです。

 

ちなみに、これは「凝っている」とまで言えるのかはわかりませんが、コスモス会長とのデートでは「SUN BACKS」、ひまわりとのデートでは「たいよう公園」というその名の通りのスポットが登場していますね。 

こういった細かい配慮が見られるのは好きです。

 

とりあえず主要キャラ全員がなにかしらの裏を持っているというところからスタートなわけですね。ジョーロの視点からではありますが。

ひとまず設定上、正妻戦争にエントリーしているのはパンジーだけですね。でもまあ今後ひまわりやコスモスがジョーロの方へ向くことも大いにあります。というか、その可能性がなければ物語が貧困になりそう。

 

直近の鍵となるのはサンちゃんの裏でしょうね。彼にも裏がないはずがありません。

それと、パンジーの素顔の可愛さとかかな。

 

なんとなくの印象ですが、本作はジョーロよりもパンジーが主役に思えますね。

こういった「私はわかっているから」的なヒロインは、主人公顔負けの活躍を見せてくれるものですから。わかりやすい例で言えば『まどマギ』のほむらがそうですね。

 

あれ、やっぱりこれって結構名作の匂いがする。

 

もちろんラブコメらしい緩さも歓迎ですが、今後の物語展開がかなり楽しみです。

 

期待大。

 

以上、俺好き1話の感想でした。