戦×恋(ヴァルラヴ)10話「酔う乙女」【アニメ感想】
ヴァルラヴ10話の感想・レビューです。ネタバレありです。
強くて優しいポンコツな姫君スクルドとチョロイン七樹の2人が今回のメインでした。
前半はスクルド率いる邪神派との戦闘。後半は酔った七樹の誘惑。
さらに、四乃が少し多めに登場してくれたのも見所でした。
そして相変わらず今回も拓真にイラつきました。
【今回のヴァルラヴ】
拓真たちのところへ乗り込もうとする邪神派の姫君、メイド、ガルム。
そんな3人の前に突如立ちはだかったのが、一千花。
一千花は姫君たちを追い返すことが目的。しかし姫君は譲ろうとせず。そしてメイド・レスクヴァとガルムに戦うように指示する姫君。
すると、「ガルム」という名を聞いた途端激昂した一千花。妹にちょっかいを出したことへの怒り。一瞬でガルムを殴り倒し、さらにレスクヴァを人質に。一気に劣勢になった姫君。
その様子を遠くから眺めているタカちゃん。不意打ちが一千花に効かないとわかっているため、別の手段をとることに。
レスクヴァは姫君にひとりで逃げるように進言したものの、姫君はレスクヴァを見捨てようとせず。
その間にも、死角からひとり近づいていることを感じている一千花。ソイツに攻撃を仕掛けようとした瞬間、それが操られた人間だと判明。タカちゃんの仕業。
その一瞬の隙にレスクヴァにキスをした姫君。すると姫女神(ノルン)が発動し、姫君は変身。さらに卵のようなものが複数出現し、そこから悪魔が同時に3体召喚。
姫君の正体は、ノルン第三女・スクルド。能力は「卵」。
一気に形勢が逆転。
そこに拓真と七樹、五夜が到着。五夜はすでに変身済み。それでも苦戦しそう。
しかし、なぜか疲弊した様子のレスクヴァを見て、今回はただの顔見せだと言い残して撤退したスクルド。
邪神派もスクルドという半神半人(ハーフ)を投入してきたことを知り、気を引き締め直す二葉たち。
というのも、純血とは異なりハーフは人間界でも本来の能力を発揮できるから。
なにはともあれ、ひとまず困難を凌ぐことに成功。
倉の中にいる四乃にご飯を持ってきた七樹。七樹は四乃の体調を心配。四乃は七樹から勧められた漫画を気に入った様子。
そして、早く拓真に会いたいと言う四乃。拓真のことを「あるじ様」と呼びながら。
一千花の胸を揉むミッションに成功した拓真。しかし一千花のレベルは全然上がらず。どうやら一千花がまだ拓真を恋人と認めていないのが大きな理由らしい。七樹のレベルがぐんぐん上がったのは、彼女がチョロインだから。
その後、拓真と一千花は一緒に買い物に行くミッションを終えて帰宅。
高価な筋肉本を大量に買ってしまった一千花。
他方、何の本を買ってきたのか七樹に尋ねられてなぜか慌てて誤魔化す拓真。
その後、姉妹たちはノルン対策会議をすることに。
通常人間界では悪魔を一日一体しか召喚できないが悪魔生みの能力者はAPの限り何体も悪魔を召喚できるとのこと。しかもノルン三姉妹は邪神派の主力部隊らしい。
そんな会議の中、詐欺に引っかかった一千花は未だに呆然自失。慰める姉妹たち。
七樹はさっきの拓真の不審な態度をずっと気にしている様子。そして拓真が買ったのはハレンチな本ではないかと推測。すると動揺して九瑠璃のメカ用の液体を飲んでしまった七樹。その副作用は、酔うこと。
酔った七樹は拓真に対してずいぶん積極的。彼女を部屋に連れていき寝かせることになった拓真。
本なんかに負けたくないと誘惑する七樹と、徳川家歴代将軍の名前を必死に思い浮かべる拓真。
拓真が慌てた衝撃で我に返った七樹。そのとき拓真が購入した本がデート本だったということも判明。恋人としての勉強のために買ったとのこと。
八雲の「告白しちゃえば」という言葉を思い出す七樹。
直後、七樹には好きな人がいるのかと尋ねる拓真。好きという感情について知りたいらしい。自分はあくまで役割としての恋人だから大丈夫、との無慈悲な言葉も添えて。
結果、拓真をぶん殴る七樹。
そして、好きな人はいるがソイツは全然気づかないと答える七樹。そのとき彼女が密かに考えていたのは、今告白してもフラれるに決まっているし、そうなると恋を糧にして戦う戦乙女としてどうなるかわからない、ということ。
そのため「待ってる」とだけ七樹が言うと、「頑張ってください」と笑顔で返す拓真。あらためてシバかれる拓真。
そして。
大規模な攻撃を仕掛けようとするスクルドと、その迎撃に挑む二葉。
今回はここまで。
【今回の感想】
やっぱり姫君スクルドは少しポンコツ風味でした。彼女の予想以上に一千花が強かったせいでもあるんでしょうが。
レスクヴァへの対応などを見てもスクルドは単なる悪人だとは思えません。きっといい娘です。そう思いましょう。
あと個人的に注目だったのは四乃の登場。
七樹は四乃に対しても敬語なんですね。他の姉妹たちと四乃の絡みも早く見たいです。
四乃が拓真のことを「あるじ様」と呼んでいる理由も気になります。その呼び方を七樹が特にツッコまなかったのも謎ですが。
そして後半のエピソードは、七樹のチョロインっぷりがいつも通り可愛かったということに尽きます。
拓真については、ヒロインたちの可愛さを引き出すためだけの舞台装置と考えるべきでしょう。難聴系・鈍感系主人公には慣れているつもりですが、拓真は独特なウザさをもっていますね。未だに慣れません。
もういっそのことスクルドにやられちゃったほうが。。。
次回はスクルドたちとの大きな戦いになるようです。そして活躍するのは二葉っぽい。
もう佳境ですね。
次回も期待しましょう。
以上、ヴァルラヴ10話の感想でした。