食戟のソーマ 神ノ皿 5話「終わったぜ、お前」【アニメ感想】
ソーマ4期5話の感想・レビューです。ネタバレありです。
ソーマ・タクミ・田所のトリオが挑んだ3rdBOUT。
今回、田所vsもも先輩、そしてタクミvs叡山の戦いが決着です。
タクミの結果は予想通り。しかしそれ以上に重要だったのは田所の結果でしょう。もはや第3の主人公と言える田所。いろいろ爪痕を残してくれました。
【今回のソーマ】
連隊食戟3rdBOUT・田所vsももの続き。
田所のどら焼きにはまだ秘密が。どら焼き中央に、りんごのコンフィチュール。タクミの力も借りた味変の工夫。
そして審査へ。
結果は、2対1。田所の工夫を評価したアンが田所に一票。
勝者、もも先輩。
ソーマやタクミ、他のみんなに笑顔で敗北を謝罪する田所。しかし労いの言葉をかけるエリナの前で、とうとう涙を流した田所。
勝利したもののどこか不満げなもも先輩。「可愛くない」と繰り返しながら、田所のことを「田所恵」とフルネーム呼び。
慰めの言葉を田所にかけることもなく、ただその代りに激励めいた伝言を残し去っていく四宮。
そんな田所の悔しさをわからないはずがないソーマとタクミ。
次の注目はタクミ。テーマ食材の牛肉を用いた和食・時雨煮と、さらにピザ生地を調理するタクミ。
そんなタクミをゲス顔で眺める叡山。美作の一件も含めてタクミを挑発。
その後、時雨煮のピザの焼き上げの工程に入ったタクミ。
それを見た直後、「終わったぜ、お前」と叡山の言葉。
叡山の料理に使われているアーティチョークという素材。そこに含まれているシナリンという成分は、食材をより甘く感じさせる効果を持つとのこと。
すでに焼き上げに入り修正が効かないタクミ。叡山が先に品を出すことで、その味は台無しになることに。
挑発を続ける叡山が品を完成。牛ロースト。審査員は絶賛。試食させてもらったソーマと田所も衝撃。
しかし一切の動揺を見せないタクミ。勝利を確信しながら、調理を完成。
出された品は、牛の時雨煮とチーズオンリーのハーフ&ハーフピザ。そして、時雨煮の方を先に食してほしいと要求するタクミ。
反逆者側が不安に見守る中、おいしさに衝撃を受ける審査員たち。
柚子味噌ソースを調整していたというタクミ。叡山の牛ローストを先に食べている場合に限って味のバランスが釣り合うように。結果、叡山の皿を前座にすることで、時雨煮単体よりも深い味を得ることに成功。
タクミに詰め寄る叡山。
タクミが時雨煮を調理すると分かってからアーティチョークを仕掛けたから、タクミが事前にソースを調整するのは不可能。いつアーティチョークを使うと分かったのか、と。
対するタクミの返答は、「最初から」というもの。素材が決まった時から、叡山がアーティチョークを使うと予想していたタクミ。連隊食戟という状況、叡山の過去の食戟、そして食戟が始まってからの観察。結果、タクミの思う通りに動いた叡山。まるで美作のようなトレース。
タクミの品を大絶賛する審査員。
しかしまだ終わらず。半月を2つ合わせたかのようなタクミのピザの残り半分。叡山の前座も含めた、第餐の皿。
4種のチーズから成るクアトロ・フォルマッジ。叡山のアーティチョークの苦み、時雨煮の甘味、そしてクアトロ・フォルマッジの塩味への見事な変化。
結果、タクミの勝利。
そして安定の叡山の顔芸。
今回はここまで。
【今回の感想】
田所が負け、タクミが勝ちました。
まずタクミの勝利は想定内でした。なんだかんだ叡山はすでにソーマに敗北していますし、だからこそタクミは勝たなきゃダメだろ的な。
見事だったのは、美作のストーカー気質を受け継いだタクミ。過去の経験を無駄にしないという感動よりも、タクミの新たなヤバさが際立っちゃいましたが。
そして、これもある意味では予想していたことでしたが、田所の敗北。ここで田所が負けたのはたしかにショック。いくら相手がもも先輩だとはいえ。
そういえば、アニメでは田所がもも先輩との対戦を自分から志願するというシーンがなかったですよね。 田所が自分を変えようとする良い場面だったのですが。
負けたとはいえ、田所はもも先輩相手に2対1の判定という結果を残しました。食戟で判定が割れたのはたぶん初めてじゃないでしょうか。その意味で田所はたしかに頑張りました。
しかし、田所が残したのはそれだけではありません。それについては今後、次第に明らかになっていくでしょう。
3rdBOUTも残りはソーマ戦だけ。
以上、食戟のソーマ4期5話の感想でした。